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「つけめん」@中華そば・つけめん 甲斐の写真<流されず質素な駅前店中華そば>


 ・・・・などと考えながら、この日は息子を車に乗せ、学校の友達の家のまでクルマで送ります。休みの日は家族より友達と遊ぶ方がワクワクするらしい。ちょうどホームセンターで購入するものがあったついでだったのですが、ちょうど良いのでついでということでね。子供をクルマから降ろして、ホームセンターで購入を済ませ、帰りに一杯食ってから帰ろうかと・・・・今回は久我山界隈に出没です。狙いは、「お食事処 久江」さん。ところが店までたどり着くと当面の間、休業とのこと。しっかりとフラれてしまいました・・・。最近こういうことが実は多い。


 これは困ったぞ・・ということで通常なら膝落ちで凹むのですが、いえいえ久我山には「甲斐」があります。甲斐は何食っても美味いですからねー。ほんと久我山に甲斐あり、来た甲斐ありで、唐突に訪問をしてしまいました。私が関西転勤の頃には、甲斐さんはとっても関東では人気でして、ランキングではいつも上位でした。今回は、久しぶりにラ活を始めだした頃の気持ちで、初心に還って美味い一杯をいだたきました。

(外観)http://photozou.jp/photo/show/1985094/234487980





【醤油のコク・カエシ・旨味!煮干しの柔らかさ!どれも最高バランス】


 入店すると相変わらず狭い店内。今回は、以前いた店主ではなく、お弟子さん?のオペレーション。これまで食ってない「つけめん」を今回はチョイスです。先客のつけめんが旨そうだったので。10分弱・・・・まず、つけダレから高台にご提供。なかなかクラシックかつオーソドックスな、レトロ風醤油清湯系です。浮いているのはネギばかり。かすかに透き通ったメンマが覗くぐらいで、チャーシュー類は奥底に沈没しております。どこでも見たことあるようなスタイルで、特徴めいたものは無し。しかし、味わい出すとこれがとても奥深い。

(麺顔全景)http://photozou.jp/photo/show/1985094/234488001

 印象的には、「磨かれた丸長系」と言うようなイメージ。丸長のたっぷりコショウを排除して、崇高に磨けばこんな感じになるのかなあと、感じながらうまくて箸が止まらない。軽い一味の隠し味も淡く潜んでなかなかの仕上がり。あとで某SNSに感想を投稿しようとしたら、「荻窪の名店で修行経験あり」ということだったから、後追いでなるほどと腑に落ちます

(つけだれアップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/234487990

 まず醤油の円やかさが綺麗に決まってます。醤油ダレのコク深いところが淡い醸造感も連想させつつ、カエシのキレをスパッと効かせたような仕上がり。そこに芳醇な円やかさが幕を引く。そして旨味を次にじんわりと表現しますが、そこには煮干しの質実さがしっかりと描かれたフィーリング。ネギの清涼感と煮干しのコラボレーションもたまりません。


 それでもまだ旨さが止まらない。動物系のゆったりとした煮出しエキスが胃袋に満足感を与えるかのよう。豚の煮出しもさることながら、鶏のエキスの円やかさもあるような感覚だけどこれはあまり自信がない。とは言いつつも、魚介と動物系、そして醤油の役割がレトロな雰囲気の中にピシッと整理立てているようで、これが後を引くということです。







【風味と味わいが深い麺!つけめんにして正解!】


 これまで、ここでは汁系のみ食しておりましたが、つけめんにして麺の素晴らしさを再認識してしまったという後悔と嬉しさの入りまじり。いやー、実に旨く味わいが深いという感動です。やや風流にも落ち着いた淡い褐色の色合い。地粉の品質の高さを感じます。茹で方と締まり具合で、密度感がある。芯はないのだけど、潰しこみの効いたグルテンの風合いが芳醇。粉の良さがダイレクトに通じますが、細麺なのに太麺を食っているような満足度ある麺の濃厚な風味。これがつけだれとすごくマッチする。

(麺アップ)http://photozou.jp/photo/show/1985094/234487996

 加水は中程度で、もちもちとした感覚よりも、少しヌチヌチとした感覚。前歯での千切りは、クシクシとした感じで小気味よく切れ込む。奥歯へ運び込んでプレスすると、前歯とあまり変わらないクシクシとした潰れ感。この時点でつけだれとグルテンの風味が融合して旨みの高みを迎えます。


