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「牛白湯ラーメン + 煮玉子」@オーガニック・ラーメン 道玄の写真 台風の影響で朝から大変な暴風雨(31日)、しかしこんな日に限って、新宿方面を出歩く仕事が入ります。腹も減ったお昼時、さてどこで食うかと思案しますが……大型設備内のレストランは大混雑だろうし、どこか駅近で目立たず美味い……で、思いついたのが高田馬場「道玄」。
 早稲田通りから路地へ入って30mほど、駅の近くですが結構目立たないロケーション。この日も路地の入口に店員が立って懸命の呼び込み、ビニール傘も役に立たず、ずぶ濡れで品書きを持つ姿は、ちょっと悲壮ですな。しかし、12時前入店で客席は4割ほど埋まっており、この天気・時間でこの客入りなら、彼の努力も無駄ではないようです。
 先週は「醤油」デビューに立ち会う光栄に浴しましたが、今週は主力メニュー2種の中から、「牛白湯ラーメン」(780円)と「煮玉子」(100円)で。1ロット見送りでしたが、さすが玄さんの手際はめざましく、丼は約5分で到着。
 では、スープを一口……ギュッと凝縮された牛のコク、能書きではこれに「大山鶏・国産豚」をブレンドしてあるそうですが、牛だけではモタつきかねない「重さ」を、鶏と豚でフワリと見事に「浮揚」させ、サラリとしたノド越しに「昇華」させています。さらに、このスープの主役は、実は「醤油」。まるで「斧」のような「骨太」の切れ味で全体をビシッとまとめており、その力強さは「トラウマ」もの。実は食後に気付きましたが、座席の頭上の位置に、その醤油の醸造元の製品が並べてあります。奥出雲は「森田醤油」を使っているようですな……
 麺は、かなり太めの中太で少し平打形状のストレート。能書きでは「おから麺」と紹介されていますが、福島は羽田製麺製の「おから」を練りこんだ特製麺。コシ、歯応えも文句なく、甘味に加えて塩気も含めた独特の風味があって、さらに少しザラついた麺肌がスープをよく持ち上げ、両者がシックリと「一体化」……いやぁ、実に凝った「味の複合体」に仕上がっています。
 具材はチャーシュー、メンマ、小松菜に、白髪ネギ・揚ネギと糸唐辛子、さらに追加の煮玉子。特筆は今回この店で初めて食べた煮玉子。まず玉子自体、黄身が大きく味の強いスグレモノ。これに、中から外からシッカリと味を染み込ませ、コイツをカジってスープと一緒にいただけば……いや、この「口福感」、体験していただくしかありませんな。肩ロース・チャーシューは、前回とは違い「炙り」の入らない通常タイプ、これで「あっさり」と「こってり」の2種のメニューに合わせるのは、やや無理があるかな……この点だけ、ちょっと残念。
 ―――今回も、「醤油」同様に独特の「ハスキー」なテイストを感じました。前回は魚介系のせいかと思っていましたが……ひょっとすると「醤油」のせいなのかな。「斧」を思わせる出雲由来の醤油とくれば、その世界は横溝正史「八つ墓村」(ちょっと違うか)……なにか「取り憑かれ」そうなほど、印象に残る風味でした。

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