なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「中華そば」@新福菜館 第43回京都名匠会の写真(このお店は10月20日までの出店でした。レビュー遅れましてスミマセン。「新福菜館 府立医大前店」の出店ですので、そちらの参考になれば)
 京都は学生の街。意外と知られていないことですが、人口に占める大学生の割合は、平成18年度で京都9.4%、東京の5.8%を大きく引き離してダントツの全国一位。約十人に一人が大学生の街ともなれば、当然ラーメンも濃厚に。私が住んでいた四半世紀前も同じ理屈で、「天下一品」しかり、「ますたに」しかり(ちなみに東京の「ますたに」と銀閣寺「ますたに」は、味的には別モノ)……そんな中、「新福菜館」は「意外にライト」な店として、記憶の中に刻み込んでいました。記憶を確かめたいとチャンスをうかがっておりましたが、なかなか都合が合わず、今回ようやく池袋西武「京都名匠会」のお店へ(19日)。注文は「中華そば」(735円)。
 まるで「富山ブラック」のような、黒々としたスープと久々の再会。では、一口……お、記憶とは少し違い、意外にアグレッシブですな。フワリと豚骨・鶏ガラが香り立つベース、これに濃口醤油をガツンとぶつけて、このぶっきら棒で「ガテン系」な野趣こそ「新福菜館」。老舗ならではのレトロな力強さと、ほどよい田舎くささが同居して、なんとも「骨太」な味わい……四半世紀ぶりの再会に、ちょっと目頭が熱くなります。
 麺は中太の丸麺ストレート、加水率をやや低めに設定してスープを吸わせていますが、吸わせ過ぎてスープに味を支配させない「寸止め」が心憎い。麺のホクホクとした甘みと、スープのワイルド感が実によくフィットしており、荒々しい中にポカポカと温もりを感じさせる味のコンビネーションが見事。
 具材は、チャーシューに九条ネギ。バラ肉チャーシューは薄切りスライス、シッカリと味付けして濃い口スープに叩きつけるようなバランスで、このあたりも「ガテン系」。九条ネギ独特の少しゴワッとした食感と微妙な辛味も、なんともなんとも「京都」です。
 ―――「ネギ多め」が当然のように注文できるこのお店、京都の「天下一品」でも、「ネギ大」は当然のお約束でした。しかし京都から上京して、神田「天下一品」で「ネギ大」頼んで「別料金」と聞いたときの、あの「衝撃」、いまでも忘れられません……それにしても、学生のころは「あっさり」と感じたこの一杯、今回意外と「濃厚」と感じたのは、味が変わったのか、私が変わったのか……きっと、私の方ですな。かつて日雇いアルバイトで稼いだ千円握りしめて、高倉東塩小路で丼を傾けていた学生も、いまや四十路も後半の「オヤジ盛り」。時間とは、かくも残酷なものですなぁ……

投稿 | コメント (0) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

まだコメントがありません。