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街はもう完全に「春」の陽気(19日)、西日本から桜も咲き始め、そろそろこの冬宿題となったままのメニューを片付けねば……という訳で、久々に駿河台「とくや」へ。 20時半頃入店で、先客2名。例によって薄暗い店内、敢えて暗く燈されたダウンライトにシックなカウンターが浮かび上がり、BGMは落ち着いたスタンダード、曲目は「アラバマに星落ちて」ですな……ゆったりとくつろげる空間。注文は「ねりごま味噌らうめん」(750円)。 厨房はご夫婦で切り盛り、ご主人が丼に味噌ダレとスープをあけ、奥さんが丁寧にかき混ぜておられます。懸命にかき混ぜるその後ろ姿、真摯に働く人の背中には、オーラがありますなぁ……丼は約4分で到着。 では、スープを一口……味噌ダレは赤味噌と白味噌のブレンドと感じられ、麹のよい風味がします。味噌の濃さは敢えて控え目で、練り胡麻の風味とベーススープの旨みをしっかりと前面に出そうという構成です。このベース、豚骨・鶏ガラの動物系に、煮干し・昆布・カツオ・椎茸・林檎などを合わせたものと聞いておりますが、透き通るような無化調の味わいで、さすがに美味い。前回よりは魚介系が強めに感じられ、味噌を突き破って盛り上がってくるような旨みの広がり。ただし……今回は動物系がやや淡白なせいか、味噌のコクをイマイチ完全には活かし切れていない、そんな印象。 麺は細麺縮れで固めのゆで加減、プツプツとした軽快な歯切れに明快な甘さで、スープの持ち上げもよく、両者の相性もバッチリ。具材は、チャーシュー、メンマ、小松菜に、モヤシ・ネギなど。このチャーシュー、1枚はミッシリした歯応えでモモ肉だと思われますが、もう一枚が……この食感、豚タンのように感じられましたが、違うかな。いずれも程よく生姜を効かせたタレでシッカリ味付けており、なかなか美味い。メンマも非常に風味がよく、モヤシのシャキシャキ感も、プッツリした麺によく合います。 ―――実に繊細な「美的感覚」が感じられる一杯。スタイルは少し異なりますが、味の感性は「七重の味の店 めじろ 代々木店」に通じるものがあると感じられます。しかし、「とくや」独特のベーススープの繊細にして芯の強い旨みは見事ですが……動物系のコクがわずかに弱まるだけで、微妙に狂う味噌とのバランス。多少ブレましたか……この店本来のシッカリしたコクのスープで、もう一度この一品を味わいたいと思います。
20時半頃入店で、先客2名。例によって薄暗い店内、敢えて暗く燈されたダウンライトにシックなカウンターが浮かび上がり、BGMは落ち着いたスタンダード、曲目は「アラバマに星落ちて」ですな……ゆったりとくつろげる空間。注文は「ねりごま味噌らうめん」(750円)。
厨房はご夫婦で切り盛り、ご主人が丼に味噌ダレとスープをあけ、奥さんが丁寧にかき混ぜておられます。懸命にかき混ぜるその後ろ姿、真摯に働く人の背中には、オーラがありますなぁ……丼は約4分で到着。
では、スープを一口……味噌ダレは赤味噌と白味噌のブレンドと感じられ、麹のよい風味がします。味噌の濃さは敢えて控え目で、練り胡麻の風味とベーススープの旨みをしっかりと前面に出そうという構成です。このベース、豚骨・鶏ガラの動物系に、煮干し・昆布・カツオ・椎茸・林檎などを合わせたものと聞いておりますが、透き通るような無化調の味わいで、さすがに美味い。前回よりは魚介系が強めに感じられ、味噌を突き破って盛り上がってくるような旨みの広がり。ただし……今回は動物系がやや淡白なせいか、味噌のコクをイマイチ完全には活かし切れていない、そんな印象。
麺は細麺縮れで固めのゆで加減、プツプツとした軽快な歯切れに明快な甘さで、スープの持ち上げもよく、両者の相性もバッチリ。具材は、チャーシュー、メンマ、小松菜に、モヤシ・ネギなど。このチャーシュー、1枚はミッシリした歯応えでモモ肉だと思われますが、もう一枚が……この食感、豚タンのように感じられましたが、違うかな。いずれも程よく生姜を効かせたタレでシッカリ味付けており、なかなか美味い。メンマも非常に風味がよく、モヤシのシャキシャキ感も、プッツリした麺によく合います。
―――実に繊細な「美的感覚」が感じられる一杯。スタイルは少し異なりますが、味の感性は「七重の味の店 めじろ 代々木店」に通じるものがあると感じられます。しかし、「とくや」独特のベーススープの繊細にして芯の強い旨みは見事ですが……動物系のコクがわずかに弱まるだけで、微妙に狂う味噌とのバランス。多少ブレましたか……この店本来のシッカリしたコクのスープで、もう一度この一品を味わいたいと思います。