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「タンメン+半餃子」@手打らーめん 珍來 茎崎店の写真町中華「珍來」小研究23(独立店系)

金丸珍來」の女将さんが非茨珍系の県内のお店をいくつか話に出してたが,神栖の後,それらの店に行ってみた。
まずは,つくば市のはずれ,牛久市に近いこの店へ。
この辺は合併前の「茎崎町」なので,茎崎店と言われてるようだ。

片側2車線の国道408号沿い。
こちらも古めの店舗だ。
昼の盛りとはいえ,レベルの高いつくば市にあって,この古い店舗の駐車場にも車がたくさん入っている。
ここまでのレポは2件。
レポの数と地元客の多さは必ずしも相関関係にないことが分かる。

入店すると,それなりのお年の女将さんらしい女性がお出迎え。
厨房にはご店主らしき方と助手等の男性たちが忙しそうに働いていて活気がある。
カウンターに通され,メニュー表を一応眺めるが,ここまでくればタンメン。
半餃子(3個)もあったので,お願いした。
750円+330円,計1080円也。
ふと女将さんと厨房内の男性陣が紙の帽子を被っているのに気付く。
形状は茨珍や珍栄会で見たものとほぼ同じだが,楷書の筆文字,手書きのような赤い「珍來」の文字。
このタイプは初めて見た。
そんな観察をするうちに10分弱で提供されたのは,白濁したスープが印象的な中ぐらいの野菜の盛りのタンメンと,大振りの餃子。
小さな穴が開いているのはご愛敬。

麺は,多加水気味の平打ち太微ウェーブ。
もちっとした確かな噛み応えと小麦の旨味。
こちらも美味しい珍來の麺だ。
スープは,炒めの旨味が流れ込んでいるように白濁しているが,思ったよりも旨味がガツンと来ない。
塩分が控えめなのかな?
見た目とのギャップがあるので舌がおかしいのかと思ったが,まあまあのスープ。
具は炒めた肉と野菜。
キャベツの割合が多く,他は,もやし,ニンジン,キクラゲ。
炒め具合はややクタなので,油多めでしっかり炒めた後,肉や野菜の旨味がスープに溶け込むまでスープと煮ているのだろう。
スープ自体の出汁感が弱めなのかな。
麺量はここも200g近く。
餃子は皮がやや厚めで,他の独珍なみに大きい。
皮の焼めのパリッと感はあまりないが,餡はなかなか美味しかった。
珍來系の餃子はどこもそれなりに美味しいし,大振りで食べ応えがある店がほとんどだね。
完食完飲。

次々と客が入ってくる,つくばのはずれの人気店。
回転がいいことは味の勢いにつながることが多いのだが,ちょっと雑な印象もあった。
まあ,珍來さんらしさがいっぱいあっていいんだけどね。
女将さんにも製麺所を確認したのだが,店外には地の消えかかった「㈱珍來製麺所」の麺箱。
ここも他の独珍同様,船橋珍來製麺から麺を卸していた。



【研究】
会計時,忙しいのは分かっていたが,少し客が捌けてきたので女将さんに聞いてみた。
「県内のちんらいを今食べ歩いてるんですが,ここは岡見店とご兄弟,石岡の珍來さんのご親戚と聞いてますが。」
すると女将さんは,岡見店のご店主とここのご店主とは確かにご兄弟だが,神立は無関係とのこと。
……「石岡」って言ったのだが,聞こえにくかったのか先入観があったのか,そう女将さんは答えた。
それ以上は突っ込まず,カレンダーはなかったが,麺の仕入れは「船橋珍來製麺所」とだけ確認して退店。
この後行った岡見店の方で聞きだしたのだが,この店はお兄さん夫婦の営業で,平成7年開店とのこと。
平成7年は西暦だと1996年。
1997年に総珍が「珍來」を商標登録しているらしいからその前年か。
ギリセーフ。

