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「冷やしつけ麺」@ラーメン大至の写真 霧雨が降る木曜日(11日)、朝から御茶ノ水で打ち合わせですが……11時過ぎには煮詰まってしまい、1時間ほど頭を冷やすことに。気分転換を言い訳に、お気に入りの「大至」へ。
 お目当ては、昨年食べ逃してしまった「冷やしつけ麺」、路上看板で今年も提供開始を確認し、まずはひと安心。今年は辛味をきかせた「赤とうがらし」バージョンもあるようですが……しかし、まずは「冷やしつけ麺」(750円)を、入口左の券売機でポチッとな。接客の女性店員に食札を渡すと、「シメは『こぶ茶割り』ですので、声をかけてください」。ほほぅ、それは楽しみ……丼は、約6分で到着。
 緑がかった泡が表面を覆うつけ汁、まずは一口……おぉ、これは初体験の味ですな。一言で言えば、冷やし中華のタレとサラダ・ドレッシング、それにラーメンスープの「三つ巴」クロスオーバー。丸鶏・豚骨をクリアに煮出した、この店独特のコクの深い動物系スープ、能書きではこれに「和風だしをブレンド」とあり、確かに鮮やかなキレ、そして強めに酸味を効かせた上で、「太白胡麻油、ヒマワリ油など」で味のトガりをカット、全体をまろやかな味わいに仕上げています。能書きに「ドレッシングのようなタレ」とありますが、たしかに油分の軽やかさは仰せの通り……しかし、どこか冷やし中華のタレのような「重さ」もあり、これが動物系のせいだとすると、なんとも不思議な「倒錯感」。
 麺はラーメンと同様で、実に威勢のいい歯切れの中太縮れ、ホッコリとした甘味が親しみやすい一品です。コイツをつけ汁にドップリつけ、ズバァ~~ッといきますと……イメージとしては、6割冷やし中華で、4割つけ麺という、これまた不思議な「倒錯感」。麺のフランクな甘みとクリアな動物系のシナジーは、この店の極上「ラーメン」由来のコンビネーションですが、植物油と魚介系が加える鋭い切れ味が、実にスッキリとした「彫り」を表情に加えて、なんとも「サッパリ」とした後味。
 具材は、蒸鶏スライス、水菜、なめ茸、錦糸玉子。いずれも麺・つけ汁によく合い、文句なし。さらにシメの「こぶ茶割り」ですが……つけ汁をチョイと加えていただくと、旨みがグンと増して、刮目モノの「クライマックス」。どちらかと言えばイノシン酸主体の穏やかなストーリーに、最後の最後でグルタミン酸とのシナジーを持ってくるとは……やや鼻につくほど洒落た「エンディング」ですな。「流行を追わず、奇をてらわず」とはこの店のモットーですが、ガツンと「奇」をてらってみた一杯、この夏もおススメです。

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