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「チャーシューワンタンメン」@味の大西 本店の写真7/24/10
◆創業は古いぞ(湯河原の老舗)

湯河原は激戦区だと先日書いた。
この大西さんがあるからに違いない。
創業は1940年ころ、ないしは1930年代とも言われている。
この言われている、というのがそれらしく思え、ありがたい
ではないか。

そもそも肉屋さんだったそうで、勝手な想像では、肉を処理した後の
ガラを大いに利用したのではないだろうか?
チャーシューも当時では、恐ろしく多いものだったと思う。
これも同じ寸胴で煮れば、コストも最小限になり、カエシに漬ければ
味付けと出汁が両立できたのではないだろうか。
本当のところは分からないが。
いずれにしても、神奈川やその周辺まで、影響を与えてきたことだろう。
生物と同じように、ラーメンの進化は遺伝子の伝播のようだ。
しかし、突然変異と偶然こそが進化の原動力でもある。

横浜からJRのアクティーで約1時間。
湯河原に到着。
とにかく暑いが、東京と変わらない。
駅前も、タクシーが余っていること以外は、変化が少ないようだ。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/44310661?size=800


最初にここでラーメンを食べたのは、40年位前のようだ。
真鶴に遊びに来ていたので、パチンコのための遠征だった。
当時、真鶴にはパチンコ屋がなかった(今はしませんが)。
食事はラーメンだった。場所は駅のそば。
おそらく大西さんだったと思うが、それすら曖昧である。
当時は店の名前にはほとんど興味がなかったから。

11:00に店の前に立つ。
この商店街も、それほど変わった気がしない。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/44310666?size=800

メニューを見るまでもなく、
チャーシューワンタンメンを注文。
一応メニューを。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/44310670?size=800


表面にはやや多めのラードが浮く。
やはり少しのもやしが特徴的。
チャーシューの枚数、量は驚くようなものではない。
スープはなみなみと注がれている。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/44310659

スープ。
あれれ・・・
今までで一番カエシが少ないかもしれない。
醤油スープラーメンとしても、最も薄い方に思える。
これはブレなのか?
何かの間違いかな。疑問が残ってしまった。
もともと塩加減はほどほどだったが。
自分が汗をかいて、塩分が不足しているのだろうか。

薄めなので、非常に穏かな、優しいスープ。
醤油のキレはほとんどない。
調味料感もほとんどない。

やはり豚骨と肉汁がメインである。
肉の旨みが支配的で、これが最大の特徴だ。
豚骨、肉、ラードの3要素がコクを生む。
これに濃い口の醤油のコクが加算されると、尚よいと思う。

麺は例の白味のある、手打ち風、平打ち縮れ麺。
加水は高く、茹で加減も柔らかめだ。
小麦の風味があり、硬いところと柔らかいところが混在することが、
このラーメンを良くしている。
カエシが弱いため、最初は、麺もワンタンもお湯感があった。
中盤からスープがなじんできた。
カエシが弱いと肉汁の旨みが引き立つ効果があるようだ。

多加水の麺は、低加水とはずいぶん違う。
スープを吸い込みにくく、そして伸びにくい。
これが最後まで、あまり味が変化しないという、良さも生んでいる。
表面のラードは少なくないが、それをはじくので、クドクならない
効果もあるようだ。
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穀類はもともと粉でボソボソしている。
これを食べやすくするのに、水や油脂類が使われる。
多加水は水が多いのので、水溶性の味になじむ。
一方、油脂類に対しては撥油性を逆に利用できる。

低加水は、水か油脂が使われる。
水が少ない加工品の場合は、油脂類が格別に合う気がする。
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ワンタンは7個。
餡は小田原特有の餡の多いもの。
もっと多い店はあるが、それでも通常の3倍位の量はある。
これ、餃子の代わりのようだ。
味付けもよく、肉の旨みがする。

チャーシューは3種位。
バラ、肩ロース、ももといったところか。
味付けは薄めで、噛み心地を楽しむもの。

メンマも味付けが薄い。

今日、自分の舌がおかしいのかな?
旨いのは旨いが。

隣のテーブル席の30代位のお兄さん二人がラーメンを完食。
スープは随分残している。
ちょっとのぞくと、一人のスープはかなり濃い色だ。
もう一人のは明らかにそれより薄くみえる。自分のよりは濃いが。

