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このレビューは移転前のものです。

「塩煮干そば」@柴崎亭の写真夏の蒸し暑さと日射しをやや感じるような、汗ばむ気温でありました。という状況で・・・・年齢のことはさておいて、私が連結した行列は、カップルばかりですやん。新婚らしいカップルとか、子どもにかかる手がはなれた熟年ご夫婦やら、熟年夫婦と思っていたらあれ???おつきあい中でっか!?というようなカップルとか、素直で初々しいカップルなどなど・・・・。聞き耳立てるつもりは無いが、行列してまで食おうと並んでいる人たちってのは、どこかテンションが高いのか、声が通るのです。誠に申し訳ないと思い、しずしずとヘッドホンを自らあてやる私。久しぶりに夏の積乱雲を眺めて山下達郎を聴きながら過ごしました。非常〜になつかしい「高気圧ガール」のサビのいいところで、丁度私の順番が巡ってきまして、突然入店!座ったとたんに、「塩煮干」と注文しましたが、タイミング悪いところを、ご店主が拾ってくれまして、どことなく安堵です:笑。

(外観)http://photozou.jp/photo/show/1985094/206366005





【スープ:見栄えと実力度が兼ね備わるだけでなく・・・コストパフォーマンスが秀逸すぎる】


<トップクラスの透明度に、淡麗な煮干!そして芳醇な鶏コクが揺らめく・・・・>


 さてさて・・・・いきさつはどうであれ、半年ぶりの「塩煮干そば」。今回はまた旨さに唸った次第。味わいの完成度。見栄えの美しさ。価格の値ごろ感。これらを総合的に鑑みると、今時点で私の中ではこの一杯の右にでるものは、簡単に思いつきませんな・・・。この店では、ベーシックな醤油系の「らー麺」が500円であり、スペシャリティを感じる「塩煮干」が600円という破格値であります。それでいて、行列もホドホドという感じであるのが、またいい!私はこの店ではこの一杯「塩煮干」しか食わないかもしれない。ハッキリ言って「コイツ」に惚れ込んでおります。個人的には塩系最強伝説な一杯。

(麺顔アップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/206325708


 もうこの透明度はすでに「どうかしてるぜ!」と叫びたくなるくらいですよ。煮干フレーバーがそこはかとなく揺らめくほどの仄かな部類。されど、スッキリとして、ハッキリとしてるようにも後から感じてしまう。よくよく見てみれば煮干の欠片・粉感など一切排除しているではありませんか!排除という容易いもんではない、もはや「濾過」ですよ。濾過されても、この膨よかでかつ淡麗な煮干感は、プレゼンスを発揮しています。甘みとも苦みともつかない平和的な立ち位置。


 そこへもって、鶏系のすっきりとした旨味がひろがり、丸鶏のようなエキスの煌めき感ある味わいがまたいい!鶏油補強でバター級のコクまろ豊かな鶏醤油系もいいけれど、魚介と鶏の淡麗系塩煮干も捨てがたい。香味野菜も多少は入っておるのでしょうが、塩ダレと煮干のすっきりさが色濃い一杯ですね・・・・。

(麺顔全景)http://photozou.jp/photo/show/1985094/206325687


<塩ラーメンとは・・・塩味ではなく、塩のみの味わいという意味かもしれない>


 正確には塩ラーメンではなく「塩そば」ですが。しかし、塩系スープ=塩の味というような、そう単純なものでもなさそうと思えてきます。特にこの一杯を啜ってからは。塩ダレの風合いに、塩気を感じますが、もはやその塩気は「旨味」とも区別が付きにくく、むしろ薄口醤油味以上にダイレクトに旨味を感じるほどです。


 このスープ・・・琥珀色しておりますが、この色合いのエキスは、煮干や鶏コクの本来の色合いでありましょう。そのままでは淡麗過ぎるので、薄い部分補強するとしたら、醤油よりも塩なのだろう。キッパリした塩味ラーメンもいいが、素材感溢れる淡麗塩味というのも、実に奥深いもんです。その奥深さ「600円」也!

(スープアップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/206325725






【麺:スープの淡麗さを受け止める・・・まず「見栄え」で合格点!】


<飾り付けを感じるロールススタイリング!>


 透明度が溢れるスープが故に、麺が透き通って見えてしまう。麺の飾り付けの重要度が増す一杯です。こちらの店では、「田村製麺」という麺箱が目を引きます。麺箱から麺玉を引き出して、茹でガマへ投入しますが、平ザル使用で釜全体に泳がせながら茹で上げるというタイプ。一番好き〜・・・。平ザルをチャチャチャっと湯切りするのがカッコイイのですが、こちらではどうも、その「チャチャチャ」とした動作が薄そうに思える・・・・。しかし、麺顔を見て気宇は解消されます。その美しい麺の配置に!



