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コメント
こんにちは。昼飯専門です。 遂に東大阪のあの場所に降臨されましたね!(笑)
>あの甘い香りが瞬時に強く立ち込める。この香りの「シフトチェンジ」も、・・・
~言われてそう言えば・・成る程「香りのシフトチェンジ」・・もう一度「熟成」を頂いた際に興味深く頂いて見ます。
>志向性の高さはこちらの方が勝るような気が・・・
~「スケールの大きさ」と「志向性の高さ」・・・何とも言い得て妙にハマりますね。
相変わらずとことん深く迄掘り下げられたレビュー。流石です。
昼飯専門 | 2009年2月1日 11:16poly-heteroさん、こんにちは!
『紫蔵』や『なかにし』に未だに行けず、残念な感じですが・・・・また、久しぶりの感動を味わう事ができました! >_<v
ただ、テーブル席に座ってしまったので、平ザルでの湯きりが見られなかった事が、無念です。
初めまして、ラーメンキングと申します
マークをしているユーザーさんの採点を主に見ていたので、今初めて採点を読ませていただきました。
なるほど、と感心する描写があり、目からウロコ状態でした。やはり麺とスープのバランスがもう少し改良するのがよろしいかと、私も感じました。ただ、何度も書きますが、大阪で受ける味なのか?それが疑問です。
これからも楽しい採点を期待しています。
こまさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
>また、久しぶりの感動を味わう事ができました! >_<v
レビューも拝読させて頂きました。節系はあまり強くなかったですか?
私や昼飯専門さんはそれを強く感じたので、味がやや変わったか無化調特有の「美味いブレ」があったのか、
あるいはやっぱ人それぞれ味覚や嗅覚で捉えるものの割合や強度が異なるってことなのですかね。
何にしてもあのオリジナリティーの高さと現在進行形でどんどん進化していきそうな旨みは良いですよね~。
>ただ、テーブル席に座ってしまったので、平ザルでの湯きりが見られなかった事が、無念です。
まあ特別見栄えの良いものでもないですから、ご安心くださいな。
次回訪問時のちょっとした楽しみにしておきましょう。
では、これにて!
poly-hetero | 2009年2月10日 23:40ラーメンキングさん、こんばんは
>ただ、何度も書きますが、大阪で受ける味なのか?それが疑問です。
もしこの店が志半ばで閉店に追い込まれることになるとすれば、それは立地条件の悪さだとか大阪で
市民権を得たつけ麺がここでは供されていないだとか、あるいは我々が窺い知れない事情、たとえば
原価率が高く利益率が低い(実際はどうか知りません。あくまで想像に基づいた仮定です)といった、
とにかく「味以外」のことがいくつか重なりあってのことになると私は予想します。
何故「味以外」なのか。それはこのRDBだけでなくブロガーさんの書いたものを読んでいても、
「熟成らー麺」が好評であることが明白ですから。
ところで私が理解できないのが、キングさんが「大阪で受ける味なのか?」と疑問を呈されていること。
私からすれば、「大阪で受けない味」というのがイマイチ想像できないというか、本当にそんなものが
存在するのかどうかさえ甚だ怪しいと考えております。
「味」だけに焦点を絞ってお話ししましょう。
まずキングさんご自身の好き嫌いや麺食経験を一端脇に置いて、フラットでフェアな気持ちになってください。
そしてRDBの大阪の上位100店舗、あるいはブロガーさんに人気がある店、またはもっと一般的なお客さん達が
行列を成す数々の人気店をざっとご覧になってください。
ジャンルを問わず、様々なラーメンが人気を博しているでしょ?
スープの種類や濃淡、そして麺や具の種類。色々あるでしょ?
