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「醤油そば ¥780+味玉 ¥100」@特級鶏蕎麦 龍介の写真土曜日 晴天 17:45 先待ち14名

〝麺遊空間いばらき 一泊二日ラーメンめぐり〟

本日の三食目を食べ終えて今夜の宿を探すために再びつくば駅に戻ろうと思いバスを待っていたのだが、痛恨のミスを犯してしまったのだ。本当はつくば駅を循環するバスに乗りたかったのだが間違えて南部シャトル 茎崎老人福祉センター行きという、見ず知らずの場所へと向かうコミュニティバスに乗ってしまったのだ。気が付いた時にはすでにつくば駅とは反対方向に進んでおり、仕方なく車内でGoogleマップを片手に新たなルート検索をかける。すると終点まで行かずに、途中の高見原団地入口バス停で牛久駅西口行きのバスに乗り換える手段を見つけた。そのバスは実証実験中のバスらしく奇跡的なめぐり合わせに感謝した。

無事にバスの乗り換えに成功したものの、今夜の予定はつくば駅周辺とばかり思っていたので計画を立て直さなくてはならなくなった。たどり着いた牛久駅のカフェで、とりあえずばRDBのラーメンマップを開いてみる。牛久駅周辺で評価の高い赤ピンが立っている店が一軒だけあったが、未だに手付かずのままでいる「ラーショ系」の店舗だったので見送ってしまった。すると少し北上した土浦界隈に二つの赤ピンを見つけると、どちらもRDB内で何度も目にした事の有名人気店だった。そこで茨城遠征初日の四食目に選んだのがコチラだった。

ひとまずは牛久駅にサヨナラを告げて土浦駅へと向かった。しかし現在の時刻は午後4時と夜の部オープンまでは時間があるので、土浦駅プレイアトレ内のカフェにて涼をとりながら時間が過ぎるのを待った。サイクリングの街らしい土浦を象徴する大きなサイクルショップなども覗きながら一時間ほど過ごすと、ようやく目的地へと向かって動き出す。

土浦駅西口から水海道行きのバスで15分ほど揺られると、最寄りの永国バス停に着いた。すると車内からすでに店前の行列が見えており、18時開店の15分前の現着では出遅れてしまったようだ。慌ててバスを降りて店先に着いたが外待ちベンチは埋まっており、最後尾を見つけて並びに続いた。

黒い外観とステンレス看板に筆文字で書かれた屋号が強い印象となって残っている。店内の準備が整っているのだろうか、男性スタッフが並びの客と談笑している。まもなく若手スタッフさんから食券の事前購入の案内があり、順次それに従い入口左手に設置された券売機の前に立った。すると先客の釣り銭が出てこない不具合があったようで、一旦販売中止となり券売機の内部が開けられた。そこには本日の昼の部の売上額が表記されていて、昼の部のだけでも180食ほどを売り上げていると想像した。

トラブルが修正すると券売機から本日のお題を品定めするが、上から二段目に「あっさり系」の文字を見つけたので悩むことなくボタンを押して味玉も追加発券した。店内のスタッフさんに食券を手渡すと中待ちベンチもあるのだが、全員再び外待ちでの待機となった。定刻ちょうどになると入店案内があり、先頭の客人から店内へと入っていく。15番手だったので一巡目は諦めていたのだが、家族づれが多くテーブルがフル稼働してくれたおかげでカウンターの最後のひと席をゲットできた。

保冷グラスに入れられたお冷を飲んで店内観察を始めようと思った瞬間から、つけ麺やまぜそばの提供が始まった。さすがにラーメンは先に茹で置きするわけにもいかないので着席後の調理スタートなので、その間を利用して店内を見渡す。赤と黒のインパクトのある内装に合わせたユニフォームと、赤いタオルを頭に巻いたスタッフの四人体制で本日は回している。店内の奥にはガラス張りの製麺室があるが、薄暗くて製麺機の存在は確認できなかったが自家製麺で間違いなさそうだ。オープンと同時に次々と提供されていく餃子などのサイドメニューに続いて、着席して6分ほどで我が杯も到着した。

その姿は黒い受け皿に乗せられた白磁の高台丼の中で、周囲の客の多くが注文している濃厚系の鶏白湯ラーメンとは全く異なる清らかな景色を見せてくれた。隣り客は汁なし系の台湾まぜそばを食べていたので、その強烈なビジュアルと山椒とニンニクの匂いに打ちのめされそうになっていたので安らぎのあるラーメンの姿に心が落ち着いた。周囲の匂いに戸惑わないように、お冷を飲んで嗅覚を出来る限りリセットしてレンゲを手にとった。

