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「らーめん(麺かため、醤油少な目)(600円)+味付玉子(100円」@紫蔵の写真RDBで、京都府ナンバーワンを走る『紫蔵』。ラーメン本で見たことがない名前のお店が、京都にある名だたるお店を押さえてベストワンに入っていて、どんなラーメンなのかなあ、って思っていました。その後お店の情報の片隅にぱっと光る情報片を見つけ、それじゃあ絶対食べてみたいよ。その情報片とは、スープの味の調節のこと。これは、化けるかもしれない。

サイトの情報では、酒井製麺の麺を使っているということなので、これは家系で間違いないでしょう。家系で使っている数箇所の製麺所としては最も規模が大きく最も有名ですが、その理由は吉村家が使っているからです。ラーメンの写真を見ると、これはもう一目瞭然。ばかでかのりが3枚ラーメン丼の表面を覆ってます。この大胆なトッピングは家系のシンボルですから、麺と合わせて家系の動かぬ証拠です。

家系、今までの長いラーメン人生の中で3軒しか行ったことがありません。どうも好きじゃあない。まずいわけではないんですが、スープの味が好みの限度を超えて塩、かえしが強すぎると言うのが理由です。そこまで味を主張させなくても、もう一段自然に近い味でまとめれば旨くなるのになあ、というファーストインプレッションがあって、足が遠のいています。家系の味が押し付けの味と言う気がして、4軒目以降の足を遠ざけていました。

この紫蔵に行ってみようという気になったのは、味の調節がリクエストで出来る、という採点レビューを見たからです。それは、いい。押し付けでない家系。これはもしかしたら、化けるかもしれない。食べ手のこちらが味の調節ができる。それが家系で出来る。食べてみたいテンションが一気に上がります。

RGBのランキングですから、他の食べ物サイトの★ランキングとは意味が違います。集票力のあるレビュアーが★4.5や5を付けて100票集めれば、それだけでお店の★がぐ~んと跳ね上がるシステムとは違って、RDBのランキングは誰もが公平に1ラーメン種に対して採点をした1票しか投票できません。ですから、このラーメンサイトでのナンバーワンというのは、ものすごく価値があるのです。行ってきました。

お店は、京都の一乗寺エリア。一番近い駅は、え~でん(叡山電鉄)の茶山。いつか『茶寮宝泉』に行きたいと思ってましたから、ちょうどいいですね。2つのお店は歩いて30分位の位置関係でしょうか。じゃあ、この日は紫蔵と茶寮宝泉のダブルメインイベント・デーということで。当然ラーメンのほうが行列が予想されますので、開店時間に合わせていくことで行動計画策定完了。

紫蔵のお店に着いたのが開店3分前。30分前に着くはずでしたが、計算を間違ってました。先客4人。それでも2,3ロット目には入れそうなんで安心しました。開店時間ぴったりにのれんが掛けられて入店。入店すると空席は1席だけになり、5分後に満席、それ以降外行列が始まりました。店内は昼間のカウンタースナック風。すっきりしたインテリア、すっきりしたレイアウトで、店内の整理整頓清潔清掃は文句なし。ちょっと高めのバースツールのような椅子に着席します。店主は若そうに見えますね。スタッフは女性1名。ご夫婦かもしれません。

メニューにあるのは、らーめんとちゃーしゅーめんだけ。値差は200円。らーめんは、(並)が600円、(大盛り)700円、(ミニ)500円。ごはんは、(大、中、小)とも100円。

女性が入店順にオーダーを聞いていきます。行列に順番が回ってきました。

らーめん(並)でトッピングの味付玉子(100円)おねがいします。醤油の濃さは、うすく。脂の量は、ふつうで。麺のゆで加減はかたく、で。

ここなんです。このお店、醤油の濃さも調節できるんです。メニューには、”おこのみで調整できます。”と書かれていて、項目は3つ。醤油の濃さ、脂の量、麺の茹で加減。醤油の濃さを調節するためにたれを置いてある店はありますが、調節で”うすく”するお店は初めてです。家系でうすくできる、これが行列のこのお店に食いついた理由です。

店主のラーメン作りを観察していましたが、まあ実に丁寧ですね。最近見た中では並はずれて丁寧です。きっちりしていて見ていても情熱が伝わってきます。そこまで気を入れてやってたら1日もたないんじゃない、って心配になるくらいです。でもそのことが、どんなラーメンか早く食べたい、って気にさせますね。

