ラーメン用語で「振られる」という言葉がある。目的の店が臨時休業などで食べられなかった場合にそう言う。都内だったらまた再訪すればよい。しかし、これが地方で調べに調べて選んだ店だったりすると、まさに女性に振られたのと同じくらいショックを受ける。
それは神戸で起こった。ホテルからタクシーで移動、920円。ところが臨時休業。前日にも名古屋で経験しており、さすがに二日連続だと凹む。肩をがっくり落として駅へ向かった。しかし、ふと、店内に人がいた気配を思い出した。人が居ようが何しようが臨休は臨休である。でも何を思ったか、踵を返し、また店へ戻った。そして休みの店のドアを開け、知ってるはずなのに「今日は休みなんですか?」と怒りながら聞いてみた。すると「そうなんです、すみません。今日、新店のオープンでバタバタしちゃって。」私「ん?今日新店オープンなんですか?どこにオープンするんですか?」と新店に行ってみた。この店の1号客が私だ。地方の1号客になれることなんて滅多にない。この店が10年以上続いて名店になれば「私はこの店の最初の客だった」と自慢できる(笑)。
さて注文したのは豚鶏節らーめん(3.7)700円。最初3.7の意味が「豚3鶏7」のことなのかと思っていたが、どうやらバージョンのようだ。どんどん進化しているということになる。その名の通り、豚と鶏ベースでやや濃いめの白湯スープ。そこに魚介系を加えて味を調えており、無化調とのこと。濃すぎず薄すぎず、おいしい。そして700円なのにチャーシュー以外に豚軟骨が入っており、これがうまい!この値段でこのトッピングは嬉しい。数分前に振られたことなど忘れてしまって、おいしいおいしいと食べている私であった。1号店も機会があれば行ってみたい。















