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2022年8月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都台東区浅草

焼きふぐコースと〆のふぐ出汁【しおつけ麺】

【ラーメン業界の最高峰「らぁ麺 飯田商店」の自家製麺を使用し、飯田将太店主がプロデュースした「ふぐらぁ麺」をスタート !】というニュースリリースが流れてきた。なんだか面白そう、とすぐに予約を入れた。そして先日、食べてきた。

ラーメン好きの方に「飯田商店」の説明は不要だと思うので「玄品」の紹介を。
創業者山口聖二氏がなんと19歳で1980年に大阪府藤井寺市で開店。「とらふぐ料理をもっと多くの人にお腹いっぱい食べてもらおうやないか!」と一念発起、順調に業績を伸ばし、2005年6月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。そんな矢先、2005年11月創業者山口聖二が交通事故により急逝。現在は創業者の奥様が代表を務め、69店舗を展開。

1年ほど前から商品開発を進め、ようやくお披露目の時が。飯田さんも初めてとらふぐをベースに素材選びからメニュー開発までトータルプロデュース。飯田さんの麺とスープに対する想いとともに焼きふぐコースの〆の「つけ麺」と、ふぐ鍋コースの〆で味わう「らぁ麺」の2種類を発売。今回提供する麺は、門外不出の飯田商店で製麺された「国産小麦の自家製麺」で平打ち麺(つけ麺)と角切りの中太麺(らぁ麺)を使用。

まずはコースの焼きふぐやふぐ鍋をいただき、〆にらぁ麺(またはつけ麺)をいただくコース。
焼きふぐコースと〆のふぐ出汁【しおつけ麺】6,000円(税込)
玄コースと〆のふぐ出汁【しおらぁ麺】全6品5,300円 (税込)
醍醐コースと〆のふぐ出汁【しおらぁ麺】全7品6,800円 (税込)
天楽コースと〆のふぐ出汁【しおらぁ麺】全9品8,300円 (税込)

こんな時期だからシェアするのは止めて、一人いちコースずつ食べようと私は「つけ麺」、同行者(期待に添えず男性)は醍醐コースの「らぁ麺」。しかし、食べてみて気が付いたが、お店の配慮もあり、これは二人で十分シェアできる。なので二人で行ってらぁ麺コースとつけ麺コースをシェアするのがオススメ。

この値段で焼きふぐやふぐ鍋をいただけるのはありがたいし、〆のらぁ麺もつけ麺もさすが飯田さんの監修だけあって、おいしい。スープはとらふぐの中骨と身から抽出し、鶏と昆布出汁とブレンド。無化調なのに芳醇な旨味が素晴らしい。セットで付く「コンデンスしらこ」は、焼き上げたとらふぐの白子と茹でとらふぐ白子をブレンドし、濃縮したしらこソースに仕上げた物。らぁ麺の丼は有田焼の「佐野実のラーメン鉢」を使用し、「ふぐと鶏の玄品専用『鳥獣戯画』」が描かれている。

11月頃まで発売し、それ以降は未定。多くの店舗が昼夜通し営業なので行きやすい。

<飯田将太 店主コメント>
まだみんなが知らない「ふぐの旨味」を、ラーメンを通じてお伝えしたい。
ふぐの身の美味しさと同時に、スープ(液体)になった時の新たな「味」、らぁ麺だからこそ強く感じる「香り」があります。 皆様どうぞ新たな美味しさをぜひ玄品でお楽しみ下さい。

お店データ

玄品 浅草

玄品 浅草

東京都台東区浅草1-19-6(浅草)

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    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。