コメント
どうもです。今度は茨城でしたか!でも何故に浅草に一泊されるか?
こちら製麺所なのですね。麺が主役と思いきやスープもノスタでよかったそうな!
チャーはもも肉とバラ肉のハーフのようですが、写真で見ると脂身多すぎかな。
〝アカミスキー〟ってなんですの(笑)
虚無 Becky! | 2019年8月1日 13:17それも全ては〝サ道〟を極めるためなのです。浅草の湯は広い露天風呂にある打たせ湯が魅力ですぞ。てな事でイバラッキーに行ってきました。こちらは朝からやっているようなので、ベキさんのような車ユーザーの方にはドライブでの連食にはピッタリだと思います。麺の仕込み状況によっては全粒粉麺の日もあるみたいですよ。
のらのら | 2019年8月1日 15:15まつり湯ですね。広い露天風呂スカイツリー、ベッドまであるなんて別天地ですね。
虚無 Becky! | 2019年8月1日 15:34おばんです、ども。
こちら、朝ラー で一度お邪魔しましたが、純粋な味でいい感じですね。
早朝でしたらこちらみたいな店がベストかと。
村八分 | 2019年8月1日 18:41ベキさんご名答です。
のらのら | 2019年8月1日 21:11村さん、こんばんは。ラーメンは勿論でしたが、あのロケーションも最高ですよね。
のらのら | 2019年8月1日 21:12
のらのら
山神
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グロ





〝麺遊空間いばらき 一泊二日ラーメンめぐり〟
本日より近いようで遠かった茨城県にラーメン旅に出かけようと決めた。それは過去に5軒のラーメン店にしか訪れた事のない北関東未開の地である茨城の魅力を探る旅でもある。しかし茨城県と言っても東西南北に大きく広がっており、まずはエリアを絞るために県南部のつくば市界隈を目指す事にした。
そこで昨晩は浅草の温泉付き宿泊施設に宿をとりサウナと大浴場で身体を整え、風呂上がりの生ビールで精神も満たしながら候補のラーメン店を下調べした。
そんな中で記念すべき茨城遠征一軒目の候補に浮かんできたのがコチラだった。不思議と11時半開店の店が多い、つくば市のラーメン店の中で早朝7時からオープンしているのが候補に選んだ最大の理由だった。RDBのお店情報によると製麺所のイートインのようで、一日限定 40~50食程度となっている。売り切れ早じまいの不安はあるが、出来るだけ早い現着を狙って初訪問を決めた。
そこで今朝は午前6時に起床して熱めの朝風呂を浴びて寝ぼけた身体を目覚めさせると、さっそくに身支度を終わらせてこんかいよラー旅の始まりを迎えた。昨晩の宿は、つくばエキスプレス浅草駅まで徒歩1分という好立地で旅のスタートにはもってこいの宿だった。チェックアウトを済ませて浅草駅の地下へと降りて行くと 7:06発の快速つくば行きに乗り込んだ。
休日の車内は早朝という事もあり乗客もまばらで、のんびりとした空気が流れている。そんな車中から緑色の濃くなった田園風景を眺めながら40分ほど走ると、つくば駅まではやって来た。そこからは駅前の大きなバスロータリーから発車する関鉄バス つつじヶ丘行きシャトルバスに揺られながら進んでいくのだが、途中でバスがオーバーヒートしてエアコンが止まるというハプニングにも見舞われた。そんなローカルな車中でシャトルバスなので、たった一駅を30分かけて最寄りの沼田バス停にたどり着いた。現在時刻は午前8時半と、本当にラーメン店が営業しているのか不安になりながらも店を目指した。
住宅地を少し歩くと突然に大きなバス停が見えてきた。そこには筑波山口と大きく書かれてあるが、今ひとつ路線図が理解できなかった。そんな時にふと見上げてみると、目の前には霊峰 筑波山が私を出迎えてくれた。不思議と厳かな気持ちになっていると、今回のラーメン旅の最初の目的地であるコチラの看板が目に飛び込んできた。荘厳な筑波山をバックに夏の風にたなびく白い暖簾が旅気分を上げてくれ、朝から営業しているのが本当だった安心感が気持ちを落ち着かせてくれる。
店の前に来ると思っていたよりも大きな店構えに驚いたが、入口の扉が左右二ヶ所あるのには戸惑ってしまった。何も分からずに近い方の左の扉を開けて店内に入ると、こちら側は麺の直売所の方で入口を間違えてしまった。しかし店内は直売所と試食部(イートイン)が繋がっているので、どちらからでも良かったみたいだ。右側に設けられたカウンターには空席もあったが、案内板に書かれてあるように中待ちベンチに座って案内されるのを待った。
