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「【昼】ワンタン入りしおらぁ麺」@飯田商店 湯河原本店の写真21/08/30(月)初訪問。10:44着。
超名店強化Day最終日4日目。ついに本丸。本日は湯河原へ。
OMAKASEでユーザー登録とクレジット登録を行い事前準備。※クレジット未入力だと予約不可。
火曜12:00にPCから予約を試みるも、混み合っていますと10回以上蹴られる。
金土日月いずれかを獲れれば良かったんですが、リロードを繰り返すうちに少しずつ金×・・・土×・・・日×と選択可能な曜日が減っていく。悪夢かな?
なにくそとスマホとPCダブル使いに切り替え2台で連打するも無理。
これはもうダメかな、と思った最後の2枠で獲得。
予約を終えて時計を見ると12:13。争奪戦は10分以上の戦いを覚悟した方が良さそうです。

そんな試合から6日開けて当日。
湯河原駅の改札を出て、正面の急な階段を降りたら、あとは左に真っ直ぐ徒歩8分。
住宅街にポツンと、外観は昭和の豆腐屋のような目的地が見えてきます。

10:45に食券購入開始。複数杯食べるならこの時点で欲しいもの全て買いましょう。
この予約帯全員の食券回収が済んでからの開店となり、全員買い揃うまで実に20分。
11:07に飯田将太その人が出て来てのれんを掲げ、オープンです。
さすがに店主界隈に疎い僕でも、飯田店主の顔は分かりますとも。
店内は外観とのギャップが大きい、まるで建てたばかりの江戸前寿司のようなビシっとした木のカウンター。
着席すると、なんと一人一人に店主自らお辞儀と挨拶。
うひょー、なんだかアトラクション感が出てきましたなあ!
この時点ではまだこんな舐めたメンタルでした。徐々に言葉を失うわけですが。

ほどなくして麺上げ。
このあたりから空気が変わり、待ってる側も無意識に背筋がピンとなってきます。
平ザルのキレが凄い。ザルの上で麺が高く跳ねる跳ねる。
3,4回しか湯切りしていないのに、そのたった数回で付着した湯が完璧に切れるようなパァン!という強い音が店内に響く。
こういうのを見てしまうと、店主にフォーカスを当てるレビュアーが多くなるのも腑に落ちる。
麺上げに強い想い入れが無い僕ですら思わず見惚れるほど、ただひたすらに、格好良い。


・ワンタン入りしおらぁ麺 1,580円
5分で着丼。
先に配膳される人と後に配膳される人で10分近い時間差。
後の方には本当に申し訳無さそうにもう少しお待ちくださいと声掛けをしている。

◆スープ
カメラだと色がくすみがちな照明が飯田商店唯一の欠点だろうか。
補正してもよく伝わらない色温度だけど、ライムグリーンと白金を混ぜて透過させたようなとてもキレイなスープです。
実物が目の前にくると、おおよそ他では見ない特徴的な色味に目が奪われます。

まずは一口飲んでみると、豚ロースのエキスを軸にしたような芳醇な豚の旨味がぶわっと広がる。
正直なところ鶏清湯だと思って数か月前までずっと忌避してたんですが、さぴおさんに豚メインに変わったよと言われてから訪問欲求が急上昇していました。
鶏の存在も感じる。厚めの鶏油もある。しかし確かに豚がメイン、それも極上の豚に極上の塩です。

使ってる塩が塩単体で成立するタイプじゃなくて、調理に使うようなミネラル配分らしさがある。
だからこそ動物感が映える。旨味の強い塩に含入されがちな別の風味が被さってこない。
しっかり塩味がするのに動物が美味い。脂も多いのにぬめり感が無い。隙が無い。

今まで食べた味と類似が思い浮かばず、鶏清湯とか豚清湯とかではなく、飯田商店という味が確立しているように思います。
ていうか似てる似てると噂だった花月嵐の飯田商店、いざ本物を食べると全然似ていない。

