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「とりそば(むね)600円+特盛+のり」@和屋製麺所の写真7/7/15
◆故郷の新しい麺

今回は暖かいラーメン。

とりそば(むね)600円+特盛(2玉)200円+のり110円:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/225234672?size=1024#content

海苔を選んだのは:
もともと青ネギのつもりだったが、鶏白湯の上に鶏油が浮いたものを想像して、
家系での海苔と同じ効果を期待した。

予想通り鶏油リッチのようだ。それもかなりリッチ。
つけ麺より多い印象。

鶏油は乳化された鶏油粒子と親和性が良いようで粘り感、クリーム感、口あたりが滑らかな油感が強調し合うようだ。
結果としてコッテリとした重みを感じるスープ。
麺の周りにまとわりつく。
画像からも想像できる。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/225234678?size=900#content

油の力が発揮される。

油の旨みは、重み(ボディ感)で水溶性の5基本味とは異なる。
味を和らげる効果があるが、これは水溶性である塩味などを感じることをブロックするようである。
詳しくはないが、味蕾がブロックされるのかもしれない。
このため、油が多いと、著しく塩味を感じにくくする。
塩味と旨みはセットなので、旨みも感じにくくなるのである。

今日の暖かいラーメンは粘り・油感は強いが、塩味、旨みはつけ麺より弱く感じる。
ただしこれが良い事なのかどうかは、脳の働きの問題であろう。

乳化系の鶏白湯・豚骨の美味い、不味いはこのあたりの現象(後述)が強く影響している。

麺は太麺と比べてやや加水が低く感じる中細。
モチモチ感を少し残し、歯切れも良くしたようである。
よく研究された麺なのだと思う。
麺とスープ:http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/225234686?size=1024#content

特盛りは170gX2=340g。

ボディ感があり、食べ応えがある。

用意されたゆず胡椒を入れると味がひきしまる。
それよりほんの一塩の方が効果がありそうだ。


家のキッチンに極少のバッタがいた。
近所の野菜直売所から付いてきたようだ。
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/225163928?size=1024#content
http://photozou.jp/photo/photo_only/286324/225163942?size=1024#content
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鶏や豚骨のコラーゲンはそのままでは水に不溶性であるが、長時間加熱することで、熱加水分解し、ゼラチンになる。
ゼラチンはコロイド高分子で、親水性が強いが、新油性の部分も存在している。
そのため、水溶液中の背脂や鶏油を小さい油滴にして水中に分散させる。
小さい粒子は光を拡散させ、白く見えることになる。
光の波長より小さい粒子にできれば、さらに進んで透明になる。余談だが。
ゼラチンのゲル構造はこのような分散を安定化させる効果もある。

物理的性質などは乳化粒子の粒度分布、平均的粒径、油の水に対する量の比率、他の高分子の働きなどで大きく変化する。これが味の差にもなる。

乳化粒子は油なので、撹拌を止めると溶液上部に段々集まってきて、最後にはいずれ分離する。厳密には撹拌中も上下間で濃度差が生じている。
特に撹拌力の弱い寸胴では、開店直後と時間経過したものとの差になり得る。

いままで見たラーメン店の製造方法では、寸胴内は撹拌しても必ず不均一である。上部の油比率が必ず高い。
均一にするには、化粧品のような高度な製造装置が必要になる。

投稿 | コメント (6) | このお店へのレビュー: 2件

コメント

こんにちは!
ラーメン不毛地帯と思っていたら
あるんですね、この辺りに
豚よりも調理が難しそうですよね
鶏、、ましてむね肉使用なら(^^)/

eddie | 2015年7月16日 22:36

こんばんは。

チー油と海苔のコンビはテッパンですよね~
白飯にもあいますし!