これが意味することの一つは、大阪には地域に根付いて久しいラーメンが高井田系以外には無く、
その分だけ先入観・偏見を持たずして、幅広いジャンルのラーメンの味が受け入れられているという
「現実」があるということなのではないでしょうかね。
たまには主観を「現実」に基づいて「更新」するのも悪くないですよ。
というか、そうでなければ独り善がりになって凝り固まってしまい、見えないものが増えてしまいますからね。
では
poly-hetero | 2009年2月10日 23:40
poly-hetero
ななお
№61
Ra麺@答えくん
maroto
scirocco(実況中継風)





そんな最中、眼前に現れたは「麺や紡」。この日の「目的地」です。わかっていたとはいえ、周辺環境を考えるとここに「自家製麺」「無化調」の店があるのが不思議でなりません。
注文したのは「熟成らー麺」。メニュー表に「(こってり)」とあるように、濃厚な動物系出汁のラーメンです。
驚かされたのは、自家製麺&無化調でありながらも550円と安価であること。
だ、大丈夫なのでしょうか…。大きなお世話ですが、きちんと利益が出ているのか少々不安になる。
小料理屋だとかすし屋のカウンターのような清潔感溢れるカウンターにて、冷たい緑茶を飲みつつ待つ。
ん?緑茶?
そう。ここは水ではなく緑茶が供される。
緑茶を出すラーメン屋。ありそうでない。
ここの緑茶が特別に美味いとは感じなかったが、水よりも口内がさっぱりするため、濃厚なスープを
供すラーメン屋には案外良いかもしれない。
ラーメンが供される直前、店主が湯切りをするのを目にする。
これが少し変わっていて、大量の湯が沸騰する大鍋からデボを取り出し、そこからさらに
麺を平ザルに移してから湯を切るというやり方。
なるほど。
この方が弱めに振れることによって麺を傷つけることがないでしょうし、アルカリが溶け出した湯も切りやすい。
もちろん、そういう意図なのかどうかは存じ上げませんが。
程なくして、ラーメンが到着。
・スープ
初めに味覚や嗅覚が捕らえたのが、鶏系出汁の「元・甘み」。
たとえばもっと醤油ダレを薄くし、さらに魚介出汁を用いずに香味野菜のみを強調すれば、
このスープもあの「天一」のスープに似た鶏の甘みを醸すはずだ。
しかし実際は、このスープは甘くない(ついでにいえば、濃厚であるにも関わらず、重くも
クドくもないし、臭くもない)。
甘みや重さ等は抑えられ、鶏はテイストという以上に濃厚なフレーバーとして生きている。
鶏の角(カド)ではなく過度(カド)が抑えられているといったところか。
また、鶏をテイストという以上にフレーバーたらしめているのが、魚介系出汁。
初めの内はスープ全体の熱さにより「強いがカドのない魚介感」として、そして後に、次第に味が染みてくるのか
何なのか、より輪郭線が明確な「節系を中心とした強い魚介感」として感じられるようになる。
とりわけ中盤から終盤にかけて、味覚と嗅覚が節を強く感じるようになる。
まさしくこの段階的に味が変化する魚介感こそが、鶏の過度(カド)を抑えている。
そして鶏もまた、魚介類の過度(カド)を抑えているのであろう。
醤油ダレを触媒として、濃厚な鶏と強い魚介が互いのネガティブな部分を抑え合い、ポジティブな部分だけを
残し合っている。
鶏白湯のクドさや臭さ、重さの代わりに魚介系(後に節系中心)の旨みが利いているこの感じ。
初めてだが、妙に美味い。
さらにこのスープはここで終わらない。
口中に含んでいる際は魚介系(後に節系)の香りを強く感じるのに、飲み込む瞬間に鶏白湯特有の
あの甘い香りが瞬時に強く立ち込める。
この香りの「シフトチェンジ」も、このスープの長所の一であろう。
私はこれがいたく気に入りました。
このスープ。その美味さとオンリーワン度の高さにより、インパクトが極めて強い。
もちろん完成度に関してはいくつか思わないこともないが、それは時の経過に従って徐々に
