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週末期限の仕事が午前中に仕上がり、ホッと一息の金曜日(6日)。フラリと新橋の未訪店「ばんから」へ。 「東京豚骨」と大書された大看板、店内の壁にも「一撃必殺……」などなど、威勢のいい文字が大書されており、資本力をバックにミナギる「力」を感じますな。券売機は入口右手、ノーマルと「特濃」の列の中間に、「とろみ」シリーズなるものがあり、「中濃」クラスかなと勝手に想像して、「とろみ味玉ばんから」(850円)をポチッとな。丼は約5分で到着。 では、スープを一口……なんと表現すればよいのか、広東麺のスープをさらにトロトロにしたような粘度、餡かけラーメンというか、餡そのものの粘度ですな。しかもこの粘度、豚骨自身の濃さによるものではなく、流行りの米粉・芋粉によるものでもなく、餡と同じく「片栗粉」で出した粘度ですな……「餡かけ」ではなく「餡ラーメン」状態。ベース・スープはカエシ濃いめの豚骨醤油ですが、豚骨のコクもカエシのキレも、「分厚い」片栗粉の「コーティング」で舌に届かず、どうもイマイチ伝わってきません。微かに感じた範囲では、豚骨は比較的いい味出しているような気がしましたが……餡にブロックされ、香りすら漂ってきません。 麺は中太の弱縮れ。もともと柔めにゆでてある上、アツアツの餡の中でさらにダメージを受け、完全にダレてます。ま、広東麺も麺は比較的柔らかめですので、「異様」には感じませんでしたが……固さが命の博多麺をイメージしていると、ちょっとショックかも。ま、「東京豚骨」なんで、頭を切り替えないと。 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして追加の味玉。チャーシューはバラ肉使用で、濃く味付けてトロトロの仕上げ、なかなか上出来といえましょう。かなり太めのメンマも、ちょっと甘みのある味付けに違和感はありますが、食感は悪くありません。味玉は、黄身が赤っぽいゲル状のよくあるタイプ。 ―――キビしめに評すれば、「頭でっかち」の一品。濃厚ブームに対応して背油量とスープ粘度にこだわる一方、片栗粉によるトロミという意外性をウリにして、さらに「博多豚骨」への差別化として中太麺を柔らかめに使う。「マーケティング理論」的には「アリ」なんでしょうが……しかし、敢えて問いたい。客が「ラーメン」に求めるモノって、なに? スープのコクでありキレであり、麺の食感であり味であり、それらすべてを盛り上げる、アノ香りでしょうが。それらすべて背を向けて、たどり着いた境地が、「東京豚骨」ならぬ「広東豚骨」とは……そんなところに、「フロンティア」などあろうはずもありません。誰も思いつかないのではなく、誰もやらないだけですな……ちょっとキツい言い方になりましたが、具材には見所あり。資本の力をもってして、今一度コンセプトの見直しを、是非。
「東京豚骨」と大書された大看板、店内の壁にも「一撃必殺……」などなど、威勢のいい文字が大書されており、資本力をバックにミナギる「力」を感じますな。券売機は入口右手、ノーマルと「特濃」の列の中間に、「とろみ」シリーズなるものがあり、「中濃」クラスかなと勝手に想像して、「とろみ味玉ばんから」(850円)をポチッとな。丼は約5分で到着。
では、スープを一口……なんと表現すればよいのか、広東麺のスープをさらにトロトロにしたような粘度、餡かけラーメンというか、餡そのものの粘度ですな。しかもこの粘度、豚骨自身の濃さによるものではなく、流行りの米粉・芋粉によるものでもなく、餡と同じく「片栗粉」で出した粘度ですな……「餡かけ」ではなく「餡ラーメン」状態。ベース・スープはカエシ濃いめの豚骨醤油ですが、豚骨のコクもカエシのキレも、「分厚い」片栗粉の「コーティング」で舌に届かず、どうもイマイチ伝わってきません。微かに感じた範囲では、豚骨は比較的いい味出しているような気がしましたが……餡にブロックされ、香りすら漂ってきません。
麺は中太の弱縮れ。もともと柔めにゆでてある上、アツアツの餡の中でさらにダメージを受け、完全にダレてます。ま、広東麺も麺は比較的柔らかめですので、「異様」には感じませんでしたが……固さが命の博多麺をイメージしていると、ちょっとショックかも。ま、「東京豚骨」なんで、頭を切り替えないと。
具材は、チャーシュー、メンマ、海苔にネギ、そして追加の味玉。チャーシューはバラ肉使用で、濃く味付けてトロトロの仕上げ、なかなか上出来といえましょう。かなり太めのメンマも、ちょっと甘みのある味付けに違和感はありますが、食感は悪くありません。味玉は、黄身が赤っぽいゲル状のよくあるタイプ。
―――キビしめに評すれば、「頭でっかち」の一品。濃厚ブームに対応して背油量とスープ粘度にこだわる一方、片栗粉によるトロミという意外性をウリにして、さらに「博多豚骨」への差別化として中太麺を柔らかめに使う。「マーケティング理論」的には「アリ」なんでしょうが……しかし、敢えて問いたい。客が「ラーメン」に求めるモノって、なに? スープのコクでありキレであり、麺の食感であり味であり、それらすべてを盛り上げる、アノ香りでしょうが。それらすべて背を向けて、たどり着いた境地が、「東京豚骨」ならぬ「広東豚骨」とは……そんなところに、「フロンティア」などあろうはずもありません。誰も思いつかないのではなく、誰もやらないだけですな……ちょっとキツい言い方になりましたが、具材には見所あり。資本の力をもってして、今一度コンセプトの見直しを、是非。