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「蝦仁担々麺」@龍鳳の写真 世間は3連休中日ですが、昨日も今日も、そして明日もきっと休日出社(11日)。お昼はちょっと気分転換に、箱崎の「龍鳳」まで。
 東京シティエアターミナル2階にあるこのお店、1階のインテリア専門店には、家族と休日に何度か訪れたことがあり、その後夕食がてらのぞいてみましたが……休日はちょっとだけ閉店が早く、いつも断念。しかし以前から、担々麺には定評のあるお店です。
 店内はすべてテーブル席で、休日お昼は旅行客で結構なニギわい。着席すると温かいジャスミンティーが供されますが、「水にしてくれ」と頼めば、すぐに冷水に換えてくれます。注文はもちろん名物「蝦仁担々麺」(900円)、後から慌ただしく入店してきたタクシーの運ちゃんも、メニューも見ずに同じ注文をしています。丼は約8分で到着。
 では、スープを一口……なるほど、こりゃ美味い。ドップリと投入された白胡麻主体の芝麻醤、そのマッタリとした甘さに辣油を強めに加え、さらにホンノリと花椒などのスパイスを効かせて、非常にバランスの良い味わい。海老の風味もキッチリと感じられますな……辛味、塩味のトガりもなく、味全体が優しく「ソフト」に完結しており、かなり高度な「完成度」。
 麺は細麺ストレート。思い切った柔らかめの仕上げで、サワサワと風に揺れる「柳」のようなしなやかさ。しかしこれがまた、「ソフト」なスープに実によく合う……この一品の円熟したバランス感からいえば、これはこれで「アリ」ですな。世の中、まさに問答無用の「カタめ」指向ですが、良い「アンチ・テーゼ」になっています。具材は軽く衣をつけて素揚げした芝海老と、小松菜。芝海老はよく肥えたもの、薄く衣をつけ軽く揚げることでプリプリに仕上がっており、スープの海老風味とキュンとシナジーして、実に美味い。得てして食べにくさを伴う青梗菜を避け、芝麻醤濃い目のスープに、あえてみずみずしい小松菜をチョイスするセンスも、なかなかですな……
 ―――ちょっと量は少なめですが、円熟したバランスが印象的な一杯。すでに、「予定調和」の極みにありますが……しかし、どこまでも突き抜けるスープの「ソフト」感、もうひとつ「手応え」に欠けるのも事実ですな……ソファにしてもベッドにしても、ソフトなだけでは困りもの。最初のタッチはソフトでも、沈み込むにつれググッと支える「手応え」があってこそ、心地よさが増すというものでしょう。ラーメンの場合、それを「コク」と呼ぶわけですが、なぜそれがないかというと……ベーススープの問題と思われ。濃い芝麻醤で支えた世界、しかしその向こうに、確固とした「下支え」がさらに感じられれば、ほぼ完ぺきに近い一杯でした。

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