  まさに一方向への麺の配列。
  例えるなら「京都・龍安寺」の枯山水の庭園か・・・・。
  はたまた、「ミクロネシア・パラオ諸島で出くわす、バラクーダー」の大群隊列か・・・・。
  いやいや、そんな大層なもんではない「柳生博の頭頂部」あたりのヘアースタイルか・・・・。



 この美しさは、きっと数学的に、数式として証明できるはずです。きっとご店主はこの麺の見栄えに拘っておられたのでありましょう。手際のかっこよさだけではなく、完成品の美しさへのこだわりということで・・・。 

(麺アップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/206325786 


<歯プレスし食むと中心部に淡いヌチリとした感覚!その一方で滑り感がサラサラとして、シルキーなスベリ>


 「田村製麺」という麺箱を厨房内で発見しました。その麺は、細麺という印象度は実は低く、標準程度の太さ感です。そして、多加水というほどでもないものの、加水多めなグルテン感覚が実に印象的。歯応え自体がほんのり淡くヌチヌチとしております。そのくせ千切りの断末魔では、クチリと容易く潰れて行くという感覚。それがまたリズミカルで好印象だったりする。


 スベリは、表層一枚にほんのりと滑り層があるやと思いきや、分厚くなく、ナチュラルにサラサラとした滑り感が印象良さそう・・・・。表面だけに意識を集中させるなら、シルキーなスベリとも思える感覚です。これなら、大盛りでもへっちゃら!と思えるのだが、ぎ店主の言葉を借りるなら、腹一杯になると、この一杯の印象が、単なる満腹感だけで埋め尽くされるだろう。ほどほど、中庸というボリューム感覚がないと、食べ終わった感を味わうという感性はほど遠いだろうね・・・・。







【具:とても良い品質のものは、やや足りない程度が最高に印象に残る】


<しっかりグリル感ある薄塩豚ロース肉が香ばしく!スープが染み込んでから更に香ばしさアップ>


 惚れ込んだ一杯という割には、まだこのメニューは2回目なので印象薄かったが、具のシンプルさと香ばしさは中々です。余計な脂でバランスに影響を与えることなく、赤身主体の塩味ローストタイプ。香ばしさが映える一品ですが、これいいな!と思わせるところは、ロースト部分がスープを吸い込んでからでも、香ばしさがキープ!いや、さらに広がるのでは?と思わせるような感覚が秀逸です。非常にシンプル故に、ごまかしがきかない。また、煮干風味を邪魔しない、スッキリ味の豚コクと言えましょうか。

(チャーシュー)http://photozou.jp/photo/show/1985094/206325764


<白ネギのスライスとカイワレ菜・・・・抑えてわきまえている存在感がいいね>


 お気づきだろうか、薬味のそっけないほどの淡麗さが、むしろキマるという感覚。薬味の陰の役割極まる!?ネギは白い部分のみで極薄スライス斜め切り。青さが散らばると興ざめなのか、センスを感じます。その一方で青さはやはり必要不可欠なので、カイワレ菜をチョイス。どちらも飾り程度の底儚さ。メンマに至っては、スープカラーと合わせたような色合い。目立たない。味わいとしても薄味でスープを染み込んだところがフレッシュで旨いという感覚。


 味わいと見栄えが、何気に大衆的な親近感を与えつつ、やはり構成が淡麗というか・・・風流ですよ。なるほど・・・・何となく、「塩ラーメン」でなく「塩そば」と呼びたくなる、風合いと完成度を感じさせますね。







 総じまして、「今、この時点で私が一押しな一杯と言えば、これ!」と言えましょう!ということでよろしくお願いいたします。


 まあ、私の場合、一押しなんてコロコロ変わりますのであしからずです。この最近は、あっさり系ばかり追い求めておりますが、これをオヤジのご都合主義と思うことなかれ。本心でこれは、旨いと重いますもんで・・・。今日は、夏を思わせる蒸し暑さと、ゲリラ豪雨で大変でしたが、夏こそ食いたい塩煮干!!なので詠います!



   夏らしく
   汗を流して
   並び待つ



   塩分補給の
   塩煮干そば



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

投稿(更新) | コメント (7) | このお店へのレビュー: 3件

コメント

ども~
此処は未訪です。
訪問したら生憎の裏営業日でしたw
運がいいのか悪いのか・・・。
これは食べたいですねぇ~~
再訪?!します!!

はち ~減量中~ | 2014年6月30日 06:57

とまそんさん、
おはようございます。
冒頭の外待ちの客層。。。私の時もそうでした(^O^)

ここの塩煮干以上の塩ラーメン。わたしもわかりません。

masa@連食★脱ラオタ完了 | 2014年6月30日 06:58

いいですよねぇ~

ここの界隈へは
今月だけでも10回以上は
商用で訪問してるんですが、
なかなかタイミングが合わずOrz
来月どこかで、狙います!

YMK | 2014年6月30日 08:06

どうもです!

最近、濃い煮干しばかり食べて、舌がおかしくなってます(笑)
舌調整後、再食したいです!

junjun | 2014年6月30日 08:25

行きにくいところにあるんですが、写真を見るたびに、透明なスープに強く惹かれます。
いつか必ず遠征しないとですわ、ここは。

no | 2014年6月30日 21:42

またまた写真が美しい。
味わいとルックスの一致、
最近の塩だれは、ほんとうに「しょっぱさ」じゃなくて
「旨さ」の塊なんですよねー。
各お店の尽力に敬意!!

GT猫(冬期離席中) | 2014年7月1日 01:56

毎度~

このメニューは芸術やと思います~

トマさんの写真も~w

アカンな~同好会 | 2014年7月2日 00:32