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「醤油らーめん(+大盛)」@らーめん 弥七の写真最後に来てからどれ位経つでしょう・・。
ここで書いたレビュー以来ですから、もう2年近くになります。
当然、好きな店でしたから近く迄は何度か来ましたが、
その行列に接続する暇と勇気が私には無く、何度かスルーして、
「もう手の届かない所に行ったのね・・」と感傷に浸っておりました。
まだ、多くてもカウンターの後ろもしくは2~3人くらいの頃は
何度も伺ってたのですが・・・。しかしこの日は朝から雨!
ふふふ・・。待ってたんですよ。こんな肌寒い雨の日を。

「雨の中わざわざ並びに来るヤツも少ないやろ?」とね。そう予想して、早めの開店も踏まえて10:50着を狙います。
バッチリ、ジャスト到着。「うっ・・・」甘かったです。既に9人待ちですよ。シブシブ10人目に接続しますが、
店内レイアウトが変わっていなくば1巡目には無理・・・。仕方有りませんね・・・。

 11時、5分前に開店。券売機に並びますが、塩・醤油ラーメン&つけ麺は以前と変わらずですが、
気のせいかシンプルな構成になった気が致します。「つけ麺」がお気に入りでしたが暫く伺っておりませんでしたし、
少し寒い日ですから久し振りに「醤油らーめん」で行きます。「大盛り」は結構お腹一杯になるので、
訪店前迄は「中盛り」と決めてましたが、折角待つんだから、死んでもイイから「大盛り」にやっぱり変更。
お値段¥700+¥120=820円。味・量を既に知っていると、「安い!」とすら感じます・・・。

 店内は記憶とあまり変わってません。綺麗なグラス、スープ割りを推奨する立て札、たった4席のカウンター・・。
最も変わったのは厨房内に店主さん以外に若手が2名おられ、主に一人が待ち客等のさばきをしてる事でしょうか。
 そして変わらぬ店主さんご夫婦ですが、何処か「疲れてます?」とこの日感じました・・・。
随分以前とは云え、来るお客さん皆へ「心血注いだ一杯」を提供している緊張感と、優しい笑顔が有りましたが、
何だか「数を出すのにいっぱい一杯・・」と云う風に感じました。別に悪い訳ではありませんので。為念。
そう想い出に浸りつつ、着席後約5分、並んでから25分程度で供された写真の一杯・・



       相変わらずの綺麗な盛りに安堵感が沸きますが、

          昔感じた「綺麗・・」とうっとりするビジュアルだけでの

            スペシャリティなインパクトはやや弱まった様な・・・。


 いえいえい、この一杯が悪くなった訳ではありません。このお店がブレイクしている間にも、
あっと云う間に増えた魚介等を駆使した気の利いた新店への訪問で私の感覚が麻痺している事は理解してます。
では何故、「綺麗~」が希薄になったかと云うと、疎遠になってから追加された「マー油」の黒さが、
かつて知っていた「クリーミィホワイト」の綺麗なスープ色目をうっすらと灰色にしていたからです・・。
「味の向上」なんですから、問題では無いのですが、「白」の時の方が美しかったと私は思います・・・。

 余談ですが、「ヘタめし」の注文率がこの時だけでしょうか?非常に高いです。約8割と見ます。
叉焼の「ヘタ」を使って作った丼が旨くて人気を呼んだ昔ですが、
これでは「ヘタめし用」に叉焼を別途作らないと駄目ですねー。(笑)

 
 

===  麺  ===<自家製中太ウェーブ>

 今頃気づいて悲しい程、この日、「麺、イイね~」と一発の吸上げで即思った。
私の中では「弥七=スープ」なイメージでしたが、「この麺あってこその一杯」なんだと思った程。

 随分語り尽くされた感が有りまが、
ピシっとしたエッジと外殻の張りで「コシ」を演出し、熟成を感じる「透明感」で瑞々しさと吸上げの滑り良さ、
ひいては喉越しの良さへと繋がってます。持ち上げても不均等なネジレでハンドメイド感たっぷりで美味しそう。


