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「限定・とりとんかつおらーめん(750円)」@麺屋きころくの写真自家製麺と削りたての鰹節に特化したとりとんかつおラーメン。鰹節の味を生かすならジブン痛恨の選択ミス。

西武線沿いが熱い。

ラーメンの新店に話題の店が多く、西武線に耳目が集まっています。似星で、鮟肝ラーメンを食べたあと、再び西武線に乗って練馬に移動してきました。練馬には、TRY賞のMIX部門で2位に食い込んだGOTTSUがありますが、今回は楽しみに取っておいて、ここ、きころくにやって来ました。

ジブンのラーメンを積極的に広宣する店主のようで、その中で

“毎朝削るかつお節”というキャッチに惹かれて、似星のあとの連食の相手として白羽の矢を立てました。

とりとんかつおラーメンと命名し、鶏、豚、鰹、野菜の濃厚スープに自家製麺がウリです。自らここまで発信するお店は、過去の経験からたいしたことないや、という結果が多かったのですが、今度はどうでしょうか。

クオリティの高いラーメンは、自然と伝わって行くものです。自ら仕掛けるお店でどうなんだろうと一抹の不安を抱きつつ、削り節をどう使うのかが興味あって、練馬駅からてくてく歩いて店にやってきました。

店は通りに面する形ではなく、ちょっとひっこんだところにありました。店の外に、メニューたてかんがありますので、ここでチェック。っつうか、入口にある券売機の前で男がずっと居座っているので、外で待ちます。

つけ麺は不要。醤油ラーメンは2種類あって、とりとんかつおラーメンと特濃とりとんかつおラーメン。特濃は限定15食。ここなんですよ、悲劇の始まり、ワタクシの勘違いは。

特濃、の冠で、かつおが特濃と勝手に思い込んでしまったのですね。なぜなら、鶏、豚、野菜の濃厚スープには、まったく興味がないからです。何時間かけて作ろうと、どんなに濃度を上げようと、まったく興味がありません。かつおの濃度さえあがっていればいい。本当のところは、淡麗系のスープで削り節を味わいたかったくらいですから。

鶏豚野菜の濃縮スープは、もうさんざん使われてきて、今や古典的スープと言ってもいいでしょう。何の新鮮味も感じません。濃厚でありながら旨味を追求する時代で、麺恋処いそじのようなあか抜けた濃厚さでないと旨さが突き抜けないと思います。

限定の言葉にも惑わされた元ラヲタのワタクシ。券売機で迷わず限定ラーメンを買います。麺量は130gで。連食ですので。

厨房には3人。ピーク時には必要なのかもしれませんね。食券を渡すまではよかったのですが、クーポンの味玉のことがすっかり頭から抜けてました。知っていてゲトできないと、後で悔しいですね。全員くれればいいのに、とか思いますよ。

およそ8分で配膳。太麺ですので、このくらいはかかるでしょう。麺相は極めて地味系。薄い大判のチャーシューがスープに半分沈み。めんま。海苔のうえにくだんの削り節。刻みたまねぎ。糸唐辛子。刻み葱。う~~~ん。見てわくわくするラーメンじゃあないですね。見せる、魅せる工夫が必要と思いますが。

削り節のいい匂いが立ってます。これですね。これを嗅いだだけでもいいかな、と思うくらい、やはり業務用の魚節とは雲泥の差です。しかし、この後、せっかくのこの削り節を生かし切れていない味に残念至極な思いをします。

スープ。かなり粘度を上げてますね。塩分を高めに設定して、ここまでの粘度って何のために必要か、とジブンなんかは思いますが、ジブンで特濃を選んでおいて全くしょうがないですねえ。かつお節が特濃じゃないんだ、ってここで気がつきます。だって、あまりにスープが強すぎて、かつおが生きてきませんから。

このあと、今年のラーメンの賞をことごとく獲得したらぁ麺やまぐちの、追い鰹ラーメンを食べますが、まさに、かつお節の濃さ、うまさ、香りで突き抜ける旨さでしたから。

特濃をジブンで選んでいて申し訳ないのですが、スープ割りをしようと思ったくらいです。かつおとのバランス、決していいとは言えないと思いました。

麺。これは最高に旨かったあ。この麺なら、つけ麺がいい、と思いました。いやあ、ちょっとちぐはぐな選択で、このお店の良さを堪能できないまま帰って来たのは至極残念でありました。コンフィのチャーシューは、このスライスでは良さが生きないと思う派のワタクシです。同じコンフィ系なら、大至のチャーシューを指示したいです。

と言うことで、消化不良のまま退店。店の良さ再発見で、もう一度行かないといけませんね。決してまずくないし、いいものを持っているし。組み合わせ、バランスなんですよね、結局。

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