そこから店内を見渡してみると立派な店構えの理由が理解できた。屋号にもあるように製麺所直営のラーメン店だとは思っていたが、蔵造りのような室内の大半は製麺所として稼働していたのだ。ガラス張りで衛生管理された製麺室の中では作業着姿のお二人が麺を打っている最中で、まさに打ち立ての麺を味わえるという事だろう。室内には大和製作所のそば製麺機〝坂東太郎〟がフル稼働で自家製麺を生み出している。そこで打たれた麺は直売所でも販売させていて、太麺や細麺もあれば全粒粉麺まで売られていた。それに合わせる無化調スープの種類も豊富で、具材も直売されている。近所に住んでいたなら色んな麺とスープの組み合わせを楽しんで、ラーメン屋さんごっこが楽しめるだろうなと楽しい想像をしてしまった。いつまででも眺めてられる光景を楽しんでいると試食部の店主さんから声がかかり、いよいよカウンターへと昇格した。
試食部は店主さんのワンオペなので調理場の配膳台まで注文を告げに行ってから席へ戻り、調理を待つ学食のようなセルフシステムとなっている。提供されているシンプルなメニューの中からハイエンドのチャーシュー麺を注文すると、自家製麺に体重を乗せて手揉みする作業からスタートした。厨房内には茹で麺機は設置せずに大型の両手鍋で代用されているので、テボではなく平ザルで麺上げされている。店主さんの手さばきの良さを横目に見ながら漆喰壁沿いのカウンターで待っていると、着席してから6分ほどで我が杯が到着した。
その姿はクラシカルな高台丼の中で素朴な表情を見せている。もし許させるのならば、外にテーブルを出して筑波山を眺めながら食べたくなるような純朴さにあふれている。外の景色や空気感と見事に調和した容姿には、心が和やかになっていくのが分かった。そんな穏やかな気持ちのままにレンゲを手にした。
まずはスープをひとくち。薄っすらと香味油が膜を張った半透明の液面にレンゲを沈めてみると、熱々の湯気に伴って魚介の香りが立ち昇ってきた。見た目の素朴さと、日本人が慣れ親しんだ香りが生み出す安心感が全身を包み込んだ。いざスープを口に含むとハッキリとした魚介出汁の香味が口の中に広がった。それはイリコ主体の和出汁を思わせる旨みで、うどんの出汁にも共通する味わいだった。香りでは魚介が主導するがベースの旨みには動物系の力強さも感じられ、鶏ガラなどのコクとキレを持ち合わせた優しいながらも奥深いスープに仕上がっている。そこに合わせるカエシも醤油の角を削ぎ落としたまろやかさがあり、毎朝でも飲める味噌汁のような塩梅となっている。製麺所なので麺が主役とばかり思っていたが、派手さやインパクトはなくともスープの質の高さには驚いてしまった。正直言って自家製麺にばかり注目していたので、思いもしてなかったスープとの出会いに興奮を抑えきれずにレンゲを箸に持ち替えた。
渾身の自家製麺を箸で持ち上げてみると、麺上げまで270秒ほどの平打ちぢれ麺が現れた。店主さんの手揉み工程から生まれた不規則なちぢれた湾曲が、店内の照明を乱反射してキラキラと輝いている。透明感のあるモチ肌麺は口にせずとも滑らかそうで、すすり心地が良さそうに映った。ちぢれ麺をすすった時によく失敗するスープの飛び散りなど全く気にせずに、一気にすすり上げてみた。すると上質の絹織物のように繊細な口当たりで知らぬ間に口の中に滑り込んできた麺は、ふわっとした柔らかさが強烈に印象に残る。柔らかいという表現では間違っていそうな程に独特で、人生の中でな食べた麺類の全てにおいてでも感じた事のない口当たりと舌触りが広がった。ただ柔らかいだけの麺はよくあるが、赤子の肌のようにもっちりとした跳ね返りも持ち合わせている。今まで味わった事のない、この新感覚な食感が打ち立て麺の持ち味なのだろうか。単なるハリやコシだけでは片付けられない未知の麺質に、ひとすすりで魅力されてしまった。
具材はチャーシュー麺にしたので部位違いで二種類三枚づつ盛り付けてあった。自称〝アカミスキー〟を名乗る赤身好きなので、先に豚モモ肉の方から食べてみる。赤身特有の肉質は残っているが、旨み自体は少し抜けて感じた。煮汁の味付けが程よいので物足りなさはないが、赤身本来の豚肉の旨みも味わいたかった。一方の豚バラは脂身を重視した部位で仕込まれていて、とろけるような脂身の甘みを打ち出していた。私には脂っぽく感じてしまったが、どちらも食べ終えた後に気づいたのは、両種類のチャーシューを合わせて食べれば良かったのではと思ってしまった。そうすれば、赤身の食感と脂身の旨みの両方を同時に楽しめたのではないか。しかし気づいた時にはチャーシューは残っていなかった。
メンマは入ってなかったが、直売所では無添加メンマとして販売されていたので興味があったが仕方ない。
薬味の白ネギは粗々しい歯触りと辛味を効かせた野暮ったさが、妙にスープや麺と合っている。どちらかといえば繊細なラーメンの中で、唯一のクセとも思える白ネギが個性を出してアクセントとなっていた。
中盤からも麺とスープに魅了され続けて、気が付けば丼の底が見えていた。チャーシューだけは好みと違っていたが、最もシンプルなメニューの〝らーめん (ねぎのせ)〟にしていれば大台にも迫る勢いだったかもしれないと、チャーシューを欲張ったことを悔やんだ。
帰りに直売所の自家製麺を見ていると、自宅用には熟成させて楽しめる麺を販売してあった。先ほど食べた麺が熟成してグルテンのコシが強くなった感じを想像しただけで喉が鳴ってしまいそうな一杯でした。