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「味噌」@麺処 花田 池袋店の写真 仕事で新宿・池袋をウロつくのは月曜が多く、月曜定休の池袋「花田」にはトンと縁がありませんでした。しかし、今週は月曜祝日のため火曜に新宿仕事、チャンス到来でイソイソ訪店(21日)。
 券売機は入口左手、夢にまで見た(ちょっとオーバー)「味噌」(790円)をポチッとな。ニンニク・野菜・ご飯の追加が無料のほか、味の濃さ・油の量が指定可能ですが、例によって「全部普通で」。
 中華鍋に野菜を入れ、調味しながらシッカリ炒めて白湯スープを投入、味噌を入れたあとホイッパーでかき混ぜていますが……味噌を溶かすにしては、かなり念入りなかき混ぜ方。麺ゆで担当の店員との連携も素晴らしく、丼は約6分で到着。
 目の前のご主人は、小柄ながらスキンヘッドで眉毛もキリリ、恒例となっている撮影許可の申し出にも、結構勇気が要りましたが……軽~く「いいですよぉ~」。遠慮なくパチリとやって、早速スープを一口……これは面白い。味噌ダレは白味噌主体のブレンドで、かなりラードが多め。加えてベースも豚骨主体のようでかなり濃厚、両者の「油脂感」が加える重さが気になるところですが……特筆は、スープに混ざり込んだ「空気」。ホイッパーで丁寧にかき混ぜてあるせいか、油分が微妙に泡立った感じの口あたり、さらに野菜の甘さが白味噌特有の甘さにフワリと絡み、仕上がりは「濃厚にしてソフト」なコクで、これまで出会ったことのない感覚ですな……白味噌や豚骨に際立った特色はありませんが、「空気」が加える「浮揚感」で、すいすいレンゲが運びます。
 麺は三河屋製麺製で、少し太めの中太ストレート、しかも丸麺。「空気」を孕んだスープとの絡みが絶妙で、持ち上げは多すぎも少なすぎもせず……さらに麺の食感・甘さも「ソフト」なフィーリングで攻めており、スープのイメージとまさにピッタリ。スイスイ軽~く、箸が運びます。
 具材は、チャーシュー、メンマ、炒め野菜に笹打ちネギがタップリ。チャーシューはバラ肉をトロトロに仕上げたもの、「濃厚にしてソフト」なスープを狙い撃ちにしたような設定。これに、ネギのシャキシャキ感をガツンと加えるあたり、ご主人の「予定調和」的イメージが、ビンビン伝わってきます……
 ―――この店の「エスプリ」は、実は辛味をほとんど使わないところ。味噌専門店なら当然「辛味噌」も用意するものですが、甘みの強い白味噌を使っておきながら、卓上に一味を置くだけで知らんプリ……辛味なんぞで味噌をイジらず、油分も甘みもタップリ孕んだ白味噌を、「空気」感溢れるソフトな感覚で食べさせる、その一点に絞ったところがこの店の「キモ」ですな……例えば、そんなチョコレートがあるように。ホイップ系のチョコレートでは、敢えてブラック的なコクを強調せずミルク系が多用されるように、甘くて優しい白味噌だからこそ、このワザが光ります……見かけによらずオヤジさん、実に繊細な感性をお持ちのようで。

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