      吸上げのちょっぴり固めな「プリっ」と感から、
  
         噛み込みでは「クチっ」とした外殻の潰し感が心地よく、

            更なる噛み込みでも「プリクチ」と滑りながら逃げる抵抗感がイイ・・・。

 
「張り」と「喉越し」が素晴らしい麺です。熟成故の透明感から風味が抜群な訳では有りませんが、
それでも仄かな香りを漂わせます。その「食感」面での主張が良い。「味」はスープに任せとけ!って感じでしょうか。
これに似てる麺は滅多遭遇しませんが、脳内検索した結果、北海道なぐりこみラーメン 米通腹の食感が近いな・・
と思った。




=== スープ ===<やはりクリーミィと感じる鶏白湯>

 冒頭で少しマー油の色目について触れましたが、これでも充分に綺麗な色目です。
丼や白ネギ、緑のネギ、赤唐辛子の色目が華やかに映るクリーミィさがまるでオフホワイトのキャンパスの様。

 久し振りに飲んで感じるのは、「トローン」とした滑らかさでは無く、
少し粒子の粗さを残した若干のザラ感が有る事。しかし、


    「鶏白湯」のクサみをほんの僅かだけ残した様な旨み」感が「濃厚」に感じますし、

     そのザラ感も適度な裏越し感で単に「綺麗」な味では無い強さと印象付ける。  


 滑らかさと引き換えに失われる「強さ」を、このマイルドな口当たりの中に上手く残しています。
「醤油」を選んでも、それは味の引締め程度に感じる程、「鶏白湯出汁」を堪能させてくれる。
やはり又飲んでも「生クリーム入れてるんすかぁ?」と本気で思った。(笑)
全体の自然な甘さの中に、完飲後の丼底に残す何種類かのスパイスも単純な「鶏甘」になる事を回避している模様。
途中、黒・白胡椒を入れてみましたが、出汁味のブレは無く、スパイスをスパイスとして楽しめる骨太な味でもある。

 濃厚な強さ・クリーミィさを堪能して飲み進み、最後、タマネギをシャクシャク噛みながら飲むのが楽しい・・。


 

===トッピング類===<叉焼、半分味玉、白髪葱、青葱、糸唐辛子、玉葱>

 一枚の叉焼。厚みもそれ程無く、ボリューム的には「もうちょっと入れてよ」。ですが、
この一杯の中ではそれ程プライオリティが高く有りません。鶏が主役のスープですから、別に豚さんは・・ですよ。
スープを壊さない薄醤油味付け、しっとり噛み味・・・。正直、食べた事を忘れる程自然に消えて行った可憐さ。

 それは半分味玉も同じ。全体の柔らかい口当たりと薄甘醤油な味付けで普通以上に良く出来た物。
100円のオプショナルで1個追加してもイイとは思わせる。

 白髪ネギ、青ネギ類はやはり食感面での楽しさですが、特に白髪ネギはその辛みのないフレッシュ清涼感が合う。
それよりも、少しだけ柔らかく加熱された玉葱のシャクシャク感と玉葱甘さがスープと飲んで心地良い。
近年、つけ麺等に入れられるのを見かけるが、やっぱりここが元祖かな?と思わせるタマネギちゃんとの相性。
  

 トッピング類全般に、今や「突き抜けた」物を感じ得ないが、非常に上品且つヌケ目の無さに自信すら感じます。 


 

=== 総  評 ===<多くの人を魅了する事が頷けるスープ&麺のマッチング・完成度>

 しっかりと量のある2玉ですが、後ろの人達の願望に答えるべく、スピーディに完食・完飲。(笑)
量を感じるお腹の張りですが、やはりその旨さ故か?苦にならなかったし、直ぐに「又食いたいね」と思った。
 
