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「手打チャーシューワンタンメン(1000円)」@手打 焔の写真那須塩原でラーメンの奇跡に出遭った。


ラーメン評論家の中で唯一ワタシが信頼を置いているのがしらす斉藤さんです。

ラー評論家って数多くいますが、ラーメンの数を多く食べたことを自慢している人がTRY賞の評で、この店がもう少し駅に近かったら評価をもう少し上げた、とか本質を見てない発言をしたり。ラーメンよりも自分が上の存在で上からの目線で評価したりで、評論家以前に人間としてどうなんだということが先ずあげられることが多いです。

しらす斉藤さんをどうして信頼しているのか。するどい味覚感覚を持っている前提は軽く突破して、食べた印象を豊富な語彙力を駆使しツイートの短い文章の中でピンポイントに的確に表現する。これが今できるのはしらすさん以外に知りません。そのしらすさんが、この5月連休に食べた那須塩原でのラーメンにいたく感激している。

見逃せません。食べに行くしかないです。正直、今、白河、郡山、矢吹、須賀川あたりを集中的に攻めていて、那須塩原、黒磯と言ったゾーンは未開拓。とらや食堂の分店があることくらいしか知識はありませんでした。

栃木と言えばジブンの中では自家製麺を使ったラーメンを提供する食堂系が旨い、という認識です。佐野→那須→白河→喜多方というラーメンの伝播に道筋にあって麺に重きを置くラーメンシルクロード。

さて、しらす斉藤さんから教わった手打焔。拙宅から出発する経緯は先行させたレビュー『ザ・ビック那須店』のレビューから引用します。

『拙宅から焔までおよそ140km。車で4時間近くかかります。途中の渋滞もリスクヘッジを考慮しつつ家を出発。思ったよりも渋滞もなく、残りあと5kmと言うところでナビの予想到着時間は開店時間の50分前。いくらなんでも早すぎるやろ。

焔のカウンター席は5席。店主の麺づくりを見たいので5番以内に並べばいい、と思ってスーパーで時間調整することに。

調べたらイオン系のビッグがありましたのでそこを途中立ち寄り地点に追加。

2時間以上の長距離運転では必ず休憩を入れることにしていて、早い時間だとコンビニ、10時以降ならスーパーが多いです。気分転換に車を出て買物をして。ここで買ったのは牛乳です。飲みたかった。・・』

と言うことで那須牧場の牛乳を飲んだり隣の百均で買物したりして時間調整して店に着いたのが開店時間の20分前。ラクショーやろ、と思っていたのが大誤算でした。並んでみたらなんと列の前から7番目。完全にドジこいた汗。

定刻、先頭から順番に招じ入れられ、テーブル席に案内されます。4人掛けで1人または1グループユースのこの店のやり方に感心しつつ。丁度この日は店主が高級浄水器を使ってみるという日に当たってこれも気分を昂揚させる一つの因子でした。

厨房を見ると、カウンター席の常連さんと話をしながら手を動かしているあの人が店主ですね。隣にいる青年が、最近入れた親戚筋の新人。もう一人補助の女性が入ってます。

メニューを見て、迷わず

*(おすすめ)手打チャーシューワンタンメン(1000円)

白河に行っても大体チャーシューワンタンメンです。特札堂やヱビスヤで旨いチャーシューワンタンメンを喰ってます。

にしても残念やなあ。カウンター席で見るはずだった店主の麺上げが見ることが出来ません。遠目に麺の重量を量ってるのが見えて、ワンロットでかなりの麺を茹でるんだなあ、と言うことくらいしか分かりませぬ。実際は1ロット目に配膳されたのは6杯だったかな?なので、ジブンのは2ロット目の最初に来るはずです。

さ、配膳。実は、この時点まで、先行レビューも見てませんし、レビューやブログの写真も見てません。白紙で臨みたかったんです。だから、知っているのはしらす斉藤さんが貼った1枚の写真だけ。

目の前のラーメン。先ず気がつくのは表面のたっぷりなチー油ですね。写真を撮るときに反射しますので誰でも気がつくと思います。それとあまり見ないチャーシューのカットかな。ワンタンはチャーの下でよく見えてません。さ、どんなラーメンだったのでしょうか。

スープは見た目で想像していたものとは全然違ってます。見た目からは、チー油のコクで味の厚みをつけるタイプのスープかと想像しましたが、実際は鶏本来のコクが大黒柱にあってしっかりとした骨太のスープでした。いいかえると、仮に浮き出たようなチー油を丁寧にすくい取ったスープを飲んだとしても違った感じのコクの厚さを感じるんじゃないかなという印象。

過去にこういうスープを飲んだか1億分の1秒考えて思い出しました。町田にあったロックンロールワンの嶋崎さんが作ったスープです。最初に飲んで感動したのを思い出しました。厚いチー油の層があって、チー油スープ?と思って飲んでみて全然違ったのです。嶋崎さんのスープとはカエシが違いますので同類の、という意味です。

麺。これまたビックリです。これどうやって打ったんだって、食べた人なら不思議に思うんじゃないですか?白河ラーメンは麺の太さの差が出るデコボコ打ちで、その太さが茹でると硬さの違いになってセクシーな食感を生み出すんですが。この焔の麺は太さはあまりデコボコがないのに食感はピロピロ麺と同じデコボコザラザラ。一体どうなってるんだ、って。

麺の中に仁丹の大きさの麺粒を入れてるんか、って突っ込みたくなってしまいます。

チャーシュー。これが一番驚いたかな。風味の良さ、食感の良さ、をここまで追求してる麺職人もそうはいないな。ま、このチャーシューだけでも外売りすればビジネスで蔵が立ちそう、とそんなことを思わせる目が覚めるような旨さ。そして、ここがポイントだと思いますが、このチャーシューは、この大きさでこの厚みじゃないと絶対にダメというやつ。厚くても薄くても全然ダメ。もも肉ってこんな調理があるんだと驚きました。

ほうれん草、ネギ。やだなあ、もう。これまた驚き、っつうか奇跡だよね。おかしい。チー油で高温のスープの中でほうれん草の風味が飛ばず、ネギのシャキシャキが残っている。ジブン技術屋の端くれですが、科学的におかしいですよ。熱が入ればほうれん草の風味は飛ぶし、ネギはくったりする。ギリシャの時代からそういうふうになっているんです。

いやはや、あと50年若ければ焔の門をたたいて弟子入りしたかったよ(笑)。

ワンタン。これは一番嗜好性が出るパーツで、つまり好き嫌いがはっきりしていてここが一番、と言っても、それはあなたにとって一番という意味でしかありません。伝統的な、と感じたのはこのワンタンだけでした。それもありますが、実は今まで書いてきたように奇跡に遭って興奮して、ワンタンのことあまり覚えてないんです(笑)。

完食して、厨房にちょっと近づき店主にしらすさん由来のことと浄水器を確認して帰って来ました。

『しらすさんのツイッターだったら、普通の方を食べて欲しかったな。』と言われましたので、次回はその普通のをいただきたい。あわよくば帰りにとら食堂分店に寄って2杯目とも思ってましたが、とんでもない。この感激は家まで持って帰ります。

という今日もまたゴールデン焔TKGなんか出してるし。どんどん前に進んでいく店主なのでした。

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