◆麺
平打ちの中太ストレート。
柔らかい食感ですが、平打ちというところがポイント。
一般的な神奈川淡麗系は、僕の雑な歯運びだと咀嚼感が無さすぎて点数低くなりがちなんですけど、平たいことによってその不満が解消されている。
麺は長く、唇に触れる際のくにっとした柔らかさと、噛み切る時に伸びて切れることに抵抗する感じが気持ちいい。
神奈川系のたおやか麺、この感じが出せるのであれば硬麺派でも正直全然苦手に感じません。

◆トッピング
チャーシュー、ワンタン、ネギ、メンマ、酢橘。
配膳時に説明があり、「本日は」TOKYO Xのロースですとアナウンス。日によって違うのかな?
チャーシュー麺じゃないのに大きいのが2枚も入ってました。
しっとりと柔らかく、多分下味付けてない無味の調理だと思うんだけど、素材本来の旨味と脂のコクで大変な美味しさ。
ワンタンは2個。左が山水鶏?と右が金華豚だそう。蘊蓄が卓上に無いから聞き取れないと終わります。
それぞれ味が結構違って、両方美味しい。肉の種類だけでなく生姜の配分も違うのかな。
金華豚の方が肉の旨味が強くて個人的にはより好みかな。左の方が気持ちアッサリ。

白髪ネギを避けると下から酢橘。
飯田商店が酢橘を入れてくるイメージが無くて少しびっくり。
風味が広がるのが怖いので、レンゲにスープを入れてその上に乗せて軽く押して楽しむ。
まあ、有りと言えば有りかな?スープの旨味が強すぎるのであまり変化が起きないのが逆にちょっと面白い。

◆卓上
何も無し。


色で、味で、食感で魅せる至極の一杯。
美味しいラーメンでも、人によってはココは好みじゃない、ココはこうした方が好き、みたいなポイントが個人個人であるじゃないですか。
そういう個々ごとの嗜好を技量でねじ伏せてくる、圧倒的な存在感があります。
前情報では苦手な要素が散見していたので、正直また逆張りみたいな点数になるのかなと思ってたんだけど、見事に組み伏せられました。
ラーメン日本一。その看板は伊達じゃない。

11:21。まずは一杯、ご堪能。
食べ終わって一息ついたタイミングで「次、御作りしますね」とスッと盆が下げられる。
実は人生初の店内連食。2杯目の投稿は数か月温める予定です。

投稿 | コメント (13) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

おはようございます☆

予約お疲れ様でした。
さすがのスコアですね。
唯一嗜好に合うか心配だった麺もかなり良さそうでコレは一気に行きたくなりました。
メニューは予約時に決めるのではなく枠を押さえる形で訪問時に決められるんですね。
パラも終わりに近づき仕事が落ち着いて来たので近いうち予約バトルを体験したいと思います。

ノブ(卒業) | 2021年9月4日 05:51

>ノブさん
予約って数秒で勝負が終わるのかと思ってたんですが、10分以上のリトライ勝負でした。
麺も良かったですけど、何より鶏から豚に変わってくれたのが一番の勝利要因ですね。
鶏のままだったら多分僕は低めの点になっていたと思います。
予約時に決めるのは訪問人数と時間帯だけですね。
誰かが予約を掴むと一旦そこで混雑中に切り替わって処理が止まり、
枠を掴んでる人が何人で予約するのかまで確定した瞬間次の枠取りが再開されるような
動きだったので、リロードのタイミングが重要そうです。

eim◆外食習慣fin. | 2021年9月4日 07:36

おはようございます!
行かれましたね、日本No.1のお店へ。満点のレビューになるかと思ってましたが後の4点は遠すぎはeimさんは全く関係ない方なので何が足りなかったのか逆に知りたいですね🤔

川崎のタッツー | 2021年9月4日 08:08

おはようございます^^

TOKYO-X主体に変わってどっしり厚みが増して
圧倒されるような飲み応えでした。
私はしなやか流麗麺が好きなこともありますが、
此方の麺は口に入れた瞬間にうっとりして、
思わず噛むのを忘れてしまうんですよ😂
また行きたいです。