粒度のくだりは乳化のことですかね。
麺と具以外は配膳する前にミキサーなんかで攪拌させまるくると
ウマいんじゃないかなぁとか考えていたのを思い出しました。

pvs aka duff | 2015年7月17日 01:12

お久しぶりです。
大変、文系の私にはいつもお勉強になります!
攪拌の不均一は、店主によっては悩みの種にも、アイデアの種にもなりますね。
いつも一本の定番濃度を保ちたいのが作り手の矜持なんでしょうが、
食べ手は、体調や気分で変化も欲しいところですね(常連の場合)。分離をうまく利用したりして。
そこのところ、お店のスタンスが分かれて面白いです。
もっとも、あまり考えてな店も多いんですが(笑)。

ご隠居、こんにちは。

行かれましたねというのは知っていましたが。
さっそくレポを読ませていただきます(*^^)v
麺好きとしては、つけ麺のほうが良かったですかねと推測します。

醤油リッチ、そういう表現もいいですね。
今度使わせてもらいます。
醤油の味濃いなぁでも塩辛くない。
そういうメニューに出会います。
そういう仕事ってきっと手間かかるんだろうなと思います。
鷄出汁は、塩分との化学反応がいろんな味覚ベクトルを生むようで。
そういうことを思いながらこれ作ったんでしょうかね。
本店の店主さんかしら?
なんか違うような気がします。
ここの女性陣、すごいのかもしれません。
胸肉に柚子胡椒は合いすぎるかもしれません。
色々と楽しめる一品ですね。

定期の経路を変えてしまい、あまり南武線に乗らなくなりそうで。
この店に、あまり行けなくなるなぁということは意識していました。
南武線に乗れない悔いはそれだけです(^^;
もっとも、登戸から久地って二ヶ領の素敵な散歩コースですし、
歩いたっていいんです。
そういうゆとりを生み出そうという気持ちを生産する力が落ちていく
年代となりましたが。

ここの麺は、咀嚼感として量感ともに満たしているというのが、
何よりも魅力的かなと思っています。

今後は、小田急線、登戸~下北沢を開拓しようかと、
あらたな愉しみを(*^^)v

この理先輩 | 2015年7月19日 17:13

◆eddieさん
コメントありがとうございます。

>ラーメン不毛地帯と思っていたらあるんですね、この辺りに

南武線の登戸から見た上りと下り線には、ラーメン店が少ないですね。
それでも昔から数は少ないですが、頑張ってる店はあります。
町田に越してきた胡心房も元は南武線沿線です。

この店の和屋本店は線路の反対側です。
いろいろな事を言われますが、いい店だと思います。

◆pvs aka duffさん
コメントありがとうございます。

>チー油と海苔のコンビはテッパンですよね~
白飯にもあいますし!

油とカエシを吸った海苔はいいですね。家系でも醍醐味の一つです。

乳化技術はなかなか難しいものです。
長年仕事で関わっていたのですが、ほんのすこしだけ書きました。
油と水を乳化するには界面活性剤が必要ですが、今回は天然のもので乳化していることを書きました。
乳化についてはあまり知られていなかったのですが、ラーメンで言葉だけ有名になりました。
本質は科学なので興味深いのです。

KM | 2015年7月23日 11:02

◆とまそん@ラーメン食べて詠います・・さん
コメントありがとうございます。

乳化については、仕事で関わっていたので、少し書きました。
乳化状態で随分味が変わります。
どういうのが自分に合っているかの参考になるといいのですが。

今の製造方法では、できたものにバラツキが生じます。
ご指摘のようにそこがスープの面白さかもしれません。

◆この理先輩 さん
コメントありがとうございます。

>麺好きとしては、つけ麺のほうが良かったですかねと推測します。

ハッキリ書きませんが、いい推測です(笑)。

醤油は最高の調味料だと思っています。
料理によっては出汁がいらないものもあります。
蕎麦・うどんでも醤油だけが結構好きです。
蕎麦は大根のおろし汁に入れるといいですね。

>ここの女性陣、すごいのかもしれません。

そう思いますよ。

南部線の魅力は、ローカルなところです。田舎を保ちたいですね。
登戸~下北沢は楽しめそうですね。

KM | 2015年7月23日 11:13