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「肉味噌らーめん」や「吟醸肉味噌らーめん」が美味いこの店。その後何度か行きましたが、あるラーメンだけは避けていました。そのラーメンとは、以前に食した際にその異常な塩辛さにげんなりとさせられた「吟醸醤油らーめん」。二度目はないと思っていました。しかし「あれはブレだったのではないか」との疑念も拭えなかった。今回訪れたのは、限定の「鶏白湯つけ麺」目当てだったのですが、それが既に売り切れていたため、思いもかけず吟醸醤油らーめんを再食することに。注文してから5、6分程でラーメンが到着。たおやかで繊細そうなビジュアルと様々な食材が織り成す香りの連なりに心奪われます。スープ。恐る恐る一口飲んでみると、まず前回と違って過度な塩辛さがないことに気付かされます。ほっ。次に感じたのは小豆島産の白醤油をベースにいくつかブレンドしたという醤油ダレ、鶏系出汁や魚介系出汁が同じ程度に優しく、そしてバランス良く利いていること。テイストこそ異なるものの、全ての食材が同じ「旋律」に向けて限りなく近い「音色」にチューンされているイメージを抱かせる点においてはカドヤ食堂 本店の「中華そば」を想起させるものがあります。ただしあちらのスープよりもこちらのものの方がより繊細な印象。まるで、線の色やデザインは異なるものの、円周の長さや中心が等しい複数の円が同心円を成しているかのようだとも形容し得るでしょうか。ブレンド醤油、鶏、鰹、スルメ、干し海老、昆布、ゴマ油等が隈なく浸透し、それらの集合体としてのテイストはもちろんのこと、各々の部分的なテイストも味わわせます。干し海老が利き過ぎていた前回とは大違い。良いですね〜。麺。麺屋棣鄂(テイガク)の全流粉細麺です。麺や 高倉二条の自家製全流粉麺とは異なり、口に入れた瞬間から強い「穀物感」を放つタイプではありません。しかし麺の軽さとテクスチャーのざらつき感が丁度良い程度に折り合っている啜り心地、そしてスープを運びつつも噛めば噛むほどじわりと広がる全流粉が美味い。いや。麺が単独で美味いというよりも、スープと同程度の強さでテイストが広がっていく故に、つまりスープと「足並みが揃っている」が故に美味いと感じられるのでしょう。具。刻みチャーシューにネギ、海苔。この短冊切りにされたチャーシューは賛否両論分かれるようですが、私は「賛」派。それは、他店のチャーシューに比べれば「弱い」という印象を受けるのは確かだとしても、このラーメンのスープや麺のテイストとは合致していると感じられるから。一切れだけ単独で食すにしても繊細なスープと融和するような旨味を感じられますし、麺と絡めて食すにしてもスープと麺、チャーシューの旨味が各々を侵食し合うことなく立ち上ってくる。落花生油で炒められたネギもしかり。スープの中で「浮く」ことなく、あるいは味を阻害することなく、その香りと甘みを余すことなく感受させられます。単独で食すのも良し、麺と絡めて食すのも良し。チャーシューもネギも2つの食し方で楽しめるように工夫が凝らされているのです。ボリューム。このラーメン。あっという間に完食してしまいました。一般的なラーメンに比すと、ボリュームが少ないので。しかしボリュームの少なささえも、このラーメンにあっては美点に思えてきます。満腹感を抱くよりも、「もっと食べられる」と感じられるポイント、つまり美味しいと感じなくなる前に食べ終えられるということ。都合の良い解釈ですが、一つの味わい方としてはそれ相応の有効なのではないでしょうかね。とはいえ、そんな食べ方は出来ないという方にはセットメニューやトッピングを注文することをお勧めします。「腹八分目」も人それぞれですからね。「吟醸醤油らーめん」。いうまでもなくこれは「京都ラーメン」と呼ばれる類のラーメンではありません。しかしその優美なビジュアル、奥ゆかしい香りと味わいをもってして、一般的にイメージされる「京都」を体現するという意味ではよりふさわしいラーメンだと感じられます。パンチのあるものをガッツリ食べたいという方よりは、少し落ち着いてじっくりと味わえるものを食したいという方に、あるいは「たまには」そういう気分で食したいという方に是非お勧めしたい一品です。そして後日再訪してもう一度食したところ、やはり印象は変わらなかったため、前回のレビューは削除し、ここに新たなレビューをアップさせて頂きます。
