會津 喜多方らーめん 愛絆の他のレビュー
コメント
早い!機動力ありますね!「本日の一杯の大崎」も本日上げていたお店です。
まぁ大崎氏は「ととのう」精神にはKO負けだと思いますが。
『花はおそかった』は懐かしいですね!
「だいっきらいだ!白い雲なんて!」は誰かのセリフのような?
喜多方や佐野・白河拉麺はハマる人には好きな一杯だと思います。
喜多方拉麺はバラ肉だったでしょうか?白河ではもも肉など使っていました。
毎回、面倒なんで配色時点のURLお教えしましょう!
https://irocore.com/
虚無 Becky! | 2019年8月28日 00:26はい!公共交通機関限定有料機動力には自信がありますのでw
「だいっきらいだ 白い雲なんて」のフレーズは、名店との呼び声の高い北柏の人気店を思い起こさせますね!って、やめて下さいよwあのラーメンを思い出すと具合が悪くなってくるんですから。
それとデジタル色辞典ありがとうございます。見てみると私の色褪せた辞典とは発色がまるで違って鮮明ですね。次回から参考にさせてもらいます。
のらのら | 2019年8月28日 13:08「だいっきらいだ 白い雲なんて」...とずーっと言い続けたマブダチのラヲタが、
先日、RDBの事務局にBANされました。
彼なりの正義感で起こした行動なので評価しております!
虚無 Becky! | 2019年8月29日 00:13そんな事があるんですね。それを知ると筆が鈍ってしまいそうですが、忖度レビューだけは書かないようにしたいと気が引き締まる思いです。
のらのら | 2019年8月29日 09:53
のらのら
指定暴食団

ラーするガッチャマン(通院中)
絹ごし木綿
RAMENOID





〝ニューオープン 探検記〟
以前にも増して上野のサウナに宿泊する機会が多くなっているのは、それ程に皇居を中心として北東エリアに新店情報が集中しているからだ。そんな中で今回も上野を拠点とした新店めぐりの計画を立てた。
また昨夜も「ととのい天国」を求めて上野の繁華街をスルーして、いつもの駅前の常宿までやって来た。なぜ大好きな夜のネオン街を素通りしてまでサウナに来るかと言えば、さすがにこの歳にもなれば飲酒後のサウナがどれだけ危険な事かは承知している。都内のネオン街で大枚をはたき不健康な冷や汗を流すよりも、サウナで汗を流す方が健康的だと悟ったからだ。夜のネオン街は地方遠征時の楽しみに秘めておこう心にと決めた。
昨晩もルーティン通りにサウナ 水風呂 外気浴の3セットを楽しんだが、ここでの最大のライバルはサウナの熱さでもなく水風呂の冷たさでもないのだ。それは何かと言えば、サウナ室内のマット交換のタイミングである。それは一日に何回も行われる作業と思われるが、夜の部は22時過ぎに行われるのが通例だ。他人の汗を吸っていないマットに交換してもらえるのは大変気持ち良いのだが、ちょうど3セット目のラスト3分あたりでマット交換が始まると強制退去を強いられるので「ととのい方」がズレてしまうのだ。過去には何度も重要なパターンを崩されて十分に整いきれずに虚しい思いをしてきたが、今回は1セット目を終えるちょうどのタイミングでマット交換が入ったのだ。交換の作業中に水風呂と外気浴でクールダウンしていると、2セット目以降は新しいマットの上で満悦なサウナタイムを過ごした。
上界の大浴場で普段よりも精密に肉体が「ととのう」と、次は精神も「ととのう」ために下界の食事処へと赤い絨毯の敷き詰められた階段を降りた。そこには週末とは打って変わった静かで安らげる食事処があり、本日は大声で喋る若者グループもおらず平穏な中年の一人客ばかりの楽園にも似た光景が広がっている。そんな中で無料の生ビールを含めても宿泊費よりも高くなるビール代を覚悟して、深夜を過ぎるまで生ビールを楽しんだ。
これで精神的にも満足に「ととのう」と、何気なくゲームコーナーの麻雀ゲームに挑戦してみた。この麻雀ゲームはポイントが30点を超えると景品がもらえるのだが、その景品というのが1000円分のサービスチケットで飲食代にも利用できる優れた景品なのだ。つまりは1飜が1点なので30飜を超えれば30点となり、景品をゲット出来るという事だ。元手100円でスタートすると、派手な役満上がりこそ無かったが地道に点数を重ねて45点オーバーを記録した。欲を出してベットを倍にして60点超えを目指そうかと思ったが、眠気が勝ってきたので全部を注ぎ込む前に景品に交換した。これで先程の生ビール2杯分近くの代金は帳消しになった事を心から喜んだ。