酒井製麺とかかれた麺通い箱から玉をとりだす。ほぐす。ゆでる。ゆぎりする。かえしと脂をどんぶりに入れる。スープを張る。茹で上がった麺をどんぶりに入れる。トッピングをおく。配膳。これだけですよね。ラーメン作りの工程はどのお店も同じ。でも、この全部の工程にどんだけ気合を入れて、神経を使ってよりうまいものを提供するか常時考える。これはもう天性という言葉でしか表現方法が見つかりません。湯切りで、ほいほい、なんて掛け声をかけている店とは次元が違います。

ラーメンが配膳されたのは、オーダー5分後。

これだよ。もう見るからにスープのビジュアルが違います。醤油色がほとんどありません。押し付けの醤油多すぎ色と全然違います。ほれほれ、こうなればきっと来るはず。

まずはともあれ、記念撮影後スープです。表面に脂が浮いた濃厚なトンコツスープです。ひゃあ、うまい。ぴったりですね。トンコツのうまみが深く、じんわりと滋味の深さを堪能します。来てます。野菜系、鶏系も参加しているんでしょうが、ほとんど豚骨メインで自分史のなかでも相当レベルの高いミディアムドロンジョです。トンコツ美臭があったほうが好みですが、微臭とも感じませんでした。

この味をデフォルトにせず、調節の範囲でやっているのも好感が持てます。それは商売的にはまるでしょうね。でもお客さんはどこから情報を得ているのか、リピーターなのか、ちゃんと知っているんですね。醤油の濃さをうすめに、は多くの客がリクエストしていました。関西味、京都味という言葉がありますが、このスープは横浜ラーメン家系の京都バージョンと言えるかもしれません。行列はこの味、ずばりのツボでした。ロジカルに推測して茶山まで来た甲斐がありました。

麺の茹では言うまでもなくぴったり。それはそうです。茹で時間を厳格に守ることにあれだけ神経を使っているのですから。麺はうまいですね。太麺でしっかりもっちりした縮れ麺。このスープのために作ったと思わせるほどの相性の良さ。じっくり味わって食べればいいのに、無我夢中で食べてしまいました。最後の最後まで一気。今考えるともったいないことしたなあ。

味付玉子にだけひとことがあります。黄身のとろ~んは上出来ですが、芯まで熱くないですね。この店主の神経の使い方を見ていると、別に手を抜いているのが理由ではなく、そのほうがおいしいという判断なのでしょう。行列は、味付玉子も熱々のほうがいいな。そこ、検討ください。

ほうれんそう、普通。ばかでかのり、個人的には1枚が好き。

ラーメン本をはじめ、メディアに登場しないのは現在お客さん優先で取材を断っているからだ、という情報がのってました。さもありなんだな、と思います。ラーメンサイトで1位になるには、それなりの理由があるはずです。京都、関西で家系が少ないから、という理由ではないと思います。

家系が数多くあったとしても、だめなところはだめで、希少価値でのランクアップはないと思います。やっぱりラーメンはうまさ。これがないと当然1位にはなれません。現在まだ知名度が低く、レビューが少ないので今後どうなっていくか分かりませんが、この真摯なラーメン作りとこの味をもってすれば、1位とは言いませんがトップクラスを続けることは間違いないと思います。気持ちとしては、ラーメンの種類をやたら増やしてほしくないですね。現在受け入れられているラーメンを更に進化させては欲しいですが。機会があったらもう1杯たべに行きたい。これは感動的にうまいラーメンでした。

店主に向かってごちそうさまを言い、レジで女性にお金を払います。

とってもおいしかったです。千葉から来たんですけど、また食べに来たいです。

え、千葉のどちらですか。

我孫子というところからです。

わたしも千葉なんです。松戸です。

ああ、そうでしたか。是非がんばってください。柏の有名なお店よりずっとおいしかったです。

投稿 | コメント (2) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

どうもです

柏の某有名店も“味薄め”出来ますよ。もちろん脂の多少、麺の固柔も。
私は“薄め、多め、固め”にそれでも味が濃いめなので
キャベツ・キクラゲ・メンマがデフォでした。
でもあの濃いのにやられちゃうと填っちゃうンですけどね(汗

UNIA。 | 2009年10月5日 09:34

まいど。

このお店、注目株ですね。
天天有、高安、夢を語ろう(jero)と併せて半日で回れます。

>柏の某有名店も“味薄め”出来ますよ。もちろん脂の多少、麺の固柔も。

そうだったんですか。行かないから、知りませんでした。
紫蔵を見ちゃうと、こっちの店が雑に作っているように見えるんじゃないかなあ。

行列 | 2009年10月6日 04:55