注文してから5、6分程でラーメンが到着。
たおやかで繊細そうなビジュアルと様々な食材が織り成す香りの連なりに心奪われます。
スープ。
恐る恐る一口飲んでみると、まず前回と違って過度な塩辛さがないことに気付かされます。
ほっ。
次に感じたのは小豆島産の白醤油をベースにいくつかブレンドしたという醤油ダレ、鶏系出汁や
魚介系出汁が同じ程度に優しく、そしてバランス良く利いていること。
テイストこそ異なるものの、全ての食材が同じ「旋律」に向けて限りなく近い「音色」にチューンされている
イメージを抱かせる点においてはカドヤ食堂 本店の「中華そば」を想起させるものがあります。
ただしあちらのスープよりもこちらのものの方がより繊細な印象。
まるで、線の色やデザインは異なるものの、円周の長さや中心が等しい複数の円が同心円を
成しているかのようだとも形容し得るでしょうか。
ブレンド醤油、鶏、鰹、スルメ、干し海老、昆布、ゴマ油等が隈なく浸透し、それらの集合体としての
テイストはもちろんのこと、各々の部分的なテイストも味わわせます。
干し海老が利き過ぎていた前回とは大違い。
良いですね〜。
麺。
麺屋棣鄂(テイガク)の全流粉細麺です。
麺や 高倉二条の自家製全流粉麺とは異なり、口に入れた瞬間から強い「穀物感」を放つタイプではありません。
しかし麺の軽さとテクスチャーのざらつき感が丁度良い程度に折り合っている啜り心地、
そしてスープを運びつつも噛めば噛むほどじわりと広がる全流粉が美味い。
いや。麺が単独で美味いというよりも、スープと同程度の強さでテイストが広がっていく故に、
つまりスープと「足並みが揃っている」が故に美味いと感じられるのでしょう。
具。
刻みチャーシューにネギ、海苔。
この短冊切りにされたチャーシューは賛否両論分かれるようですが、私は「賛」派。
それは、他店のチャーシューに比べれば「弱い」という印象を受けるのは確かだとしても、
このラーメンのスープや麺のテイストとは合致していると感じられるから。
一切れだけ単独で食すにしても繊細なスープと融和するような旨味を感じられますし、
麺と絡めて食すにしてもスープと麺、チャーシューの旨味が各々を侵食し合うことなく立ち上ってくる。
落花生油で炒められたネギもしかり。
スープの中で「浮く」ことなく、あるいは味を阻害することなく、その香りと甘みを
余すことなく感受させられます。
単独で食すのも良し、麺と絡めて食すのも良し。
チャーシューもネギも2つの食し方で楽しめるように工夫が凝らされているのです。
ボリューム。
このラーメン。あっという間に完食してしまいました。
一般的なラーメンに比すと、ボリュームが少ないので。
しかしボリュームの少なささえも、このラーメンにあっては美点に思えてきます。
満腹感を抱くよりも、「もっと食べられる」と感じられるポイント、つまり美味しい
と感じなくなる前に食べ終えられるということ。
都合の良い解釈ですが、一つの味わい方としてはそれ相応の有効なのではないでしょうかね。
とはいえ、そんな食べ方は出来ないという方にはセットメニューやトッピングを注文することをお勧めします。
「腹八分目」も人それぞれですからね。
「吟醸醤油らーめん」。
いうまでもなくこれは「京都ラーメン」と呼ばれる類のラーメンではありません。
しかしその優美なビジュアル、奥ゆかしい香りと味わいをもってして、一般的にイメージされる
「京都」を体現するという意味ではよりふさわしいラーメンだと感じられます。
パンチのあるものをガッツリ食べたいという方よりは、少し落ち着いてじっくりと味わえるものを
食したいという方に、あるいは「たまには」そういう気分で食したいという方に是非お勧めしたい一品です。
そして後日再訪してもう一度食したところ、やはり印象は変わらなかったため、前回のレビューは削除し、
ここに新たなレビューをアップさせて頂きます。