なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 

「つけ麺柚子白湯」@ラーメン にっこう 本店の写真我が懇願に応えてくれた同行者の好意により、とある用事のついでに、滋賀で最も興味をそそられていたこの店への初訪問。
店は駅からも彦根城からも離れており、それと知らなければ評判のラーメン屋があるとは予想だにできないような「のどかな」ロケーションです。都会とも田舎とも言い切れない地方都市の外れに散在する前時代性と閉塞感。僕はこれが苦手でしばしば「クラクラ」してしまいがちなのですが、店内はそれとは対照的にまるでカフェのようなシャレたムードです。アルコール類が充実しており、夜はラーメン居酒屋ならぬラーメンバーになるのでしょう。
ともかく、「クラクラ」を助長させるような昔ながらの油ぎった店でなくて良かった。



注文したのは「つけ麺柚子白湯」。
とはいえ、実は来店前にはラーメンの「鶏白湯(醤油)」及び「鶏白湯(マー油)」を
頂くつもりでした。
しかし僕が勝手に「彼ならばつけ麺を注文するに違いない」と踏んでいた同行者が
マー油を注文したため、やむなくつけ麺に変更することに。
「やむなく」というのは、レモンや柚子のような柑橘系の酸味が炭水化物及びたんぱく質が
メインの食べ物に利いているのが嫌いだという個人的な嗜好によるものです。
それでも気になっていたこのつけ麺は味見程度で一口か二口食すだけで良かった。
ですから「ハズレ」を引いた気分だったのです。
しかし予想外にも、僕にはこちらの方が「アタリ」だったということが後に判明することとなります。

程なくしてつけ麺が到着。
期待と不安が入り混じりながら、いよいよ実食です。

麺は最近小麦を変えたという平打ちの多加水タイプです。
ピチピチとモチモチの中間にあるような食感、喉越し、そしてつけ汁に浸さずに
そのまま頂くと口内にほのかに漂う小麦の香り等、水準の高さが伺えます。
美味い。
この麺に塩でも振って最後まで食べるのもオツですが、そうもいきません。
「問題」のつけ汁です。

つけ汁。
来店前の予想していたのは、大阪の中津にある弥七らーめんのつけ麺のような
鶏白湯の旨み(甘味)と酸味(弥七のつけ麺は柚子ではなく魚介系由来)の両方が
高波の如く押し寄せるようなテイスト。
あの酸味でさえ僕にはややきつかったのに、柚子なんて…。
と、柚子の存在に怯えながらも麺をつけ汁に浸して、口に運びました。
「(…)あれ?」
想像と違う。全然苦じゃありません。
それどころか、むしろどんどん箸が進んでいきます。
弥七ほどは強くないですが、旨み(甘味)のある鶏白湯は想像通り。
しかし柚子の酸味がきつくありません。
というよりも、柚子は酸味ではなく、風味というカタチで爽やかに利いているのです。
味ではなく利き具合という点では、和の食材が巧みに用いられた斬新かつ繊細な
テイストの創作フレンチに似ていなくもないでしょうか。
とにかく、ラーメン(つけ麺)ではないもっと値の張る料理を食しているような
クオリティーの高いテイストなのです。
僕は生まれて初めて柚子が用いられた料理を美味いと感じました。
店主が「天才」と呼ばれる所以でしょうか。

ちなみに、麺の上にはカボス(以前は柚子)も添えられていますし、
卓上には柚子胡椒もあります。
酸味を加えたい人はそれらを用いてくださいということでしょう。

具やつけ汁の中に柔らかいバラ肉チャーシュー、麺の上に刻み海苔や味玉(トッピング)、
メンマ、水菜、カイワレ、カボスが乗せられて供されます。
どれも違和感を抱くことなく美味しく頂きましたが、特筆すべきは水菜とカイワレの存在でしょうか。
というのも、僕は常々この2つに不満を抱いていましたので。
ラーメンの具として水菜は水っぽ過ぎるし、逆にカイワレは水っぽさが足りない、と。
しかし通常、そのどちらか一つしか用いられません。
「じゃあどっちも使って、補い合わせればいいんだよ」と店主が思ったかどうかは知る由もありませんが、
少なくとも僕にとっては解決策としての「どっちも」でした。

ただし、スープ割は少し濃過ぎるかもしれません。もう少し薄めていただいても結構だと感じました。

というわけで、鶏の旨み(甘味)と柚子の風味が利いたこのつけ麺は、
僕としてはお勧めできます。
僕としても、なかなか彦根に行く機会はありませんが、是非とも再食したい一品です。
ちなみに、Wスープが大好きで少々の塩辛さや醤油辛さは平気、ただし動物系出汁の甘味が
極端に苦手(僕には甘いと思えないスープにさえ胡椒をしっかりとかけます)
という同行者K君にはあまりウケがよろしくなかった。
これも参考にしてください。

また、同行者の食していた鶏白湯ラーメン(マー油)は
「せっかくの鶏の旨みをマー油の苦さが阻害している」
という理由で僕には口に合わず、反対に
「甘くない」
という理由で彼の口には合った模様です。
これも参考にしてください。

投稿(更新) | コメント (1) | このお店へのレビュー: 1件

コメント

ここのツケメン美味しいですね(*^_^*)食べて幸せな気持ちになれますw




ぁゃ。

ぁゃ。 | 2009年7月29日 18:38