高められていくだろうから、ここでは不問とします。
・麺
国内産の小麦2種に熱風焙煎した大麦を加え、3日間熟成させたという自家製麺。
全粒粉とは異なる穀物感、「つなぎ」の卵やカンスイ等に配慮したのか一見強度が強そうには思えない
麺表面の「モロモロ感」、その表面のテクスチャーとは相反する芯の強さを感じさせる噛み応え等、
スープと同様に個性的である。
ところで、この手の「主張する麺」は、麺のスープとの絡み(及びスープへの服従)を重視して久しかった
旧世代及び旧感覚のみを「掲げる」人たちには、概して評判が芳しくない。
彼らは「麺が主張する」のを「絡みが悪い」と、半ば自動的に判断してしまうきらいがあるのだという。
私としてはスープとテイストの相性が良ければ、あるいは美味いスープをより美味く感じさせるとか
普通程度のスープを美味く感じさせるのであれば、麺の「主張」はOK。
それとは反対に、特に主張せずにスープを絡めて運ぶのも、その「仕事振り」が徹底されていればOKだと思っている。
ただしこのラーメンの麺に限れば、そのオリジナリティーとポテンシャルの高さ等の「主張」は伺えるが、
スープとの共存に関しては、「もっと上を目指せる」とも感じた。
たとえばこの麺の「穀物感」は、広がりはするものの、スープと対等になるほど強いとは私は感じなかった。
容易にスープを絡めないことと麺表面の荒々しいテクスチャー、穀物感等が合わさることによって
麺そのものの「存在感」はスープ以上に高まるといえなくはないが、主張するための根拠となる
「穀物感」はスープに負けている気がした。
とりわけあの啜りのスムースさを犠牲にしたあの「表面モロモロ感」であれば、「それとトレードオフの
穀物感がある」と納得したいところ。
あるいはその反対に、麺表面の荒々しさを抑えてもう少しスムースな啜りにする、つまり「穀物感」を
抑えるのも一つの手かもしれない。
啜る際の抵抗が弱まった分だけ、減ったはずの「穀物感」が逆説的にもっと増えたように
感じられるということもあり得る。
さらに、麺の一切を変えないのであれば、スープの粘度というかテイストの持続力を高め、
口中で麺の「存在感」が増そうとも、スープのテイストが消えないようにするとか。
私のような「うるさ型」のラーメン(及びつけ麺)好きでなければ、ここまで具体的にこの麺とスープの相性に
関して思いを巡らせないのかもしれない。
しかし同時に、現時点では両者の相性を激賞するRDBレビュワーもブロガーも目にしたことはない。
それに加えて私自身の抱いた雑感も勘案し、改善の余地ではなく、向上の余地はあると感じた次第です。
しかし新店にしてこれだけ個性的な麺を供すのは、驚愕モノです。
・具
炙りバラ肉チャーシュー、葱、メンマ、ナルト等。
炙りバラ肉チャーシューは…、何でしょう、無難に纏められたテイストです。
美味いバラ肉特有の赤身と白身のアンサンブルもなければ、不味いそれのクドさもない。
美味い炙りもの特有の香ばしさもなければ、不味いそれの焦げ臭さもない。
そんなところ。
しかし京都在住の私だけではなく、大半の大阪府民にとっても決してアクセスしやすいわけではない立地条件の
この店の場合、「あそこのチャーシューがウマいねん」と言わしめる何かが欲しいところなのかも。
それは麺とスープの相性以上に強く感じました。
しかし葱。これとスープの相性が存外に良く、無料でできるという葱増量を頼めば良かったと後悔させられた。
・終わりに
「熟成らー麺」。
麺とスープ及びその相性にオリジナリティーとただならぬポテンシャルの高さを感じさせられた、
衝撃的な一杯です。
スケールの大きさは同じく2008年の新店群青の「特製つけ麺」に譲るものの、
志向性の高さはこちらの方が勝るような気がする故、今後大きく伸びそうな一杯。
未食の方は、せめて一度は食してみてはいかがでしょうか。