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平日 晴天 17:30 先客6名 後客5名〝小江戸川越 二泊三日ラーメンめぐり〟川越行脚も二日目となり、本日の三食目(二日で7杯目)に選んだのがコチラだ。RDBで予習をしておこうと見ていると川越市総合ランキング第7位の人気を誇る店のようだ。お店情報のメニューの中に「和風」の言葉を見つけると、あっさりを連想させるので連食疲れの胃袋にはありがたいと心が動いた。先ほどの川越市の「麺屋 はなぶさ」から東武東上線にて一駅だけ揺られて再び川越駅に戻ってきた。連泊先のホテルのチェックインまでは時間があるので、それまでの時間をクレアモールを散策して時間を過ごした。夕方5時にチェックインを済ませると、すぐさま乗り馴れたバス停に向かった。もはや通勤バスのように毎日乗っている東急バスウエスト 若02系統に乗車すると、休日と違って観光客が少ない蔵通りをスイスイと進んだバスは15分ほとで最寄りの小久保バス停に着いた。そこからは交差点を左折し道沿いに歩いて行くと大きな看板を見つけた。近づいていくが暖簾などの目印が見えず不安になるが、店先までたどり着くと営業中の看板が見えた。店内からは食事を済ませて先客たちが出てきている。平日の夜にもかかわらず噂通りの人気店のようだ。店内に入ると券売機が見当たらないので、とりあえずカウンターに腰を下ろす。卓上には両面にびっちりと品書きが書かれたメニューが置いてある。その中にお目当ての和風のお題を見つけて口頭でお願いした。ご夫婦だろうお二人で切り盛りする店内を見渡すと、ご近所さんらしい客がほとんどだ。中には80歳を越えていそうな年配の女性もいらっしゃる。これはあっさりへの期待が高まる。店内は年季の入った風格が漂っている。調理場では鶏ガラと皮付き玉ねぎや白ネギの葉先の青い部分が静かにコトコトと寸胴鍋の中で炊かれている。ちょうど客が入れ替わったタイミングだったのか先客分の調理が続けられている。ご主人の手際の良さは見事で奥様の配膳やバッシングも素早いのだが、メニューが多いとのトッピングのバリエーションも豊富なので少々時間がかかっているようだ。そんなお二人のコンビネーションを眺めていると着席して13分ほどで我が杯が到着した。その姿は粉引きの多用丼の中で荒々しい景色を見せている。液面を覆った多くの具材の陰で麺の存在を確認できない程だ。特に水菜の緑色が彩りとしたのインパクトを表現しているが、不得手な水菜が第一印象としては好感度を下げてしまった。大切なのは中身だと思い、まずは灰茶色のスープをひとくち。大まかで不揃いなドットの香味油と共にレンゲですくうと、鶏ベースの香りが先行してくる。その鶏油を除けば魚介出汁の和風で落ち着いた香りのスープが顔を出す。サッパリとした鰹だしの上に鶏ガラなどから出た動物系のコク油が乗っかっているようだ。澄み切った透明感のあるド清湯ではなく、ガラや乾物や野菜類などの雑味も含めて旨みを表現している昔っぽいスープに思えた。その分、不要な旨味成分も含まれているのが残念。今までの川越行脚で出会った醤油系の中では、キリッとした醤油感を立ててないタイプであくまでも穏やかさが特徴的だ。これならば先ほどの年配者にも受け入れられる塩梅だろう。麺は中細ストレート麺を採用している。麺上げまで60秒くらいだろうか、箸先で感じる特別な個性は伝わってこない。切刃の角も程よく膨らんだ頃合いでの麺上げで、ハリやコシを主張する麺ではなかった。口に運ぶと滑らかさはあるが弱々しくも感じてしまう。この淡麗なスープに合わせた設計図なのだろうが、個人的にはグルテンの弾けるような力強い麺を求めてしまう。きっと提供時が麺ディションのピークと思われ、スープ加熱によって次第にコシも弱くなっていきそうだ。具材のチャーシューは豚肩ロース焼豚が一枚。低温調理ではないが、しっとりと柔らかく煮てある。