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「つけ麺(300g)」@弘雅流製麺の写真赤シャツさんの下で一番弟子として働いておられた方が独立出店したのが、ここ「弘雅流製麺」。2号線に面した神助(いつか行こうと思っていたのに…)の跡地に2008年7月にオープンしたばかりの「ホヤホヤ」の店です。麺哲支店 麺野郎に似たつけ麺が食べられないかと期待しての初訪問です。






注文したのは、「つけ麺(小)(200g)」。
ええ。上では300gと書いていますが、私が注文したのは200gの小サイズの方だった。
混み合ってはいない店内で、大きな声ではっきりとそう注文しました。
しかし私のオーダーを取ったのは、この店でアルバイトを始めてからまだ2、3日目かと思しき学生風の若い男性。
見るからに緊張し、テンパっておられました。
店主にも「まあ、とりあえず緊張すんな」となだめられるほどに。
で、私に供されたのは注文していない300gの方だったのですが、ここで彼にそれを指摘すると
ますますテンパってしまい、自らの失敗に凹みさえするだろう。
そんな風に想像してしまい、仕方なく300gを食すことになったというのがことの顛末なのです。
何といいますか、まあそういうこともありますよね。
減点なんてしません。

麺。

真空ミキサーが用いられた自家製平打ち太麺です。
「素」で一口。
おおっ。啜りの滑りの良さが半端じゃありません。
吸い始めはもちろん自力で吸引していることを自覚しているのですが、中ほどからはまるで
オートマティックに口内に運ばれるような錯覚さえ抱くほどです。
効果音でいえば「ツルンッ!」といったところ。
これは面白い。
テイストとしては、もちろん瑞々しさが前面に出ていますが、ふわっと小麦と卵の風味が漂ってもいます。
つけ汁次第では「化ける」との予感を抱かせるタイプ。
麺野郎で頂いたものともまた一味違う。

つけ汁。

塩ダレや鶏系と魚介系出汁を用いて最低限度の味付けがなされたものですが、最も印象的だったのはその塩辛さ
(それにしても、塩ラーメンメインの店でもないのにデフォルトで、しかも料理名に「塩」と
書かずに塩つけ麺を供するのも珍しいですね)。
私の食したものが「ブレ」だったのかどうかはわかりませんが、かなりエッジが利いています。
麺が備えるほのかな甘みにこの塩辛さをコントラストとして対置させようというのか。

麺をつけ汁に浸して食す。

う~ん。せっかくの良質な麺が塩辛さに負けている感が…。
麺の甘みや旨味の増幅は感じられず、ただひたすら塩辛かった。
いや。
私は塩分「多目」を「過多」と捉える傾向があるので、勿論そのことを勘案すべきではあります。
確実に。
しかし麺を2分の1程度にしか浸さなくてもほぼ同様の塩辛さだと感じ、麺の旨味や甘みの増幅したと
感じられなかったのも事実。
麺の旨味と甘みが増幅しなければ塩辛さもコントラストとはならず、せっかく麺の旨味を
引き出すために意図的になされたはずのつけ汁のシンプルな味付け自体もチープに
感じられてしまった。
…まあおそらく、このつけ汁はまだ発展の途上にあるかたまたまブレていたかのいずれか
だと私は想像しておりますが。

具。

チャーシューに九条ネギ、メンマ等。
チャーシューは麺野郎のつけ麺の中に入っていたものよく似た美味さを誇ります。
素材の旨味を活かすよう濃い味付けは避けられており、ザラザラした赤身を噛めば噛むほど
何とも美味い肉汁が滲み出てきます。
また、テイストこそ似ていませんが、この「ザラ汁」感は桃花春のチャーシューを
想起させるものもあります。


「つけ麺(300g)」。
私にはピチピチ感が美味い麺の魅力が半減しているように感じられたつけ麺でした。
しかしそれでも麺単体とチャーシューの美味さ、店主の麺哲での修行経験、そしてこの店が
オープンしてまだ半年も経っていない(2008年12月現在)ことを踏まえると、まだまだ伸びる
蓋然性を秘めたポテンシャルに溢れる一杯だとも捉えられます。
あのアルバイトさん共々、今後に期待できるでしょう。

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