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昼休み(17日)、浜松町「大つけ麺博」会場をのぞいてみますが……お目当ての店はどれも大行列。とても休み時間内に食べられそうもありません。どうするか思案するうち、「麺屋大斗 芝大門店」の夏メニューを食べそびれていたことを思い出しました。 13時を過ぎておりましたが、ランチを求めるサラリーマンで大混雑のこの界隈。「麺屋大斗 芝大門店」をのぞくと、珍しく店内待ち一人のみ。しかし表の品書きで夏メニュー健在を確認しているうち、二人に追い越されてしまいました……まさに、「生き馬の目を抜く」ランチ争奪戦。入口右手の券売機で、「あつもりトマト」(800円)をポチッとな、ほどなく席も空き、入店から約10分後には丼にありつきました。 丼をのぞくと、どう見ても「野菜もり」といった風情で、トマトがどこにも見えません。店員さんに確認しましたが「間違いない」とのことで、ちょいとかき混ぜてみますと……お、出てくる出てくる。底の方から赤い「トマト層」が噴出し、褐色のスープと混じって、シブい色合いに。 それでは一口……う~~む、ある程度予想はしていましたが、完全にトマトに「支配」されていますな。ホールトマトに鷹の爪などでアクセントをつけたペーストをつかっており、さらにチーズを加えて、豚骨主体の動物系スープと合わせていますが……この店は、どちらかといえば麺で引っ張るタイプで、もともと動物系スープのコクは弱め。そこにトマトの強烈な甘み・酸味が襲いかかって、完全に場を牛耳られています。具材のキャベツの甘みと混じるとミネストローネのようでもあり、刻みチャーシューとチーズが絡むと、ラザニアのような風味もしますが……しかし、チーズはどうやら市販の「とろける」系を使っているようで、味わいとしては全くの無表情。イタリアンとしてみても、「二流」の部類ですな。 麺は中太ストレートで、この店独特の「質実剛健」な味わい。あえて湯切りを甘くした「あつもり」ですが、麺はきっちりアルデンテ、小麦の甘さをたたえながら、グッと引き締まった味わいで、相変わらず美味い。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……ご想像の通り、「トマトスープ・スパゲティ」的な先入観が味覚中枢を支配して、せっかくの上質な麺も、なんか市販のパスタに思えるほど。 ―――「夏限定」ということで、「トマトでも使ってみるか」程度のノリだったかもしれませんが……まさに「庇貸して母屋とられる」。トマトが支配した後の姿を、強いて「イタリアン」として評価しようとしても……チープなチーズにがっかりで、亜流・二流のそしりは免れません。同じトマトを使うにしても、「ajito」くらい強烈な個性のスープで対抗するか、「黄金の塩らぁ麺 due Italian 市ヶ谷店」のようにいっそ主役にもってくるか、その位の「覚悟」が必要なようで。ちょっと「不用意」な一杯でしたな。
13時を過ぎておりましたが、ランチを求めるサラリーマンで大混雑のこの界隈。「麺屋大斗 芝大門店」をのぞくと、珍しく店内待ち一人のみ。しかし表の品書きで夏メニュー健在を確認しているうち、二人に追い越されてしまいました……まさに、「生き馬の目を抜く」ランチ争奪戦。入口右手の券売機で、「あつもりトマト」(800円)をポチッとな、ほどなく席も空き、入店から約10分後には丼にありつきました。
丼をのぞくと、どう見ても「野菜もり」といった風情で、トマトがどこにも見えません。店員さんに確認しましたが「間違いない」とのことで、ちょいとかき混ぜてみますと……お、出てくる出てくる。底の方から赤い「トマト層」が噴出し、褐色のスープと混じって、シブい色合いに。
それでは一口……う~~む、ある程度予想はしていましたが、完全にトマトに「支配」されていますな。ホールトマトに鷹の爪などでアクセントをつけたペーストをつかっており、さらにチーズを加えて、豚骨主体の動物系スープと合わせていますが……この店は、どちらかといえば麺で引っ張るタイプで、もともと動物系スープのコクは弱め。そこにトマトの強烈な甘み・酸味が襲いかかって、完全に場を牛耳られています。具材のキャベツの甘みと混じるとミネストローネのようでもあり、刻みチャーシューとチーズが絡むと、ラザニアのような風味もしますが……しかし、チーズはどうやら市販の「とろける」系を使っているようで、味わいとしては全くの無表情。イタリアンとしてみても、「二流」の部類ですな。
麺は中太ストレートで、この店独特の「質実剛健」な味わい。あえて湯切りを甘くした「あつもり」ですが、麺はきっちりアルデンテ、小麦の甘さをたたえながら、グッと引き締まった味わいで、相変わらず美味い。コイツをつけ汁につけ、ズバァ~~ッとイキますと……ご想像の通り、「トマトスープ・スパゲティ」的な先入観が味覚中枢を支配して、せっかくの上質な麺も、なんか市販のパスタに思えるほど。
―――「夏限定」ということで、「トマトでも使ってみるか」程度のノリだったかもしれませんが……まさに「庇貸して母屋とられる」。トマトが支配した後の姿を、強いて「イタリアン」として評価しようとしても……チープなチーズにがっかりで、亜流・二流のそしりは免れません。同じトマトを使うにしても、「ajito」くらい強烈な個性のスープで対抗するか、「黄金の塩らぁ麺 due Italian 市ヶ谷店」のようにいっそ主役にもってくるか、その位の「覚悟」が必要なようで。ちょっと「不用意」な一杯でしたな。