 表面が落ち着いて煌めいており、きめ細やかさが感じ取れる。細めんでストレートなのでクチ当たりもよく、舌触りが抜けるように綺麗。蕎麦を食うようにツーっとすすり上げてもその麺の香りを楽しむと言った感覚で、あと言う間に完食してしまった・・・。ここは絶対に大盛りで食おうと心に誓います。







【こんなに細かく小さくても香ばしさと甘み深いチャーシュー!】


 デフォルトで730円と言うつけめん。これで具が少ないと言えばバチが当たりそう。メンマが相応にあって、あとは刻みチャーシューがパラパラと投入されたのみ。しかしこう言うシンプルさであるからこそ、具に惑わされることなく全体的なデフォルトの良さが光るかも。いやいや、この控えめなトッピングが、実は侮れなかったというのが本音。

(具材)http://photozou.jp/photo/show/1985094/234488019

 この小さい欠片の集まりであるチャーシューが、これだけで肉味の濃縮さと、その焼きの香ばしさというのが濃厚に鼻腔に広がるから、その実力度がレベル高い。肉食ったという満足感すら覚えるその凝縮度はすごいね。一方のメンマは一定の品質の高さを感じますし、これならビールにも合うかも。


 スープ割は、ブーメラン方式。最後に煮干しメインの出汁を加えて、すすり食えば十分な物語性を感じるスープ割り。一連の流れのエピローグといったところか。最後まで手の抜きを感じさせず美味かった・・・。

(スープ割り)http://photozou.jp/photo/show/1985094/234488029





 総じまして、「ブレ無し!王道柔らか煮干し!!」と言うそのまんまのの感想でごめんちゃい。今回は、この店この一杯を別に狙ったわけでなく、たどり着いただけでしたので思いの外のレベルの高さで救われた気分。最近、仕事で悩んでいたのが嘘のように気も晴れたわ・・。食い終わって店から出ると、雨も上がって久我山の街全体が、どこか時間の流れが止まったかのよう。井の頭沿線らしい、庶民感覚と民度の高さを感じる風景。名店「甲斐」は、驕らずただ美味いものをこの地で供するのみ。このままでひっそりと王道を突き進んでいただきたい次第。もっと足繁く通いたいな。ということで・・・・なので詠います!



   しみじみと
   ゆっくり進む
   昼下がり



   しみじみ染みる
   古風なつけ汁



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

投稿 | コメント (9) | このお店へのレビュー: 6件

コメント

以前、中華そばで訪問して以来ご無沙汰ですが、
高井戸で商用の折、再訪時これ狙いたいですね!
麺、めっちゃうまそう!

YMK | 2016年3月22日 16:04

こんにちわ~

>甲斐は何食っても美味いですからねー
 ↑
マジですか!?
未訪なので、めっちゃ行ってみたくなりましたよ!!
シンプルなルックスにも惹かれちゃいますわ~♪

たく☆ | 2016年3月22日 17:23

こんにちは
甲斐 美味しいですよね! 店主さんは支店のほうかな。
レトロのようでしっかり主張するスープが旨いんですよね。
修行元も大好きです。

mocopapa(S852) | 2016年3月22日 17:27

中野杉並界隈はこれから
攻めて行きたいと思ってます。
こちらも良さそうですね〜〜♪

NORTH | 2016年3月22日 19:44

いいですねー 流されないスタイル
見習いたいもんです

私「今日は絶対に酒飲まないぜ」 
友「おい!飲みいこうぜー」
私「よし!行こう行こう♪」

流されて生きるダメ人間の日常

はぐれメタボ | 2016年3月22日 19:57

この醤油のカラーリングに
吸い込まれそーです。
いつか行きます。三鷹の時。

FUMiRO | 2016年3月22日 21:24

こんばんわ~

オーソドックスなつけ汁が美味しそうです♪
しかも730円ですか?
コレは良いですね~♪
自分もたまたまですが本日、塩清湯のつけ麺を食べてきましたよ!
お値段も一緒の730円。
後でアップしますね~~~♪

バスの運転手 | 2016年3月23日 21:40

こんばんは~
甲斐、美味しいですよね。山梨の「おかめ」と共に僕も好きなお店です。
でもつけは未食なんですよね。
ここの柔い麺がつけにそれほど合うとは。僕もつけを食べていなかったことに後悔しに行きたくなりました。

KJ7 | 2016年3月23日 22:06

まぁ自分だったら友達と遊ぶよりも
お父さんとラーメン食うほう選びますが
間違いなく肥満体な小学生に・・・・。

はぐれメタボ | 2016年3月25日 12:33