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2016年10月17日の大崎裕史の今日の一杯

東京都杉並区上北沢

華屋ら〜めん

昔、丸ノ内線の中野富士見町駅から7-8分の所に「華屋」という清湯系のおいしい店があった。個人的には好きだったのだが、コレクターなのとなかなか寄る駅ではないので数えるほどしか行けてない。そうこうするうちにその店は閉店してしまい、あんまり行ってないクセに寂しい気持ちになったりしたものだ。
男というのは「初恋の人」はもちろん、元カノとか、意外と忘れない生き物らしい。かくいう私も男なのでそういう生き物である(笑)。
だから「華屋」という新店ができた時に「もしやあの華屋?」と、そんなはずはないのにちょっと考えてしまうのが男のあさはかさ。ネット情報で違うとわかっていてもついつい足を運んでしまったのである。
店頭に「ただひたすらに、真剣に、妥協なく厳選した煮干を絶妙に生かして風味豊かな味わいに仕上げました」と書いてある。基本メニューの「華屋ら〜めん」750円は、店頭の説明にあるように「煮干しラーメン」である。ここのところ、都内には煮干しラーメンが増えているので普通の煮干しラーメンだと難しそうである。最初の一口はやや苦みがある煮干しが効いたスープで煮干し好きには良さそうなスープ。とはいっても、濃厚煮干しではなく、清湯系だ。あえて「煮干しラーメン」とは言わない程度の程よい効き方だ。
場所が上北沢駅から高速の下を通り過ぎてその高架下脇なので、ちょっと苦戦しそうな感じではあるが、沿線の煮干し好きの人に周知したら人気になるかもしれない。

お店データ

らーめん華屋

らーめん華屋

東京都杉並区下高井戸5‐10‐16 1階(上北沢)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。