福島県南東部に位置する東白川郡の、更に南東にある矢祭町。久慈川、JR水郡線、国道118号線が沿うように走り、茨城県と県境を接している。東館駅から徒歩圏内、町役場近くの国道沿いにあるのが、ラーメン類と定食が人気の「さがわ食堂」。駐車場が店の前と道の向かい側の両方にあり、地元に根付いた人気店であることをうかがわせる。
基本の「ラーメン」を注文。店内の製麺室で打たれた、中太平打ち縮れの手打ち麺。やや不揃いでプルンとした食感は、白河ラーメンとの共通項であると共に、福島県南部に広まる手打ち麺文化でもあると気づかされる。鶏を感じるあっさりしたスープには胡麻の香りも漂って、ワカメや海苔との相性の良さを示している。
同行者が頼んだ「タンメン」は人気メニューのひとつ。一回り大きな丼に、モヤシ・キャベツをはじめとした様々な野菜が、アツアツでシャキシャキした食感を楽しめる。
そしてもう一人は、夏季限定の「冷やし中華」を注文。縮れの強い手打ち麺は、水で締めると独特な食感が創出される。ただ、この店のメニューにつけ麺はないので、締めた麺を楽しむには我々のように夏に訪れるしかない。プルンとした食感にシコシコ感がプラスされ、冷やし中華の王道である酢醤油味のタレを心地よく引き上げてくれる。
















