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冷え込みが厳しくなってきた、曇り空の月曜日(14日)。こういう日は「味噌」に限りますなぁ……新宿方面の用事を済ませて、お昼は池袋「武蔵」へ。 札幌出張もさほど多くないせいか、申し訳ないことに、この店は東京進出まで知りませんでした。エレベーターでデパートの12階レストラン街まで上がっていくわけですが……お昼時、職場から遠く離れた池袋の巨大デパートのエレベーターに暢気に乗っていると、なんかこう「罪悪感」がありますなぁ……銀座では珍しいことでもないのに。 お店は赤い暖簾が目印、店頭のメニューを確認して、入口横のレジで注文・先払いするシステムです。「味噌ラーメン」(880円)を注文しカウンターに着くと、店内に漂う豚骨臭、さらに奥の厨房からは「カン、カラン」と中華鍋の音が響き、期待が高まります。丼は約4分で到着。 では、スープを一口……見かけによらず、意外にライトな「味噌加減」ですな。ベースは豚骨主体と思われますが、かなり野菜を多用しているのか、クリアでソフトな味わい。味噌ダレは赤味噌主体でさほど濃くもなく、むしろ生姜でキレを強調して、ベースと上手くフィットさせています。表面のラードは札幌系のお約束ですが、ベース・スープの油分に対してさほど過剰でもなく、大量に浮く胡麻の軽快なツブツブ感も相まって、全体として「スピード感」を強調したスタイル……ま、あまり東京にないタイプだけに、評価は分かれそう。 麺は西山製麺製の中太縮れ。東京でよく見る同社製の麺とは、弾力や歯応えが少し優しいタッチで、甘みの主張が強いタイプ。食後にネットで調べると、本店店主の方は元西山製麺の職人さんで、原料など細かく指定して特注しているようです。スープのスキッとした味わいに、この人なつこい甘みがよく合います。 具材は、チャーシュー、メンマ、炒めたモヤシ・玉ネギに、挽肉とネギ。面白いのは玉ネギで、スープのスピード感に、スキッとした甘みでブレーキをかけて、麺と同様、よく考えた味のレイアウト。パサッとしたチャーシューも、スープとの相性を優先させた仕上げなのでしょう。 ―――なんでもかんでも「濃い目」でないと気が済まない関東では、なかなか受けそうもない味ですが……「ドラマ性」重視でギタギタ・ドロドロにした関東系「極濃」味噌と、ある意味のどかな地方の一品を比較するのも、どうかと。もっとも、「本場」札幌からの進出ですので、見る目も厳しくなります……私の乏しい出張経験に照らしても、あまり印象的な一杯とは言えないかな。もうひと味、「関東対策」として斬新な「切り口」を加えてもいいような、そんな気がしたオジさんでした。
札幌出張もさほど多くないせいか、申し訳ないことに、この店は東京進出まで知りませんでした。エレベーターでデパートの12階レストラン街まで上がっていくわけですが……お昼時、職場から遠く離れた池袋の巨大デパートのエレベーターに暢気に乗っていると、なんかこう「罪悪感」がありますなぁ……銀座では珍しいことでもないのに。
お店は赤い暖簾が目印、店頭のメニューを確認して、入口横のレジで注文・先払いするシステムです。「味噌ラーメン」(880円)を注文しカウンターに着くと、店内に漂う豚骨臭、さらに奥の厨房からは「カン、カラン」と中華鍋の音が響き、期待が高まります。丼は約4分で到着。
では、スープを一口……見かけによらず、意外にライトな「味噌加減」ですな。ベースは豚骨主体と思われますが、かなり野菜を多用しているのか、クリアでソフトな味わい。味噌ダレは赤味噌主体でさほど濃くもなく、むしろ生姜でキレを強調して、ベースと上手くフィットさせています。表面のラードは札幌系のお約束ですが、ベース・スープの油分に対してさほど過剰でもなく、大量に浮く胡麻の軽快なツブツブ感も相まって、全体として「スピード感」を強調したスタイル……ま、あまり東京にないタイプだけに、評価は分かれそう。
麺は西山製麺製の中太縮れ。東京でよく見る同社製の麺とは、弾力や歯応えが少し優しいタッチで、甘みの主張が強いタイプ。食後にネットで調べると、本店店主の方は元西山製麺の職人さんで、原料など細かく指定して特注しているようです。スープのスキッとした味わいに、この人なつこい甘みがよく合います。
具材は、チャーシュー、メンマ、炒めたモヤシ・玉ネギに、挽肉とネギ。面白いのは玉ネギで、スープのスピード感に、スキッとした甘みでブレーキをかけて、麺と同様、よく考えた味のレイアウト。パサッとしたチャーシューも、スープとの相性を優先させた仕上げなのでしょう。
―――なんでもかんでも「濃い目」でないと気が済まない関東では、なかなか受けそうもない味ですが……「ドラマ性」重視でギタギタ・ドロドロにした関東系「極濃」味噌と、ある意味のどかな地方の一品を比較するのも、どうかと。もっとも、「本場」札幌からの進出ですので、見る目も厳しくなります……私の乏しい出張経験に照らしても、あまり印象的な一杯とは言えないかな。もうひと味、「関東対策」として斬新な「切り口」を加えてもいいような、そんな気がしたオジさんでした。