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「手打ワンタンメン」@中華そば集来の写真 ずっと「行きたい」と念じながら、早めの閉店時間に阻まれ続けたこのお店、まとわりつく残業を振り切って、なんとか閉店30分前に到着(17日)。
 引戸を開けると先客ゼロ、左奥の製麺室でご主人何やら作業中。入口左手の冷水器から水をとり、カウンター席へ。女性店員(奥さん?)もなにやら忙しそうでしたが、「手打ワンタンメン」(700円)と声をかけました。
 店員さんが調理開始、丼にスープを注ぎ、ゆであがった麺を平笊でうつします。「もう出てくるな」と身構えておりますと、なんとその段階で店員さんがご主人コール。のっそりと奥から姿を現した初老のご主人、注文を伝えられ、丼のスープを見つめます。そして、おもむろにスープを足していますが……ワンタン、具材の盛りつけもご主人が仕上げて、店員さんが配膳。なんともかわったコンビネーションですが……たまたまか?
 では、スープを一口……いいっすね。鶏ガラ主体の動物系に野菜の旨みがスッキリ馴染み、醤油がほどよく馴染んで、なかなかのコク。さらに、やや強めの塩加減にホンノリと生姜を効かせ、ケミカルで旨みと塩味の輪郭を整えて、強すぎず弱すぎず、絶妙の「キレ」。そして、おもむろに麺を口にした瞬間、背筋に電流が走りました。
 麺は幅7、8mmはあろうかという平打麺、手打独特の粘りのある歯応えとコシはよしとして……麺を口にした瞬間、スープと麺、それぞれの味わいの境界が消失し、そのどちらでもない「圧倒的」な美味しさが、口の中に広がります。鶏ガラ・醤油と生姜の香りをまとい、口腔をサワサワとくすぐりながら、ジワジワと染み渡るこの味。この「シナジー」こそ、まさに「ラーメン」、そんな感激を覚えました。
 チャーシューもいい。抑えた味付けの肩ロース・チャーシューですが、これもスープとシナジーして、なんとも美味い。あるいはカエシに、チャーシュー煮汁を加えているのかな。ワンタンもヒラヒラとした食感が平打麺にからんでおもしろいのですが、スープ・麺・チャーシューの「シナジー」が素晴らしいだけに、肉餡の風味がやや「浮き気味」で、この点だけがちょっと残念。
 たしかに、「佐野ラーメン」らしい特徴が随所に感じられますが、もうそんなことはどうでもいい。スープと麺の相乗効果がもたらす一段上の「美味さ」。私にとっては、もっとも「ラーメンらしいラーメン」の一つに思えました。塩分とケミカルでちょっとしょっぱいですが……しかしご主人、今日の一杯、最高でしたぜ。ごちそうさまでした!

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

ドモです!
浜松町でラータイムを迎えることになり。。。
此方を決定したのはmilesさんのレビューに他なりません。
カエシ量と出汁のバランスが少嗜好とズレていたのが残念でしたが、満足出来ました。
こんな手打ちを食べられるとは、それだけでも嬉しかったです。

1日1麺 | 2008年10月14日 23:16