ひょっとしたら、歳をみて、カエシの量を変えているのかな?
謎は深まる。
淡い味はめずらしいので、はまることもある。

これはまた来ないといけない。

投稿(更新) | コメント (19) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

どうもです!!
西湘地区在住時代にもっと足を運んでおけばよかったと後悔している今日この頃・・・
この地区に気になるお店が多くなりすぎました(汗)
一度や二度の遠征では成敗しきれないほどです。
懐かしのお店にも足を運びたいしなぁ・・・

| 2010年7月29日 07:56

おはようございます。

ちょっと調べてみたら「昭和初期」との記載も
ありますから1920年代なんでしょうか。

結構有名なお店のようですね。

湯河原ツアーの参加者募集、でもしましょうか。

KMさん、おはようございます。
湯河原といえばやっぱりここのお店は外せませんね。
と、言いつつ私もまだ訪問はしてません。
今度、湯河原へ温泉ぷち旅行に行くときは訪問しておきたいです。

カエシが少ないというのは意外な気がしました。
他の大西では強めの印象があったので・・・。
まあ、店によっても結構スープの味付けは違いがあるのかもしれません。
やっぱり、それを確認するために食べに行かなきゃいけないですね。

ぬこ@横浜 | 2010年7月29日 08:22

◆泉さん
おはようございます。
コメントありがとうございます。

貴殿がお住まいのころは、随分前ですね。
熱心に色々歩き回るのはRDBがあるからなので、
最近の話ですよね。
その前は、意外と行ってない店が多いです。

この地域もなかなか、回れなかったのですが、
最近、慣れてきました。

ぜひ足を延ばしてください。

◆しおのおたくわ ぶるまなじっちゃん・・さん
おはようございます。
コメントありがとうございます。

おお、1920年代というのも凄いですね。
だんだん源流に近づきます。

二宮、鴨宮、小田原、湯河原・・
きりがないです。

湯河原はまだまだいい店がありそうです。
行かれる場合は、誘ってください。

KM | 2010年7月29日 09:08

◆ぬこ@横浜 さん
おはようございます。
コメントありがとうございます。

湯河原ではどうしても寄りたくなります。
ぜひ行ってください。

前回はいつだか正確に覚えてませんが、もう少し
カエシが効いていたと思います。

真鶴なども、かなりカエシがきいてます。
たまに行くことにしました。
やはり、その歴史には敬意を表したいです。

KM | 2010年7月29日 09:12

どうもです

先日お話しされていた湯河原でのラーメンですね。
スープの色が違うって言うのはなぞですね。
意識的に変えてるのか、ただ単に適当でぶれてるのか・・
でも横浜からアクティーで1時間ですか、ほどよく遠いのも良いですね。

UNIA。 | 2010年7月29日 09:43

どもです!
湯河原いいっすねぇ~

久しく訪問していない土地ですw
こういった老舗のお店は面白そうです。
人(歳)によってカエシの分量を変えてるんですかね?

YMK | 2010年7月29日 09:59

こんにちは。

湯河原は仕事で一度お邪魔したきりで
暫らく行ってないですね。
大西さんのような老舗のお店があるなら、
温泉とセットでお邪魔してみたいですね。

ayashi | 2010年7月29日 10:35

こんにちは。
行かれましたね!

ラーメン屋は肉屋のまわりで発展してきた、こういう歴史は事実としてあるようですね。
個別には荻窪のマツマル精肉店、あきる野の池谷精肉店なんかもそうですね。
大西(といっても僕の場合三憩園ですが)のチャーシューはだからあんなにうまいのかなぁ。
その煮汁を活用しようと考えることはきわめて合理的です。

さて、こちらはある意味で大西らしからぬ大西のようですが、麺はやはり例のやつですね。
油そばや二郎は油料理で、アブラをとことん食え!という意図なら水っぽい麺よりボソボソした吸い込む麺ですね。
逆に、おつゆとか汁のような料理には、加水の多いものが使われてきて、蕎麦やうどんも基本的にそうですね。吉田うどんだけは、どう見ても低そうですがw

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田舎家ご覧いただきありがとうございます。
さすがのコメントをいただきました。
視点にあるもの、ないもの、両方が含まれていました。
それほど真顔で書いた訳でもありませんが、丼そのものではない要因にも目を向けたいですね。
本当におっしゃる通りで、ラーメンがそれ単体でポツンと存在することは絶対にあり得ないですね。
必ずどんぶりが置かれるテーブルがあり、その背景の中に存在していて、それを見ずしてどうしてラーメンの味だけを評価できようか、ということですね。

ところで、この田舎家ですが「お肉が主役です」と注記された肉炒めラーメンというものを置いてありました。ご報告まで(笑)

Eスト | 2010年7月29日 10:39

どうもタイガー道場です。
湯河原の「大西」といえば小田原系ラーメンの元祖ですね。
以前、神奈川県在住時に一度訪問してます。
「味一」や「鳥取」みたいな老舗が閉店していっている現状を考えると貴重なラーメン店ですね。