まずは赤銅色のスープをひとくち。ひと目見ただけで鶏清湯を思わせる液面には、かなり大量の鶏油が層を作っている。そこには粒子という言葉が存在しないような油膜が張り巡らされてあり、券売機にあった「あっさり系」の文字を疑ってしまった。そんな液面にはレンゲを沈めると、スープの液体よりも多くの油分がレンゲに注がれた。レンゲの油膜に強く息を吹きかけて飛ばす事で、いくらか鶏油が取り除かれた所でスープを口に含んでみる。それでも唇に感じるのはオイリーな口当たりで、重たさのあるタイプの鶏油だった。その油膜の力で一瞬、甘さにも似た旨みが口の中に膜を張った。そのあとで感じた旨みは鶏主体のどっしりとした味わいだったので、勝手な好みを言えば鶏油は半分以下でも十分にコクを感じられたような気がする。あっさり系ながらも油っぽいスープに合わせるカエシも強めに利かせてあるので、全てが強めな味わいとなっている。すぐに旨みの底上げも感じたのでスープを諦めて待望の自家製麺を楽しむ事にした。

レンゲから持ち替えた箸で麺を持ち上げると、やや平打ちにも見える中細ストレート麺が現れた。切刃の角が生み出したシャープなエッジが印象的な自家製麺を一気にすすり上げると、鋭い口当たりで滑り込んできた。その唇だけの感覚でも強いハリがあるのが分かり、好みのタイプの麺だと確信した。巷にあふれるシルキータッチな麺のしなやかさとは一線を画し、噛めばグルテンを感じさせてくれる食べ応えが楽しい。もっちりと言ったほどではないが、きっちりと咀嚼に応えてくれる歯切れの良さが印象に残る麺だ。また喉越しは軽快で、口元から胃袋に落ちて行く最後まで好印象な自家製麺だった。

具材のチャーシューは豚肩ロースの窯焼き型と思われるが、低温調理の仕上がりにも似たしっとりとした食感が特徴的だ。また大判でカットされてあり厚みがあるので食べ応えも十分なのだが、筋切りが甘いので口に残るスジが気になってしまった。

追加した味玉は、かなり好みのタイプだった。きちんと常温まで温めてあり、しっかりと漬けタレの浸透圧を利用した熟成感も出ていた。パーフェクトなゲル化とはいかないが、黄身の濃厚な旨みを引き出している味玉は追加して良かったと思える逸品だった。

穂先メンマは細く裂かれたタイプで仕込まれていて食感のアクセントは寂しく感じたが、味付けは優しくメンマ特有の発酵臭も残っていた。

薬味の青ネギには残念ながら〝薬味愛〟は感じれなかった。鮮度は良いと思われるが、切り口の乱雑さは舌触りを悪くしていた。

中盤からも自家製麺の食べ応えの良さが箸の動きを加速させてくれたが、スープを飲み干すには鶏油の油臭さが気になりレンゲを置いてしまった。

バスの乗り間違えのトラブルのおかげで出会うことが出来たラーメンだったが、イチオシの鶏白湯系にすれば良かったとミスチョイスを悔やんだ。

店を後にしてバスで来ている客など誰もいない中で、帰りのバスを待ちながら今夜の宿をネット予約した。すぐにチェックインを済ませてサウナはないが大浴場で、ひとっ風呂を浴びた。人生初の土浦ナイトにくり出すだす為に、興奮を押し殺しながら身支度を整えた一杯となりました。

投稿 | コメント (6) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

お疲れ様です。麺の評価はいいですね。
鶏油の量と叉焼の筋切りですか、でも豚は筋切りってするのですか?
自分も一度、鶏白湯を頂いたことがあります。
それもどちらかと言うとポタージュ系にしていたので、
麺を楽しむのであれば、あまり好きでない「つけ麺系」の方が味わえるのかもですね。
結局は土浦ナイトが目的かぁ!でも場所はどこでもいいのでしょ!

昭和のBecky! | 2019年8月4日 11:34

こうなったらフィリ◯ンパブでもどこでも良くなってきましたねwベキさんの言うように、つけ麺の方が麺を楽しむのには最適だと思ってはいるんですけどね。キライな訳じゃなくて選択肢が広がると収拾がつかなくなりそうなので現在はラーメンに絞っているんですよ。
私のよく行く浅草のトンカツ屋の調理を見ていると必ずパン粉を付ける前に脂身との境に包丁を入れてるので、チャーシューにも施した方が良いのになって感じです。

のらのら | 2019年8月4日 17:43

そういえば、以前良く行っていた神保町のとんかつ屋も筋切りしていましたね!
筋=脂身と赤身の境なので、肩ロースやもも肉だとあまり無いかもしれませんね。
自分でステーキ焼く時にミートテンダライザーという筋切り用のカッター買ったのですが、
これがいろんな肉にも使えて、みな一段レベルアップする柔らかさになるんですよ。

昭和のBecky! | 2019年8月4日 22:03

土浦編…楽しみにしていま〜す🍜😋

ぴろリポ | 2019年8月4日 22:58

ベキさん、その通りです。モモ肉には必要ないかと思いますが、肩ロースは筋だらけなので筋切りはマストですね。

のらのら | 2019年8月5日 00:11

ぴろさん、不純レビューですみません。

のらのら | 2019年8月5日 00:12