深夜1時にはベッドに入り翌朝まで目が覚める事なく熟睡すると、心身ともに〝ととのい〟効果で快調に朝を迎えた。大浴場の清掃が終わる午前5時になると、誰もいない一番風呂をゆったりと浴びる。さすがに朝ビールばかりは気が引けるので、朝コーヒーを飲みながら本日の移動ルートを調べておいた。
最寄駅は十条駅となっているが、よく考えてみれば上野駅からは決してアクセスが良いとは言えない事に気がついた。新たな拠点として、早急に池袋界隈でのアジトを見つけなければならないと思った。それでも自宅からよりは移動時間は短縮できるが、乗り換えなしのルートは見つからず最終的にはバスを利用する徒歩移動を減らすルートを調べ出した。その情報に従って11時開店前の現着を目指して、午前10時のチェックアウトと同時に上野駅から京浜東北線に乗り込んだ。
10分で王子駅に着くと複雑怪奇な駅構内に迷いながらもバス停を見つけ、国際興業バス 赤50系統 赤羽駅西口行きに無事に乗り換えできた。ここまでは計画通りに進んできたが、その先に行く手を阻む困難が待ちかまえていたのだ。それは区役所通りに掛かる埼京線の開かずの踏切りで、絶え間なく車両が往来するので開いている時間よりも閉まっている時間の方が長いくらいだ。しかも本日は下水道工事も重なって通行規制がされており、片側通行が追い打ちをかける。予定よりも10分近くも時間がかかってしまい、最寄りの上十条三丁目バス停に着いた頃にはオープン時間が迫ってきていた。
慌てて店先を目指そうと周辺を見渡すと、道路を挟んだバス停のすぐ目の前に開店祝いの花が並んでいる店を見つけた。そこが喜多方の蔵造りを思わせる白壁 黒漆喰 粗壁をモチーフにした店構えのコチラだった。バスを降りて直ぐに目的地とは大変ありがたく、歩く事なく店頭に着けた。定刻の1分前になってしまったが、幸運にも並びはなく先頭にて待機を始める。定刻を過ぎてもオープンとならないが店内には人の気配があるので臨時休業ではなさそうなので、その間を利用してRDBでは情報不足だったメニューを検討しながら待つ事になった。
店内に貼られた写真付きのメニューを見ていると、会津ゆかりの〝山塩〟や〝エビ塩煮卵〟という聞きなれない具材に興味が湧き始めてきた。すると定刻を2分ばかり過ぎて、室内を目隠ししていた白いロールスクリーンが上がり、店内からスタッフさんが出てきて仕込み中の立て看板が営業中にひっくり返されると先頭にて入店となった。店内に入って最初に聴こえてきた店内のBGMが偶然にも
♪ かおるちゃん おそくなって ごめんね
と歌う、美樹克彦さんの「花はおそかった」が流れていたのには、かおるちゃんではない私も思わず笑ってしまった。
それを聴いて待たさせた事を忘れると入口左手に設置された券売機の中から、店頭メニューで興味を引いた山塩やエビ塩煮卵は選ばずにマイスタンダードの醤油系と普通の味付け煮卵のボタンを押してカウンターに陣取った。カウンター越しに店内を観察するとテーブル席が多く設けられた店内を本日は四人体制で回しているが、構成的に見ると家族経営に思えるようなスタッフ陣だ。アットホームな雰囲気と新店舗らしい真新しい内装や厨房内が心地よく、初めてなのに落ち着ける和やかな空気が流れている。オープン間もないのに、すでに地元の常連客とホールを仕切る大番頭役の男性スタッフとの会話も弾んでいる。そんな穏やかな雰囲気の中で待っていると、着席して4分で我が杯が到着した。
その姿は屋号の入った白磁のオリジナル高台丼の中で、店内の空気にマッチした素朴な表情を見せてくれる。個人的な目標として全国制覇を目指していて国内では沖縄県と福島県だけになっているが、敢えて福島めぐりを人生の楽しみに残しているのが本音でもある。イメージ先行ではあるが福島 喜多方ラーメンといえばコレといった景色に思え、いずれは旅する喜多方への思いを寄せて眺めてみる。若干の不安要素も抱えているが、全国区になったご当地ラーメンに期待を込めてレンゲを手にした。
