幼少期を台湾ですごし、ホスト出身という経歴を持つ鷹峰店主。
台湾料理店を営みながら、2007年に大久保で始めたラーメン屋台が話題に。
翌年にはラーメン店に絞って高田馬場に路面店を構えた。
激戦区で10年以上営業を続けている一方で、2012年からは台湾にも出店。
そちらでは日本の様々なラーメンの味を提供している。
この店には色々なメニューがあるが、頼むのは、なぜかいつも「白鶏麺」。
この店の原点ともいえる存在で、店主が子どもの頃に台湾の屋台で食べた「鶏飯」をラーメンに翻案したもの。
「白鶏」とつくが鶏白湯ではなく、澄みきったスープに油脂は控えめ。それでも、鶏の旨みを存分に引き出していて、すっきりしながら味わい深い後味が印象的なものになっている。
白い細ストレート麺は、北海道産の小麦をメインに、大豆・キビ・ヒエ・アワなどをブレンドして「健身五穀麺」を名乗る自家製麺。鶏の味が溢れる澄んだスープに馴染んでするすると啜れる。具にはスープに浸けて蒸した鶏肉、台湾タケノコ、金針菜、水菜、揚げネギ・海苔・白胡麻などがのり、鶏肉の上に乗ったおろしニンニクの存在感がスープを引き締める。
卓上にはいろいろな調味料が置かれているが、その中に「白鶏麺用」と書かれたものがある。フタを開けると、揚げエシャロットとエビが入っていて、丼に入れれば、あっさりスープと絶妙にマッチして香ばしさと深みをプラス。
児童虐待事件に心を痛めた店主は、親子で来店したお客さんには子どもに「白鶏麺」を無料で提供する企画を始めて、現在も続けている。「ラーメンの味」以外にも続けている地道な取り組みが、「店の味」へと繋がっているのではないだろうか。
