ところで、湯河原といえば坦々焼そばが有名です。
A店ならソース焼きそば風とか
B店はあんかけ焼きそば風みたいに
店によって味が違うので興味があります。
一度食べて見てはどうでしょうか?
それではまた

◆UNIAさん
コメントありがとうございます。

そうなんです。
湯河原は未登録も入れるとかなりお店があります。
それぞれ個性的で楽しめるところです。
それほど遠くもないので、日帰りの旅には向いています。
潮風に吹かれるのもいいものです。

スープ、最後に食べたときはもっと濃かった気がします。
先日閉店した鳥取は、そのお客さんの好みに合わせるそうです。
2回目はパフェークトでした。

小田原にはそういう分化があるかもしれません。

◆YMKさん
コメントありがとうございます。

湯河原、そして湯河原です。

最近は行楽地が増えたので、何でも箱根・熱海方面ではなくなりました。
でも街は、温泉街の雰囲気を残しており、お土産店的な雰囲気
の店もまだ沢山あります。

温泉街のラーメン店。
お客さんはみな地元の人で、雰囲気がありました。

鳥取では、変えるとばあが言ってましたよ。

KM | 2010年7月29日 11:47

◆ayashiさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。

湯河原に仕事とは羨ましいですね。
私も今はそういう用事は無くなりましたので、
自力で行くことになります。

列車の旅が好きなので、週末はちょっと出かけたくなります。
海や山がいいですね。
温泉つきも憧れますが、帰らないといけません。

完全にリタイヤーしたら、遊びたいですね。

◆Eストさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。

この大西が、なんと一番小田原らしくなかったです(爆)。
この地味な味が、長年続いた秘訣のような気がします。
一方小田原から離れた小田原系の三憩園や桂山は、よくできた
味だと思います。
多くの人に受けるように進化させています。

お肉が主役ですか?
どうしてそのようなケシカランことを書くのでしょうか?

湘南に向けてまた風が吹いてきました。

KM | 2010年7月29日 11:55

◆タイガー道場 さん
こんにちは。
お元気ですか?

そちらも暑いでしょうね。

行かれているのですね。口に合ったようですね。
おっしゃるとおり、老舗が閉店するのは悲しいです。
味が失われる気がします。
今たしか3代目だと思います。続いてほしいものです。

出ました。坦々焼きそば。
これにも興味津々です。今度食べてみます。
いたるところにあるのです。

KM | 2010年7月29日 12:02

KMさんこんばんは♪
小田原系として一度は行ってみたいところです。
このお店は。
餡の多いワンタン。
そして,チャーシューは3種ですか。
おいしそうですね♪
もとお肉屋さんのラーメン屋さんにはハズレが無い気がしますね♪

92 | 2010年7月29日 21:53

◆92さん
コメントありがとうございます。

そうですね、一度は行ってください。
とにかく古い店ですから、何かの発見があるかも
しれません。

カエシの件はありますが、調味料も少なく、
味わいのあるものです。

KM | 2010年7月30日 06:47

おはようございます!

あっさりと薄いのとは違いますよね♪

カツ丼きになります!

バイブスマン♪ | 2010年7月30日 07:47

◆バイブスマン♪さん
おはようございます。
コメントありがとうございます。

そうですね。
やっぱり適正なバランスが大事ですよね。

ただ、それをゆっくり味わってみると、
それなりに良さがありました。

気持ちもフレキシブルでありたいものです。

大西さんのカツ丼は、お薦めです。
いかにもそれらしいですよ。

KM | 2010年7月30日 08:34

こんにちは~!
自分にとっては懐かしの大西さんですね~。
学生時代(約30年前!)に諸般の用事で月1くらいのペースで通っていたのが、こちらの大西さん。当時から人気で、お昼時は行列待ちができるほどでした。
今はどうかわかりませんが、ドンブリに、味の大西と文字が書いてあったのですが、見ようによっては「大味の西」と読めるような配列になっていたのを覚えています(笑)。
ワンタンメンや叉焼麺、サンマーメンなどを、玉子ドンブリとともにガツガツ食べていたのが懐かしいです。
ん~、機会があれば再訪したいものです。

サケダイスキ | 2010年7月30日 12:56

◆サケダイスキさん
コメントありがとうございます。

そうですか。
30年前ですか。
そのころはよく行かれたのですね。
大味というのは洒落てますね(笑)。

カツ丼ではなく、玉子丼というのに時代を感じさせます。
カツ丼は贅沢で、なかなか食べられませんでした。

ぜひまた行ってください。

KM | 2010年7月30日 18:05