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「醤油ラーメン」@中国そば 基の写真 前回訪れて、その優れた「資質」に感心した神田「基」、しかし「素ラーメン」とトッピングを別注文するというシステムに難があったようで、最初から具をのせたラーメンを提供し始めたとのこと。実はそれを食べたかったんだよなぁ……休日出社の土曜日、夕食にちょっと抜け出して再訪(4日)。
 19時過ぎ入店で、先客ゼロ。この場所にあった前の店も苦労していましたが、なかなか難しいロケーションのようで……しかし、接客をつとめるご主人は例によってハキハキと元気一杯、仕事中ゆえビール抜きの「醤油ラーメン」(690円)のみの注文でしたが、笑顔で応対。
 厨房には、見るからに職人風の初老の「仕事師」。前回も感心しましたが、ゆったりとしていながら全く無駄のない「所作」、叩き上げられた技術が「盤石」の安定感を醸します……丼は約4分で到着。
 では、スープを一口……いやぁ、美味い。なんとも豊かな鶏の香り、しかし過剰に陥らず、狙いすました「抑え」の効かせ方で、醤油のキレを上手く引き立てています。「塩」に比べれば、カエシが主張する分やや塩が立っていますが、このくらい「メリハリ」の効いた「ビビッド」感があった方が、ある意味「意外性」があってよいのかも。しかし改めて感じ入りますが、ここのスープはまさに「シンプル・イズ・ビューティフル」、一食の価値ありです。
 麺は細めの中太弱縮れ。一見フツーの中華麺のようですが、適度なコシと軽快な歯切れを残しながら、どこか「シットリ」とした歯応えと粘り、甘味にも適度な派手さがあって、それがキレのあるスープに実によく合う。よく考えられた「コンビネーション」ですな。
 具材は、チャーシュー、細切りタケノコ、味玉半個に高菜・ネギといった構成。チャーシューは肩ロース使用、ジックリと「中華」の旨みがしみ込んだ奥行きのある味わいで、「シットリ」した食感もまたグッド。メンマ替わりの細切りタケノコも、少し「シットリ」した麺にシャキシャキした「ハイテンション」を加え、味も含め「コンビネーション攻撃」がズバリ決まっています。味玉も「悠揚迫らぬ」絶妙の味の濃さで、全体のバランスに溶け込むようなバランス。
 さらに特筆は、丼と一緒に供される、小瓶に入った「調味料」。「上海南乳」と「韮黄姜」と名付けられており、ご主人にお聞きすると、「上海南乳」は「クセになるアクセント」、「韮黄姜」は「韮とキュウリを使った中国風モミジおろしで、野菜の風味が増します」とのこと。とりあえず、「韮黄姜」を投入しますと……おぉ、イイ感じ。何と言うか、お茶漬けに「壬生菜の漬物」を散らしたような、実にサッパリしたイメージで、夏ならコイツですなぁ……この店の「世界感」に、また一つ惚れ込んでしまったオジさんなのでした。

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