箸で掴んだだけでほぐれるほどに筋繊維が崩壊している。柔らかさの中でも赤身の肉質自体は残っているので食べ応えは十分ある。味付けも強くはないが、ラーメンの中でボヤけないようにきちんと付けてある。この焼豚とネギのコンビでネギチャーシューを楽しみたかったが、薬味のネギが少なくスープに散らばったネギを回収する事は出来なかった。代わりに水菜とのコンビも試してみたが、やはり水菜には荷が重すぎたようだ。追加の味玉は常温くらいには温められていたが、漬けダレの浸み込みは今ひとつ。好みの完全熟成濃厚味玉とはいかなかったが、優しい卵本来の味がスープを汚さない点は良いのかも。板メンマはたっぷりと添えられているので、少し物足りなさのある麺と一緒に食べることで適度な食感のアクセントを与えてくれた。バラつきのある太さだが、それぞれの個性を楽しめた。それを思うと私は極太メンマ派ではなく、細メンマ派だと思った。薬味の白ネギの小口切りは先ほど書いたとおりに行方不明だし、青みの水菜からは薬味愛を感じられない。シャキシャキの食感が狙いなのだろうが、茹でほうれん草や小松菜などの青みに比べると手間がかからず使いやすさはあるだろうが存在感と必要性を感じない。麺とメンマの名コンビのお陰で麺と具材は完食できたが、大量の水菜が浮かんだスープは苦手な旨味が強く出てきたので口にせずにレンゲを置いた。このまま一旦はホテルに戻り、今夜の作戦を企てようと帰路についた。平日の夕刻を過ぎた観光地の蔵通りは閑散として来た時よりも更にスムーズにバスは進んでいく。ホテルに戻ると、まずは大浴場のサウナで汗を流して、本日はまだ口にしていない麦芽とホップが原料の黄金に光り輝く飲み物でも楽しもうと考えたら、いつしか早足でホテルへと向かっていた一杯でした。
7杯目も遠い場所でしたね。かつ善からの連食なら近かったですね。 こちらは暖簾なくなって分かりづらかったですね。 まだこの和風は食べたことがなかったですが、 いつもこってりまぜそばばかりなので水菜がちょうどよい清涼感が好きです。 次は...彩か頑者ですかね?
そのようですね。行き当たりバッタリの出たとこ勝負なので、随分と遠回りしたのかも知れません。のれんの件は困りました。私の行動もさすがに見透かされてるみたいですね。確かにどちらも行きました。
〝小江戸川越 二泊三日ラーメンめぐり〟
川越行脚も二日目となり、本日の三食目(二日で7杯目)に選んだのがコチラだ。RDBで予習をしておこうと見ていると川越市総合ランキング第7位の人気を誇る店のようだ。お店情報のメニューの中に「和風」の言葉を見つけると、あっさりを連想させるので連食疲れの胃袋にはありがたいと心が動いた。
先ほどの川越市の「麺屋 はなぶさ」から東武東上線にて一駅だけ揺られて再び川越駅に戻ってきた。連泊先のホテルのチェックインまでは時間があるので、それまでの時間をクレアモールを散策して時間を過ごした。
夕方5時にチェックインを済ませると、すぐさま乗り馴れたバス停に向かった。もはや通勤バスのように毎日乗っている東急バスウエスト 若02系統に乗車すると、休日と違って観光客が少ない蔵通りをスイスイと進んだバスは15分ほとで最寄りの小久保バス停に着いた。そこからは交差点を左折し道沿いに歩いて行くと大きな看板を見つけた。近づいていくが暖簾などの目印が見えず不安になるが、店先までたどり着くと営業中の看板が見えた。店内からは食事を済ませて先客たちが出てきている。平日の夜にもかかわらず噂通りの人気店のようだ。
店内に入ると券売機が見当たらないので、とりあえずカウンターに腰を下ろす。卓上には両面にびっちりと品書きが書かれたメニューが置いてある。その中にお目当ての和風のお題を見つけて口頭でお願いした。ご夫婦だろうお二人で切り盛りする店内を見渡すと、ご近所さんらしい客がほとんどだ。中には80歳を越えていそうな年配の女性もいらっしゃる。これはあっさりへの期待が高まる。店内は年季の入った風格が漂っている。調理場では鶏ガラと皮付き玉ねぎや白ネギの葉先の青い部分が静かにコトコトと寸胴鍋の中で炊かれている。