としくん | 2021年9月4日 08:39

>川崎のタッツーさん
90点台は結構出しますけど、95点から先は余程刺さったときだけですね。
たぶん皆の90ボーダーが僕の95なのかなあと思ってます。
足りないというよりも、何と言いましょうか、飯田商店レビューはこれで半分なので。
残り1/2で残りを書こうかなあって思ってます。

>としくんさん
淡い厚い、薄い濃い、みたいな相反する感じが同居してる印象でした。
よくステーキで肉が溶けるって表現しますけど、スープが溶けるような。
液体で最初から溶けてるはずまのにじゅわっと舌から消えていくのが凄かったです。
ここの麺は硬麺派が柔麺に感じがちな不満を見事にいなしてるのが衝撃でした。
すぐさま再訪したくなる名店ですね。

eim◆外食習慣fin. | 2021年9月4日 10:40

こんにちは
何度挑んでも全然獲れる気しませんよ。
自分がレポを上げまくってた頃はここまで神格化されてなかったのに。
まぁ、食べログでは弱そうですけど、味わい、格、人気、今の時点で日本一でしょうね。

あらチャン(おにぎり兄) | 2021年9月4日 10:50

>あらチャンさん
挑戦1回目で獲れたのはかなり運が良かったです。
飯田商店を取れたので、この休み中は頂点たちを色々行こうと決断できたんですよね。
食べている瞬間だけじゃなく、入店してから退店するまで1秒も暇を持たせる隙を与えず
目に映る出来事全部が体験に繋がる構成になっているのも強いですね。
ここを人生初店内連食に選んで良かったです。

eim◆外食習慣fin. | 2021年9月4日 11:43

どもです!
90後半が出てくれて嬉しいですね。
麺はそうでしたね、扁平気味でした。
たしかにあれで咀嚼力が上がり、啜る楽しさが得られますよね
あの絹のような麺を猛然と啜りくらいました

そして連食はつけですかね。
こちらはきちんと一杯で満足するように設計されてるので、汁そば2発はオイル的にキッつい

さぴお | 2021年9月4日 12:29

>さぴおさん
正直、さぴおさんの「飯田商店めっちゃ美味かったですよ」が無ければ
怖くてこのタイミングでは挑戦できてませんでした。
自ずと前日までの他の重い宿題店たちも・・・尻を叩いてくれて感謝です。
あの麺はしなやか麺に対する認識変わりますね。
柔らかいのが苦手?へえ、じゃあこの麺を食ってみな?と言わんばかりにねじ伏せられました。

eim◆外食習慣fin. | 2021年9月4日 13:25

こんばんは。

ネット予約って嫌っw アナログオジサンに大変です。
当面この一杯を食べることは叶わないでしょうね!

やっぱりネコが好き | 2021年9月4日 20:12

>やっぱりネコが好きさん
予約制や記帳制はぜんぶ実行する前の心理ハードルが高いですよね。
実際は店頭で何時間か並ぶより絶対楽なはずなんですけど・・・不思議。
そもそも予約して行って食べて帰ってくると、1杯でも5千円ですからね。
予約ハードルや金銭ハードルがあってこの競争率なので、本当凄いです。

eim◆外食習慣fin. | 2021年9月4日 22:07

飯田さんは新宿小田急の催事での一度のみですが、
オープンキッチンで御店主の湯切りも見られました。
催事を超えたオーラがありましたねぇ。

実店舗での凄みをエアーしながら読みました。

オンライン予約システムは、激戦でしょうけど、
with coronaに合目的性があるように思います。

おゆ | 2021年9月6日 15:40

>おゆさん
なんと。催事にご本人が来られたんですか。それは見応えがあったでしょう。
堂の入った淀みない所作が、1ジャンルの頂点に来たんだなあと実感させてくれましたよ。
予約システムってコロナの影響で変わったんですかね?
毎週挑戦すればそのうち取れそうな気がしたので、実際にやってみるとそう悪くないかなと思いました。

eim◆外食習慣fin. | 2021年9月6日 17:04