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いやぁ学園祭すばらしかったなぁ。青春だよなぁ。あの叫び。あの豊潤な感受性。若さとはかくあるべきというか、まさにそのすべてを体現していたよ。いやぁいってよかった、本当に。その思い出もさめやらぬうちにこちらの味噌混蕎麦が、ちゃんと青春を目撃した方(もちろん体験した方も)のみ限定で一週間ほど提供。今日はアブラソバとの二択でしたが、初志貫徹で。カウンターの上にニンニク酢がおかれていても、まったく気になりません。

味噌ダレにからめられた太麺を土台に、まず「やさい(茹でられたもやしとキャベツ)」がその上にあって、さらに表面を彩るはニラ、ねぎ、ニンニク、サイコロ状の豚さんたち。今日もかわいい声がどんぶりからブーブー放たれていますが、そんなものは噛み砕いてしまいます。

混蕎麦というわけですから、混ぜるわけですが、その前にタレの味を試したくて、麺を2、3本スルリと持ち上げて口に。以前食べた純味噌と異なり、辛みはなく、味噌そのものの濃厚な味わい、が太麺に絡んで小麦の風味とともに。さあ後は心置きなくマゼマゼ、パクパク、モグモグ、うまうま。

食べていると、黒ぶち眼鏡さんに「わざとしょっぱくしていますから、途中でスープわりをしてください。」と言われる。ふーん。汁無しのスープわりってそんなに魅力を感じたことないけども、味噌ならなんかいけるかも?と残り1/3くらいになったところでお願いする。レンゲでこれをすくってさほど期待もせずに飲んでみると、野菜出汁のきいた豚骨スープの風味が味噌にひきたてられてふんわりと口の中にひろがる。え?こんな味を出す店だっけ?

もう古典といってもいい伊丹十三の「たんぽぽ」の中で、山崎努は宮本信子にまず客を観察することを指導する。出されたどんぶり、まずスープから飲み始めた客役の俳優を指して、「おかしくないか?スープが熱ければ、あんなにやすやすとスープからのむわけがないだろう。」(というようなこと、正確な台詞はどうぞご確認されてください)と叱咤する。私がこの店で初めて直接口をつけたどんぶりは、やっぱり別に観察もされず洗い桶にほうりこまれたでしょうか。ごちそうさまでした。

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