コメント
あれ? ”パトロール”は辞めたのですか? ”探検記”って何のw
後半の1/3から読むとすぐに終わってしまいましたよ!
いつもなら3時間かかって長いレビューを読むのですが、今日に限って短いというか、それでも他のレビューアーからすればかなり長いですけどね!
夜キャバもなくバス珍道中やサウナーもなくスッキリとしたレビューですが...あれがいつ表れるのかと思って、最後まで読んでしまいましたよ。
...しかし魅力半減してしまいました。求めているのはR情報ではなかったのかもしれませんw
虚無 Becky! | 2019年8月18日 00:31すみません。次回から昼の部で連食の時は、昼◯ャバを探すように心掛けます。もし地方でそれがない時はカラオケ喫茶で許して下さいね。
のらのら | 2019年8月18日 12:37
のらのら
スプーナー®


まなけん
へた





〝ニューオープン 探検記〟
先ほどは小田原でオープンした新店で本日の一食目を満足で食べ終えて駅まで戻ってきた。駅近だったので歩いて駅に着くと小田原 11:28発 ロマンスカー はこね10号が5分後に発車予定だった。急いでホームに駆け降りて特急券を買い足すと、青いロマンスカーに乗車して30分ほどで海老名駅に着いた。
そこからは各停に乗り換えると10分で小田急相模原駅に降り立った。ここに来た理由は、しばらく新店めぐりをサボっているうちに新店情報の中に挙がっていたコチラへの初訪問を果たす為だけである。午前中の前食から一時間も経過してないので、前回も新店めぐりで訪れた駅構内のカフェにて連食スペースが空くのを待った。その間に新店の予習をしておこうとRDBのお店情報を見てみるが、情報が余りにも少なくメニューを決めるのが精一杯だった。そこで本日のお題を醤油系と決めて、いざ店を目指して駅から出発した。
駅の南口を出て5分も歩けば目的地周辺のようだ。ナビの指示通りに進んで行ったが、それらしき店が通り沿いにはない。ふと脇道に目をやると、夏風に揺れる白ちょうちんが目に入ってきた。そちらの方へ歩み寄ると屋号と創業年が書かれた藍色の暖簾が掛かってあり、商い中の立て看板も確認できた。店頭には写真付きのメニューが飾られてあったので、入店する前にお題の見当を付けておいた。店内に入ると入口右手に置かれた小型の券売機の最上段を飾っている醤油系に味付玉子を追加発券し、空席の目立つカウンターに腰を下ろして店内を見渡してみる。
カウンターとテーブル席もある店内を、ご主人お一人で切り盛りされている。全く飾り気のない殺風景な店内ではあるけど、どことなく落ち着く雰囲気がある。おしゃれカフェ風のラーメン屋さんも悪くはないが、実直にラーメンだけに向き合っている店も嫌いではない。さらに調理場に目をやると、総ステンレス張りの壁が全面に広がる無機質な調理場内だ。新品のような新しさはないが丁寧に磨き上げられた鈍い光を跳ね返すステンレスには、新店ながらも老舗店を思わせる重厚さをも感じさせる。目の前にそびえるカウンターの高台が調理工程の手元を隠しているのでオープンキッチンの楽しみは味わえないのが、地元客の会話を聞きながら待っていると着席して5分で我が杯が到着した。
その姿は刷毛目の描かれた厚みのある切立丼の中で、店内の雰囲気と同じくらい飾らない表情をみせている。具材の配置もハイセンスとは言いがたいが実直さが表れ、流行りに迎合しない信念が見られる。そんな落ち着きのある姿に安心しながらレンゲを手にした。
まずは渋紙色のスープをひとくち。ドットに分裂していない香味油が表層を覆ったスープにレンゲを落とし込むと、下層の少し濁りのある半透明のスープから魚介出汁の香りを感じとった。その香りが生み出す懐かしさに包まれながらスープを口に含むと、熱々の温度が唇を襲ってくる。灼熱の太陽の下を歩いてきた後でも、スープは熱い方が本能を喜ばせる。そのスープの味わいは、鰹出汁とカエシの旨みが利いた日本蕎麦を思わせる。やや酸味が強いが夏場のラーメンにはキレとサッパリ感を与えてくれる。多めに思われた香味油も酸味と重なる事で、油っぽさを軽減されていた。土台にある鶏ガラ主体の動物系出汁が、鶏特有の旨みとコクを加えるシンプルでナチュラルな万人向けのスープとなっている。大きな特徴はないが、老若男女に愛されそうなスープに仕上がっている。
続いて麺を持ち上げてみると、麺上げまでジャスト60秒の中細ストレート麺がお目見えした。やや大きめの番手の切刃と思われる細めの麺肌には鋭角なエッジが見られ、色づきも微かな黄色みを帯びている。麺肌から薄っすらと溶け出したグルテンが半透明な層となって、今が食べ時だと合図しているようだ。それに応えるように麺を一気にすすり上げると、大変に滑りの良い口当たりが印象的だ。滑らかさの中にもハリを感じる硬さを残した茹で加減は、尻上がりにピークへと向かう設定のようだ。序盤では芯の強さを味わいながら具材へと移行した。
具材のチャーシューは豚肩ロースの煮豚型で、薄切りなので食べ応えという面では少し物足りなさがある。軽やかな薫香が個性的ではあるが、過剰ではないので食欲をそそる香りだ。
追加した味玉は唇が触れただけでも熱々なのがわかり、盛り付け直前まで温め直されていたと思われる。好みのネットリするような熟成感はないが、適熟された黄身の旨みが味わえる。
薬味の白ネギは小口切りで添えてあったが、あまりの少なさで存在感は全くなかった。青み役のカイワレ大根も、雑な盛り付けがビジュアル的にもボヤけてしまっている。やはりこのタイプのラーメンには、茹でた青菜の方が全体を引き締めると思えた。
海苔は口溶けが悪いと言うよりも硬く湿気ってしまっていた。もともとの品質なのか保存状態の悪さかは分からないが、磯の香りもしない残念な海苔だった。
中盤から麺に戻ると、思っていた通りに変化を遂げていた。序盤よりもスープを吸ってふくよかな口当たりとなった麺を噛みつぶすと、ほのかな小麦の甘みとスープの塩気が渾然一体となって新たな旨みを放っている。細身のながらもグルテンの弾力を感じながら食べ進めていったが、麺が多すぎると思ってしまった。麺が多くて文句を言う事はないのだが、麺の量を減らしてメンマなどの具材に力を入れて欲しいと思った。この店主さんの仕込むメンマならば是非食べてみたいと思えたからだ。
最終的にはスープに若干の獣臭さを感じるようになってきたので、大量の麺とスープは残して箸とレンゲを置いた。
本日いただいた二杯のラーメンは、どちらも哀愁のある王道シンプル清湯醤油系だったので穏やかな気持ちのまま帰京の途につけた一杯でした。