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「塩らーめん」@和風ラーメン シャリの写真 前回シャリの醤油を採点した際、地元市川のさんから「塩」のご推薦がありました。コレは居ても立ってもおられません……というわけで、9日夜に再訪、もちろん注文は「塩らーめん」(600円)。麺ゆで3分、丼は1ロット待ち8分程度で到着。
 まず、スープをみて驚きました。ここの魚介出汁はかなり鰹節を効かせたものですが、出てきたスープはほとんど無色に見えます。「醤油とは出汁が別物?」と思いつつ、まずは一口……でっった〜〜、強烈な「シナジー」出汁(下記中)。昼飯以来眠っていた味蕾が、ビンビン活性化してくるのがわかります。しかも、鰹節がしっかり立っており、渋みが出るギリギリまで「旨み」を引き出しています……これは醤油と同じ出汁ですな。
 煮干はどっしりした独特の風味。前回、「シャリ」の近所の「湯浅四郎樹商店」で九十九里産「煮干(青)」というやや大型の煮干をもとめましたが、味がよく似ている気がします。
 しかし、ここまで節が効いていて、なんで無色に近いか……ま、理由は2つでしょう。「シャリ」の塩スープに少し混じる黒っぽい粉、これはおそらく普通の鰹節ではなく、「焼節」(焼き目の付いた鰹節)を使っているのでしょう。自分の経験でも「焼節」は「色づき」を抑えることができます。ただし、味を引き出すのも難しい食材、このレベルの「旨み」をどうやって出しているのか……
 もう一つは、この店の「照明」ですな。店内照明はむき出しの蛍光灯だけですが、その光がやや青みを帯び、強いていえば水銀灯のような光。このため、すべて少し脱色して見え、スープの色も変わって見えるのでしょう。ちなみに、太陽光に近付けるとどうなるか、ちょっと写真の色を補正してみました(写真参照)。やはり、本来スープはもう少し琥珀色に近いようです。色を補正しながら思いましたが、店で見るより、本来は全体としてかなり艶やかな彩りの一杯。視覚も味の一つ、照明については、改善の余地がありそうですぞ、ご主人。
 また前回、塩加減が少し強めに感じ、醤油ダレのせいかと思いましたが、今回は塩ダレでほぼ同じ塩加減……この点はなりゆきではなく、キッチリ計算済みというわけですか……ま、このご主人なら、さもありなん。
 照明をもろともしないこの美味さ、ご主人、参りました。間違いなく「最強の魚介出汁スープ」の一つといえましょう。ですが、私のような中年男には、ほんの少し塩加減が強いこと、さらに照明で2点減点、この採点でご容赦。(なお、麺、具材については、前回と同じ感想です)。

(注)「シナジー」の説明は、ここに書くと長くなって皆さんのご迷惑となりますので、milesのプロフィールに書いておきました。知ってる人も多いでしょうし……ご参考であと1週間のみ掲載します。→11/19掲載終了

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 4件

コメント

さん、コメントありがとうございます。
なんと、なんと、私も先ほど「旭川ラーメン 好」へ行ってきたところです。
確かにここは味がブレますが、
どうもたまに食べないと、私の味覚の方がブレるような気がして……

さて「和風ラーメン シャリ」ですが、以前「らーめん 美学屋」の「塩」を、
完成度が高いがゆえに「予定調和の結界」にはまっている
と採点しましたが、
例えば、多少塩加減が強くても、シャリのような力強い突破の仕方もあるのでは、と思いました。
非常に感心した一杯でした。「塩」を勧めていただき、ありがとうございました。

(蛇足)「旭川ラーメン 好」の、ホタテの「旨み」の効かせ方にはいつも感心します。ホタテは有機酸(コハク酸)の他、核酸系もアミノ酸系も含み、「風味」を出すのは簡単でも、「旨み」を出すのは難しい食材(貝類は大体そうですが)。
私には到底できません。いつも感心しながら、味わっています。

miles | 2006年11月15日 22:08