ちょうど客が入れ替わったタイミングだったのか先客分の調理が続けられている。ご主人の手際の良さは見事で奥様の配膳やバッシングも素早いのだが、メニューが多いとのトッピングのバリエーションも豊富なので少々時間がかかっているようだ。そんなお二人のコンビネーションを眺めていると着席して13分ほどで我が杯が到着した。
その姿は粉引きの多用丼の中で荒々しい景色を見せている。液面を覆った多くの具材の陰で麺の存在を確認できない程だ。特に水菜の緑色が彩りとしたのインパクトを表現しているが、不得手な水菜が第一印象としては好感度を下げてしまった。
大切なのは中身だと思い、まずは灰茶色のスープをひとくち。大まかで不揃いなドットの香味油と共にレンゲですくうと、鶏ベースの香りが先行してくる。その鶏油を除けば魚介出汁の和風で落ち着いた香りのスープが顔を出す。サッパリとした鰹だしの上に鶏ガラなどから出た動物系のコク油が乗っかっているようだ。澄み切った透明感のあるド清湯ではなく、ガラや乾物や野菜類などの雑味も含めて旨みを表現している昔っぽいスープに思えた。その分、不要な旨味成分も含まれているのが残念。今までの川越行脚で出会った醤油系の中では、キリッとした醤油感を立ててないタイプであくまでも穏やかさが特徴的だ。これならば先ほどの年配者にも受け入れられる塩梅だろう。
麺は中細ストレート麺を採用している。麺上げまで60秒くらいだろうか、箸先で感じる特別な個性は伝わってこない。切刃の角も程よく膨らんだ頃合いでの麺上げで、ハリやコシを主張する麺ではなかった。口に運ぶと滑らかさはあるが弱々しくも感じてしまう。この淡麗なスープに合わせた設計図なのだろうが、個人的にはグルテンの弾けるような力強い麺を求めてしまう。きっと提供時が麺ディションのピークと思われ、スープ加熱によって次第にコシも弱くなっていきそうだ。
具材のチャーシューは豚肩ロース焼豚が一枚。低温調理ではないが、しっとりと柔らかく煮てある。箸で掴んだだけでほぐれるほどに筋繊維が崩壊している。柔らかさの中でも赤身の肉質自体は残っているので食べ応えは十分ある。味付けも強くはないが、ラーメンの中でボヤけないようにきちんと付けてある。この焼豚とネギのコンビでネギチャーシューを楽しみたかったが、薬味のネギが少なくスープに散らばったネギを回収する事は出来なかった。代わりに水菜とのコンビも試してみたが、やはり水菜には荷が重すぎたようだ。
追加の味玉は常温くらいには温められていたが、漬けダレの浸み込みは今ひとつ。好みの完全熟成濃厚味玉とはいかなかったが、優しい卵本来の味がスープを汚さない点は良いのかも。
板メンマはたっぷりと添えられているので、少し物足りなさのある麺と一緒に食べることで適度な食感のアクセントを与えてくれた。バラつきのある太さだが、それぞれの個性を楽しめた。それを思うと私は極太メンマ派ではなく、細メンマ派だと思った。
薬味の白ネギの小口切りは先ほど書いたとおりに行方不明だし、青みの水菜からは薬味愛を感じられない。シャキシャキの食感が狙いなのだろうが、茹でほうれん草や小松菜などの青みに比べると手間がかからず使いやすさはあるだろうが存在感と必要性を感じない。
麺とメンマの名コンビのお陰で麺と具材は完食できたが、大量の水菜が浮かんだスープは苦手な旨味が強く出てきたので口にせずにレンゲを置いた。
このまま一旦はホテルに戻り、今夜の作戦を企てようと帰路についた。平日の夕刻を過ぎた観光地の蔵通りは閑散として来た時よりも更にスムーズにバスは進んでいく。ホテルに戻ると、まずは大浴場のサウナで汗を流して、本日はまだ口にしていない麦芽とホップが原料の黄金に光り輝く飲み物でも楽しもうと考えたら、いつしか早足でホテルへと向かっていた一杯でした。