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「塩玉子」@黄金の塩らぁ麺 due Italian 市ヶ谷店の写真 JR市ヶ谷駅の改札を出て、靖国通りを見渡すと、両脇の桜並木はホレボレするような「満開」(6日)。日当たりの良い北側の並木からは、すでにハラハラと花弁が舞い落ちて、その下を保母さんに連れられた幼稚園児たちがハシャギながらお散歩……昨日のミサイル騒ぎが嘘のような、平和な光景。舞い散る桜を見上げながら、「Due Italian -ramen-do-」へ。
 開店時間5分後に到着しましたが、店内はまだ準備中。4月1日開店のこのお店、女性店員はまだ慣れないせいか、他の店員にエプロンを着けてもらっています……さらに5分ほど待って開店。券売機は入口左手、メニューは「黄金の塩」、「醤油」、「つけ麺」、「限定」の4本立て、とりあえず最上段の「塩玉子」(880円)にしましたが……カウンター席に着くと、目の前にデカデカと「醤油」のポスター。なんか微妙な気分です。
 チェリーウッド調の洒落たカウンター、厨房のマスターも風格を感じさせる容貌で、自然光を活かした照明など、小粋なイタリアン・カフェといった雰囲気の店内。接客もきめ細やかで、なかなか居心地の良い空間です。丼は約5分後に到着。
 透明な塩スープの表面を、黄金色の鶏油が覆う丼姿、では、一口……穏やかでふくよかな鶏の旨み、舌を包む味わいを、鶏油の上品な風味がサラサラと流していくような、潔い味わい。敢えて塩分を抑え、当然のように無化調です。しかしこのスープに、刻みネギと揚げニンニクを徐々に混ぜ込んでいきますと……ニンニクがポカポカとした温かみのある風味を全体に与え、刻みネギが、まるで舞い散る桜のように「儚い」辛味をヒラヒラと閃かして……なんとも、「ドラマ」を感じさせる演出ですな。
 麺は細麺ストレート、最近は「コダワリ」の王道となった北海道「春よ恋」使用です。例によって、なんとも上品な、「儚い」甘みですが……刻みネギが舞い散る「儚い」旨みのスープに、これがなんとも良く合います。具材はチャーシュー、メンマ、小松菜に玉子。特筆はメンマで、穂先を小さめに切り分けたものですが、これがなんとも風味豊か。チャーシューはバラ肉を薄切りにして風味を抑え、玉子も味付けを敢えて抑えて、いずれもスープとのバランスを慎重に調整した一品。非常に繊細な仕上がりです。
 ―――桜の季節に食したせいか、なにかこう味の「儚さ」が、心にヒシヒシとしみ入る一品。配膳時には、黄金色に輝いていた艶やかな丼姿も、数分後には嘘のように消えてしまう……ラーメンもまた、実に「儚い」存在ですな。しかし、味の「儚さ」を見事に体現するこの作品が、近所の大学生のガツガツした嗜好に合うかは、ちょいと微妙。ま、それは、「醤油」や「柿酢つけ麺」も食してから判断すべきことでしょう。桜散る、今日この日はこれで満足、ごちそうさまでした。

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

こんにちは、御無沙汰しております。

「ラーメン道」のお店が移転してきていたのですね。

中心部分が刻みネギと揚げニンイクでしょうか???
御洒落というよりも上品な一杯のようですが、キラリと光るものも感じさせるありそうですね。

社会人デビューしてから新店の情報に疎くなっていたこともあり、とても参考になりました、ありがとうございます。

E.T.O | 2009年4月18日 12:32