 今や有名な店になり、夕方で終わる営業時間、そして並びの多さから所謂「敷居の高い店」の代表店でしょうが、
ラーメンのタイプは違えど、例えば大阪南側の敷居の高い店無鉄砲 大阪店辺りが醸す
「徹底的な濃度による魔力」と違い、やはりこの店のこの味は「手の込んだ作品」として私はモノが違うと感じます。
まあ、それは好きな「タイプ」の問題で、最近で言う「人それぞれ」ですが・・・。

 改めて時間を置いて伺っても「劣化」する事なく、逆に、密に見え難い部分性(スープ・麺共)に
手を入れた「深化」は大した物と思いますし、特に麺は以前よりその「プリクチ個性」を高めている様に思います。
今はBGMが流れていますが、ここに座ると、「ラーメンを味わおう」と襟を正せる緊張感が、
相変わらず心地良い。自然に心で「頂きます」と呟いて、

       出る時には丼をカウンター上に置きながら

              大将に「御馳走さま・・」と心から言えた。(心では「旨かったよ」とも。)


 昔はその際、暖かな笑顔で受けてくれたもんだが、今は緊張感をキープした様だったのが寂しかったけど・・。


 「又、来るか?」・・・「ハイ!」当たり前です。ここにしか無い味ですし、ラーメンを食ったら、
つけ麺も食いに来たくなってしまった・・。しばし別れていて忘れてたのに・・・。なんか恋愛ドラマ風ですよ。
ただ、長い行列には接続したくないので、頻繁には訪れられないのが正直、悲しい所。又、朝から気合いいれますか。

 点数付けに当たっては、まだレビュー慣れしていない前訪時の「つけ麺」にどうやら92点を付けている・・・。
イイ点数ですよ。(自己満足(笑))今日、この「醤油らーめん」も当然90点からの開始となりますね。
 この日の満足感の勢いに任せてもイイですし、頭で考えても「麺・スープ・トッピング」・・・、
減点法で考えてもその要素が非常に少ない、ある意味「優等生」だと今しがた気付いて、この点数でお願いします。
これより「個性」・「旨さ」が光る一杯、どれだけある?と思ってもこうなります。(笑)



       今や知ってる人の多い「味」でしょうが、

           やはり「大変良い纏まり」を魅せる一杯ですし、

              その裏には「個別」なパーツそれぞれの高い完成度を見せつけられた・・・。



 御馳走様でした! これからもずーっと「この味」を守り、深化させて下さい!



                  

投稿(更新) | コメント (8) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

昼飯専門さん!こんばんわ~。東京から失礼します。

>折角待つんだから、死んでもイイから「大盛り」にやっぱり変更。
ですよね~(笑)。
私も弥七さんに伺うときは、死に物狂い(?)ですからお気持ちよ~くわかります。

以前、雨の日に伺ったときに14時台で並びが4人という奇跡がありました。
奥様に伺うと、朝から雨の日はやはり比較的並びも少ないとか…
しまった(゚ε゚ )これは書かない方が良かったか…

今月の大阪出張時には大吾郎商店さん訪問を計画しています。
またまたレビューを参考にさせていただいておりますです。
今後もよろしくお願いいたします。

どうも、タイガー道場です。
「らーめん 弥七」にはまだ一度しか行ってません。
超地元なのに・・・
むちゃくちゃ敷居が高すぎます。
開店前の行列と閉店時間の早さでお手上げです。
あと1時間閉店時間が遅ければ毎日まではいかないけど
週2回ぐらい通えるのに・・・
今度、授業を抜け出して行って見ようかな・・・
いつも「麺や輝」で済ましてしまうタイガー道場でした。

 ご無沙汰しております。年内復帰のメドが立たないファーザーです。

 弥七はウォーキングコースに近いところにあるため、たまに行列が少ないとき、気が付くと列に並んでいる自分がいます。新手のスタンド攻撃だと思っています(えー)。魔性のラーメンですね……。