まずは唐茶色のスープをひとくち。表層には薄化粧ほどの香味油が店内のライトを跳ね返してキラキラと輝き、着丼と同時に立ち昇っている湯気の中からは魚介の香りがこぼれている。派手さのないスープの色合いからも落ち着きのあるスープを想像しながらレンゲを液面に沈めると、さらに真っ白な湯気が熱気とともに沸き上がった。射し込んだレンゲにはサラリとした抵抗力の少ないスープが軽やかに注がれて、飲まずとも清らかなスープであると確信できた。いざレンゲを介してスープを口に含むと、唇を灼くほどの熱々さに驚きと喜びを隠せない。やはり夏場でもスープは熱い方がありがたく、多少の口内ヤケドは覚悟済みである。味わいとしては見た目通りに優しく澄んだスープに一瞬思ったが、残念ながら謎の旨味で過剰に底上げされた非天然由来のスープだった。甘みを利用した旨味の中に隠れて塩分も、かなり多く使われている。たったひとくちで唾液が止まらなくなる程に旨味に満ちたスープを諦めて、レンゲを箸に持ち替えた。
麺上げまで150秒の外注麺を箸で持ち上げてみると、低短波でちぢれた中太平打ち麺が現れた。とても色白美人の麺肌が食欲をそそり、麺の不揃いな湾曲が個性をアピールしてくる。箸先からは数本でもズッシリとした重みが伝わってくるので、加水率は少しばかり高めに思われる。あまりスープを引き寄せていないのが幸いしてスープの過剰な旨味を気にせずに一気にすすり上げてみると、間隔の短い〝よじれ〟が唇をくすぐりながら滑り込んでくる。適度に溶け始めた麺肌のグルテンと香味油が手伝って、独特のすすり心地を表現している。思えば久しぶりの平打ちぢれ麺なので忘れかけていた感覚を取り戻した気がして、今後も平打ちぢれ麺のマイブームは継続していくと確信した。麺上げのタイミングも絶妙に思われ、口当たりや舌触りの良さがありながらも、歯応えや歯切れの良さも持ち合わせている。口の中を暴れる麺を噛みつぶすと、ほんのり香る小麦の香りと奥歯を押し返すような弾力のある噛み応えに魅了されてしまう。十分に咀嚼に応えてくれた後の喉越しの良さまであり、食べ応えも大満足に食べ進めた。私にとってはスープとの絡みが良くなかった点が幸いして、スープに毒されず麺自体の味わいを楽しむ事ができた。
具材のチャーシューも好みに合った仕上がりで良かった。喜多方では定番と思われる豚バラの煮豚型が三枚入っているが、今回の部位は赤身を中心とした部分が切り分けられていたのでラッキーだった。あまりに脂身が多いと食感が一辺倒になってしまい、脂身がしつこく思えてくるのが苦手なのだ。これぞ三枚肉と言わんばかりに、赤身と脂身が交互に差し込んだバランスの良い豚バラ肉で仕込まれてあった。厚切りとは言わないまでも、肉質を楽しめる程度の厚みを持たせたカットが豚肉本来の肉々しさを感じさせてくれた。また煮汁の旨みも取り込みながら素材の持ち味も殺さない仕上がりなので、追加のチャーシュー麺にしなかった事を悔やんでしまうような出来栄えだった。
逆に追加した味付け煮卵は焼印を押されてオリジナリティを見た目には表現するが、味わい的には漬けダレの出汁感も全くなく醤油色をしただけのゆで卵だった。また半割りにカットされていても冷たさが中心の黄身どころか白身にも残っていて、熱々のラーメンの中で異物感を出していた。
硬めに仕込まれた板メンマは薄味ではあるが歯応えの強さがアクセントとなっていた。
薬味の白ネギは小口切りで大量添えてあったが野性味のある辛味を残してあり、先程のチャーシューとの共演でも名脇役となって薬味の存在感を発揮していた。ナルトは今回も最初の段階で卓上のティッシュに包んで除外しておいたので寸評は無し。
序盤から諦めたスープに戻る事はなかったが、麺とチャーシューの素晴らしさに誘導されながら麺と具材は平らげていた。申し訳ないとは思いながらも、なみなみと残ったスープを前にして席を立った。
厨房内には大きな寸胴鍋があったので毎日スープを炊いているのだと思うが、ここまで底上げしなくても十分に旨そうなスープだったので残念で仕方なく思いながら店を後にして連食先を目指すために目の前のバス停に戻った。
移動中のバスの車内でも口の中は甘味と塩気がケンカをし続けていたが、人生の楽しみに残してある喜多方を含めた福島めぐりへの心配材料がひとつ増えてしまった一杯となってしまいました。