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2018年4月9日の大崎裕史の今日の一杯

神奈川県足柄下郡湯河原

今、「日本で一番行列が多い店」とか「最難関のラーメン店」と言われている「飯田商店」(湯河原)。静岡県に近い神奈川県南西部にありながらラーメン本で大賞を受賞したり、全国でもトップクラスの行列ができているのだ。私は何度も行っているが、その最近の混雑ぶりを身を持って体感するために自分の目で確認してきた。まずは朝早くに整理券をもらうために湯河原のホテルに前泊。都内からだと約2時間なので始発で向かっても不可能ではないが、念には念を押しての前泊だ。朝6時20分、店前に到着。7時からの最初の整理券を獲得するためだ。9番目の整理券を受け取り、宿泊ホテルへ戻る。ゆっくり温泉に浸かり、持参したノートパソコンで仕事をしたあと、10時40分に再度店頭へ。すでに整理券を受け取っている40人が10時50分の開店前、順番に並ぶことができる。その時間にいないと整理券が無効になるので要注意。
私が並んだ4月4日は9時の整理券で67名、10時半の整理券で92名だった。これでも比較的少ない方。4/1(日)は7時で124名、9時で174名。その前の日曜は10時半で250名を超え、その日の予定数を営業開始30分前に整理券配布終了という有様。とにかく土日は全国から集まってきており、すごいことになっている。
9番目に入店できた私は滅多に来られないので「塩らぁ麺」900円と「にぼしらぁ麺」800円の2杯を注文。どちらもおいしくてため息が出るほど。来る度に「美味しくなっている」と思う。味の追求に余念がなく、絶えず進化しているのだ。麺も変わっていた。2杯を完食完飲し、11時40分には店を後にすることができた。
 さて飯田商店攻略法をお伝えしよう。まず平日を狙う。その際に臨時休業にぶち当たったりしたら元も子もないのでホームページで営業予定を確認。次はいくつかの攻略法を紹介するので自分に適した方法を選択して欲しい。私が実行した第一案「前泊し、6時半頃に並んで一度ホテルに戻る。10時50分に並んで早々と食べ終える」これは優雅に効率よく時間を使うことができる。第二案「朝早く家を出て整理券をゲットし、指定時間に並ぶ」その日の半日以上つぶれるが前泊しない場合は有力候補。第三案「焦らずに9時頃の整理券を獲得し、14時か15時まで日帰り温泉などで時間をつぶし一日がかりの湯河原堪能」。車があるかないかで行動が変わってくるので注意。参考までに整理券の集合時間を。「1〜40」10時50分、「41〜80」12時、「81〜120」 13時、「121〜160」14時、「161〜200」15時、「200〜240」16時。さぁ、あなたの攻略法は?

お店データ

らぁ麺屋 飯田商店

神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2-12-14(湯河原)

ロックン・ロール・ワンに強く影響を受けている。麺は国産小麦100%の自家製のストレート麺。スープは、比内地鶏の鶏ガラに自家火入れの生醤油を合わせている。

大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。