レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
そぼ降る霧雨の中、今日も今日とて休日出社(9日)。なんか気が滅入りますので、お昼はちょいと小川町まで遠征、話題の「三四郎」は当然気になるところですが、人気店ゆえ結構な行列でしょうな……半ば諦めながら除いてみると、なんと客入りは3割ほど。日曜のせいか雨のせいか…… 券売機は入口左手、まずは「むらさき」(770円)に「あじ玉」(150円)をポチッとな。食券は店員さんがすぐ引き取ってくれ、席にも案内してくださいます。厨房は3人で切り盛り、よもやと思いましたが、中村総帥のお姿はありません。店員さんの、非常に気合いの入った「天空落とし」を眺めているうち、丼は約4分で到着。 では、一口……これは、凄い。各食材が完全に調和しているのに、それぞれの味わいがヒシヒシと感じられます。動物系は鶏ガラが強めですがゲンコツのコクが効いており、魚介系も昆布、煮干し、鰹節の味わいが、それぞれクッキリと際立ちます。かなり、各食材を吟味していると見ましたが……さらに、独特な風味の醤油、まるで高級寿司屋の「むらさき」のような、鼻に抜ける独特な香りと、深い味わいが印象的。 麺は細麺ストレート、淡白ながら非常に「キレ」のある甘みがあり、まるで歯車同士が「噛合う」ように、スープにキッチリくいついて、これも美味い。具材は、チャーシュー、メンマ・小松菜に、追加した味玉。なんといっても特筆は肩ロース・チャーシュー。スモークして仕上げた一品のようで、独特の香りと生ハムのような風味がありますが、これが例の「むらさき」に実によく合い、なんとも「計算しつくされた」コンビネーション。味玉もホンノリと施した絶妙の味付けが「凄味」を感じさせますが……この値付けはいかがかな。 ――― 一言でいえば、「完璧」を目指した一杯。そして、何を「完璧」と定義するかで、このラーメンの評価は変わるでしょう。各食材の味わいと調和、まさにジグソーパズルのような緻密さで噛み合った、「100%」のコラボレーションだとは認めますが……厳しいことを言えば、その食材の組み合わせから「120%」のシナジーを引き出してこそ、ラーメンの面白さなんじゃないかな。この一杯が提示する「完璧」、その印象を例えるなら……スタンリー・キューブリックが描く「純白の部屋」のような緊張感、独創性はあるものの、やや単調に陥りやすい。食材同士が絡み合う「ダイナミズム」を引き出してこそ、黒澤明やジョン・フォードのような「面白さ」がでるというもの……生意気ですが、そんな気がしたオジさんでした。
券売機は入口左手、まずは「むらさき」(770円)に「あじ玉」(150円)をポチッとな。食券は店員さんがすぐ引き取ってくれ、席にも案内してくださいます。厨房は3人で切り盛り、よもやと思いましたが、中村総帥のお姿はありません。店員さんの、非常に気合いの入った「天空落とし」を眺めているうち、丼は約4分で到着。
では、一口……これは、凄い。各食材が完全に調和しているのに、それぞれの味わいがヒシヒシと感じられます。動物系は鶏ガラが強めですがゲンコツのコクが効いており、魚介系も昆布、煮干し、鰹節の味わいが、それぞれクッキリと際立ちます。かなり、各食材を吟味していると見ましたが……さらに、独特な風味の醤油、まるで高級寿司屋の「むらさき」のような、鼻に抜ける独特な香りと、深い味わいが印象的。
麺は細麺ストレート、淡白ながら非常に「キレ」のある甘みがあり、まるで歯車同士が「噛合う」ように、スープにキッチリくいついて、これも美味い。具材は、チャーシュー、メンマ・小松菜に、追加した味玉。なんといっても特筆は肩ロース・チャーシュー。スモークして仕上げた一品のようで、独特の香りと生ハムのような風味がありますが、これが例の「むらさき」に実によく合い、なんとも「計算しつくされた」コンビネーション。味玉もホンノリと施した絶妙の味付けが「凄味」を感じさせますが……この値付けはいかがかな。
――― 一言でいえば、「完璧」を目指した一杯。そして、何を「完璧」と定義するかで、このラーメンの評価は変わるでしょう。各食材の味わいと調和、まさにジグソーパズルのような緻密さで噛み合った、「100%」のコラボレーションだとは認めますが……厳しいことを言えば、その食材の組み合わせから「120%」のシナジーを引き出してこそ、ラーメンの面白さなんじゃないかな。この一杯が提示する「完璧」、その印象を例えるなら……スタンリー・キューブリックが描く「純白の部屋」のような緊張感、独創性はあるものの、やや単調に陥りやすい。食材同士が絡み合う「ダイナミズム」を引き出してこそ、黒澤明やジョン・フォードのような「面白さ」がでるというもの……生意気ですが、そんな気がしたオジさんでした。