 個人的には弥七では「塩派」なのですが、こうやってレビューを拝見すると醤油も恋しくなってくるから不思議です。魔性のレビューですね。これまた新手のスタンド(以下略)

 ところで療養に入る前くらいに知ったのですが、あの歯ごたえのいいタマネギ……あれ、らっきょうの一種なんだそうです。そうインプットした状態で、先日、またもスタンド攻撃の餌食になったところ、「あー。確かにらっきょうかも」と実感できました。

機動※士ファーザー | 2009年12月5日 10:05

コメント、投票、東京からおおきにです。たにやんさん。
>雨の日に伺ったときに14時台で並びが4人という奇跡・・・
~まさにキセキですね!。それなら「今がチャンス!」って並びますよね~!。

>今月の大阪出張時には大吾郎商店さん訪問を計画しています。
~おっ!マイホームな一軒ですやん!。今でも長くても2週間空けてませんから、隣で食ってるかも?。
 最近は一時のメディア人気も無くなり、先ず並ぶ必要が有りませんよ~。ってか空いてます。(笑)
 昔の強烈な「酸っぱ辛さ」が今は弱まってますので・・・ちょっとインパクト不足かも知れませんです・・。
 辺鄙な場所ですから、残念な結果にならないことを願っておきます・・・。

昼飯専門 | 2009年12月5日 10:50

 コメント&投票おおきに。毎度です。タイガー道場さん。
>超地元なのに・・・むちゃくちゃ敷居が高すぎます。
~超地元でもですか・・・。(泣)私も店前を何度も車で逃げる様にスルーしました!。(笑)
 その度に「お前、凄くなったネ・・」と思いつつ、「もう食えない」と悲しみも湧きました・・。
 
>いつも「麺や輝」で済ましてしまう・・
~はは!。レビューを書き始める前、当時の「麺や輝 中津たくろう店」(今は店名どうなったかな?)
 に2度程伺っていたのは私も「同じ理由」です。(笑)
 「待ち時間」「味」等を総合的に勘案すると、「ならこっちで・・・」ってなってしまいますよね~。  

昼飯専門 | 2009年12月5日 10:56

 おっ!コメント、投票おおきにです。Zファーザーさん!。
>たまに行列が少ないとき、気が付くと列に並んでいる自分がいます。
~くぅ~~っ、羨まし過ぎる攻撃!定点観測できる人の「強み」ですね!。
 そんな敷居の高さですから、ファーザーさんが食べられた「鶏おろしそば」にもありつける筈もなく・・・。(泣)

>あの歯ごたえのいいタマネギ……あれ、らっきょうの一種なんだそうです。
~!?!?・・・なんとっ!。そういえばタマネギにしては確かに「肉厚」と思ってましたが、
 「らっきょうの一種」??。しかし凄いセレクトをするもんですね~あの店主さんは・・。
 正直、目からウロコですよ!。情報またまた有難うございます!。
 って知ったかぶりな顔して、

 「スープ上で心地良さそうに寝る「らっきょう」・・・世間の多くの人が「タマネギ」と呼ぶこの一品が
「らっきょう」で有る事をどれだけの人が知ってましょうか?・・・。
古くからこの店を知る人間に許された特権ですよ(笑)。肉厚で柔らかな根菜類独特の
「ヤワクシっ」とした噛み味を楽しめば・・・」とか
レビューを知ったかぶりに訂正したいくらいですやん!(爆)

昼飯専門 | 2009年12月5日 11:05

(弥七を知ったのはここ一年くらいの話だなんて書けない……)

機動※士ファーザー | 2009年12月7日 13:44

 お、コソコメおおきに。ファーザーさん。(笑)
そんなん、いいですやん!!。最近の他店の味も色々とご存じなんですし、何時から知ろうと、関係なしですやん!。

昼飯専門 | 2009年12月7日 19:10