金丸珍來」の女将さんの話を聞いていて,何で茨城に珍來が多いのか何となく見えてきた。
茨城の美野里町出身の「清水さん」と言う方が,東京で「珍來」という店を興し,弟子を輩出するだけでなく独立支援も積極的にしてくれている。
そんな評判を聞いて,茨城つながりで清水氏を頼って多くの方が上京したのではないか。
豊華食品の「石井實」さんのように。
ラーするガッチャマンさんが,「茨城県西に珍來はないの?」とコメントをくれたが,古くは上京の手段は常磐線だっただろうし,麺等の流通の都合からも,常磐線沿線,常磐道近くの方が多くなるのだと思う。
茨城県は魅力度ランキング最下位なのだが,茨城県南部は東京通勤圏内から微妙に外れる地域が多く,他の関東の県よりも上京し成功した者が勝ち組という意識が大きい。
その辺が茨城県人自体,特に人口の多い県南部に住む方の郷土愛を薄れさせている気がする。
豊華食品の石井氏のエピソードの中に,「(上京し家を建てるという)夢を達成出来たので、田舎の親戚を呼び 寄せ盛大に宴会を催したのを覚えている。 」とあるが,まさにその感覚。
東京の有名店で修業してきた「珍來」の看板は,今よりもさぞかしステイタスだったのだろう。
大学進学についても「とにかくどこでもいいから東京の大学に行きたい。」と,まず思うからね。

そこで気付く。
ああそうか,茨珍は…………(以下自粛)

投稿(更新) | コメント (14) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんにちは。

はやっている店なのにRさんのレポが3件めとは意外でした。
珍来、なぜか水戸(というか県央、県北)にないんですよね。
もしその辺をご存知でしたらいずれ教えてください。

glucose | 2020年6月3日 08:29

どもです。
なるほど、的確なお答え有難う御座います<(_ _)>
地域に根ざした人気店って、抜群に美味しいとかではなく
お得なセットとか何回食べても飽きないような
メニューがあって通わせる、今時の意識高い系とは
そもそも違うのでラヲタは少ないでしょうね😝

こんにちは。
今回も最後の研究は興味深く読ませていただきました^^茨城に珍来が多い理由がなんとなくわかりました☆

poti | 2020年6月3日 13:16

こんにちは☆

今日は珍来さんを狙おうとしましたが気になる新店が小平に…慌ててそちらに向かうも携帯とマスクを忘れて麺活はやめて帰宅しました。
次のレポがめっちゃ気になりますー!

ノブ(卒業) | 2020年6月3日 13:52

どもです!
こちらのスープはあっさりあっさりでしたか。
帽子は謎ですね。わざわざレタリングを変えてくるとは。

茨城は地元愛かなり高いイメージがあるんですが
南方面は、今はまだしも常磐線しかなかったら、なかなか大変ですね。

茨城珍来の方々は、少し負い目な気分で仕事してるんでしょうか。
だと、したらそんなの気にしないで頑張ってもらいたいですね。

さぴお | 2020年6月3日 16:53

こんにちは^^
珍來の商標登録が一つの分かれ道だったんですね。
茨城珍来ももう少しでしょうから、その後の東京埼玉の
珍来レビューも楽しみにしています。(*^^*)
板橋珍来にでも行ってみようかな。

mocopapa(S852) | 2020年6月3日 17:06

こんにちは😃

なるほど、茨城の方にとっては、珍來が成功の
シンボルだったりする訳ですね。
とにかく、珍來のDNAが宿る地だけあって
千葉とも埼玉とも異なる根付き方です。

としくん | 2020年6月3日 17:51

こんばんは❗
こちらはタンメンの具が少し少なめですが、餃子が大きいですね👌

川崎のタッツー | 2020年6月3日 18:28

こんばんは!

レビュー数が少なくても、人気の高いお店って結構ありますよねェ〜
大学進学の例え話、妙に納得です。

こんばんは
上京して一旗上げる。
確かにそんな雰囲気があったかもしれませんね。
茨城県の元々住んでた方は関東の中では少し独特な雰囲気を持ってる気がします。

あらチャン(おにぎり兄) | 2020年6月3日 21:01

こんにちは。

岡見店の方とご兄弟でしたか。
こちらのお店の店主さんと女将さんもなんとなく覚えています。
今も、ジャンボラーメンありましたか?

ももも | 2020年6月3日 21:55

此方には、五目ラーメンもありますね!
岐阜はタンメンというのは少なく五目ラーメンが多いです。違いがよくわからないですね?
岐阜タンメンというのがありますが此方のタンメンと比較すると別物と感じます。

みずみず | 2020年6月4日 00:11

こんにちは。
上京で修行し故郷に錦を飾る開業だった様ですね。

おゆ | 2020年6月4日 13:59

こんにちわ~!

毎回読んでいて、なるほど~と感心しちゃってます!
コレっ読んでから、そのまま次に行きますw(笑)

バスの運転手 | 2020年6月5日 18:08