レビューやランキングで探す、日本全国ラーメン情報
新宿方面での用事に時間がかかり、すでにお昼前(14日)。帰社を急ぐため、乗換駅の代々木周辺で店を探すことに。 何気なく「らすた」の前を通りがかると、店外待ちゼロで店内も5割ほどの客入り。「らすた」といえば人気店、新学期も始まったこの時期は予備校生も押し寄せて、昼前から行列のはず……なにやら妙な雰囲気ですが、この機を逃す手はない。券売機は店外設置で入口右手、「お薦め」テプラが指差す先の「らすた麺」(850円)をポチッとな。丼は約5分で到着、有名店ゆえ本題。 海苔で丼を覆い隠すこの丼姿は、もはや有名。その海苔をチョイとめくると、したから味玉が「目玉」のように見つめ返してきました(写真)。では、スープを一口……これを「家系」と見なすなら、豚骨主体の動物系はかなり薄めで、カエシと鶏油は相当多め。強めの塩加減は「家系」ならお約束の範囲ですが、驚くのは強烈な「旨み」……別にケミカル否定派ではありませんが、かなり「突出」させた使い方、もう少し豚骨が濃ければ、まだ「迷彩」可能かもしれませんが……あるいは、「家系」ではない「何か」を目指しているのかも。 麺は「家系」っぽく、かなり太めの中太弱縮れ。固すぎず柔らかすぎず絶妙のゆで加減、非常に人なつこい甘みがあり、味のキレ・ノド越しも「キッパリ」と潔く、なかなかの麺。麺箱からして「家系」主流の「酒井製麺」とは異なるようで……あとで調べたところ江古田「染谷製麺」製とか、いい麺作りますな。 具材は、チャーシュー、ほうれん草に、味玉半個と大判の海苔が6枚ほど。「ラーメン」(600円)に対して、チャーシュー1枚、味玉、海苔3~4枚が追加されて250円増しですが、「お得感」はないものの、まずはリーズナブルな範囲。チャーシューは肩ロース使用、ホロホロの食感でアッサリした味付けですが、中までジックリ味が染みており、カエシ強めのスープによく合います。 さて後半、ニンニク、豆板醤で「家系」の「素質」をテスト……ニンニクは、そもそもアッサリした風味の食材を使っているせいか、このスープには比較的よく合います。しかし、豆板醤はイケません。金属的な辛味の立ち上がりを、薄めの動物系がカバーできず、ちょいと「オーバー・ブースト」気味になりますな。 ―――「家系」ではない、「何か」を目指していると考えざるを得ない一杯。例えば稲毛「ラーメン虎ノ穴」にしても、岩本町「横浜家系ラーメン ややや」にしても、同じ「志」のお店と考えますが、いずれも「剛腕」ぞろい。既存カテゴリーからジャンプアップするには、相当な「足腰」が必要ですが……ケミカルのサポートが要るようでは、そもそも「高望み」というべきか。目指す「何か」がよく見えない、そんな一杯でした。
何気なく「らすた」の前を通りがかると、店外待ちゼロで店内も5割ほどの客入り。「らすた」といえば人気店、新学期も始まったこの時期は予備校生も押し寄せて、昼前から行列のはず……なにやら妙な雰囲気ですが、この機を逃す手はない。券売機は店外設置で入口右手、「お薦め」テプラが指差す先の「らすた麺」(850円)をポチッとな。丼は約5分で到着、有名店ゆえ本題。
海苔で丼を覆い隠すこの丼姿は、もはや有名。その海苔をチョイとめくると、したから味玉が「目玉」のように見つめ返してきました(写真)。では、スープを一口……これを「家系」と見なすなら、豚骨主体の動物系はかなり薄めで、カエシと鶏油は相当多め。強めの塩加減は「家系」ならお約束の範囲ですが、驚くのは強烈な「旨み」……別にケミカル否定派ではありませんが、かなり「突出」させた使い方、もう少し豚骨が濃ければ、まだ「迷彩」可能かもしれませんが……あるいは、「家系」ではない「何か」を目指しているのかも。
麺は「家系」っぽく、かなり太めの中太弱縮れ。固すぎず柔らかすぎず絶妙のゆで加減、非常に人なつこい甘みがあり、味のキレ・ノド越しも「キッパリ」と潔く、なかなかの麺。麺箱からして「家系」主流の「酒井製麺」とは異なるようで……あとで調べたところ江古田「染谷製麺」製とか、いい麺作りますな。
具材は、チャーシュー、ほうれん草に、味玉半個と大判の海苔が6枚ほど。「ラーメン」(600円)に対して、チャーシュー1枚、味玉、海苔3~4枚が追加されて250円増しですが、「お得感」はないものの、まずはリーズナブルな範囲。チャーシューは肩ロース使用、ホロホロの食感でアッサリした味付けですが、中までジックリ味が染みており、カエシ強めのスープによく合います。
さて後半、ニンニク、豆板醤で「家系」の「素質」をテスト……ニンニクは、そもそもアッサリした風味の食材を使っているせいか、このスープには比較的よく合います。しかし、豆板醤はイケません。金属的な辛味の立ち上がりを、薄めの動物系がカバーできず、ちょいと「オーバー・ブースト」気味になりますな。
―――「家系」ではない、「何か」を目指していると考えざるを得ない一杯。例えば稲毛「ラーメン虎ノ穴」にしても、岩本町「横浜家系ラーメン ややや」にしても、同じ「志」のお店と考えますが、いずれも「剛腕」ぞろい。既存カテゴリーからジャンプアップするには、相当な「足腰」が必要ですが……ケミカルのサポートが要るようでは、そもそも「高望み」というべきか。目指す「何か」がよく見えない、そんな一杯でした。