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2024年10月2日の大崎裕史の今日の一杯

石臼挽き中華そば味玉付(1100円)+味噌バターコーンらあめん(1100円)

私が富良野の「とみ川」に行ったのは2000年代の前半。何度目かの旭川訪問の際に足を伸ばしてみた。当時は、RDBもグルメサイトもまだ充実しておらず、地元の人のオススメだった。印象に残る一軒だったが、その後の大活躍はスゴかった。札幌ラーメン共和国出店。ここでは何度も食べた。3000円の特別限定ラーメンを食べたこともあった。2010年にはいよいよ東京初お目見え、東京ラーメンショー2010出店。そして2回のミシュラン北海道掲載。2016年には中国・上海に出店し、海外進出を果たした。また、東京ラーメンストリートでの出店は記憶に新しい。もちろんそこでも食べている。
そして今度は私の監修案件への出店。あの富良野へ行った時、10数年後に、そのお店をこういう形で東京に出店いただくとは、誰が予想したであろうか。我ながら驚きである。

三井不動産が開発を手掛けた「東京ミッドタウン八重洲」の2階にある「ヤエスパブリック」に2023年の3月から「POPUPラーメン」として全国の名店をラーメンデータバンクの店舗監修で出店中。そこの第6弾として、10月1日から「富良野とみ川」が出店。早速、開店と同時に行ってきました。

まずは看板商品の石臼挽き中華そばを味玉入りで。
鶏ガラスープと煮干し出汁の和風味に三つ葉がいいアクセント。そこに北海道産小麦を皮ごと石臼で挽いた全粒粉を使い、小麦の風味豊かな中華麺を合わせている。こだわりの無化調スープでありながら、しっかりとした素材の旨味が伝わる一杯。チャーシューは3枚、2枚は豚、1枚が鶏。基本メニューが950円で同じようにチャーシューが3枚入るのはありがたい。ほとんどの食材を北海道から送ってるそうで送料も大変だがそんな中でのやり繰り。

次に味噌バターコーンらあめん。いつも中華そばばかり食べていたから、ここでの味噌味は初めてかも。
都内の人に「北海道の味噌ラーメンと言えば?」と聞くと多くの人が「味噌バターコーン」と答えるほど、定着したメニュー。(ラーメンチェーン「どさんこ」が導入し、逆輸入的に北海道にも増えていった、という説あり)安心安定、予想通りのおいしさ。
2025年1月末までの4カ月間、ヤエパブに登場です。お近くの方、ぜひどうぞ。最寄りは京橋駅ですがもちろん東京駅からも歩けます。私もここに行くときは、いつも東京駅から。帰りは京橋を使うこともたまに。
富良野に行くのは大変なので、この4カ月間の内に食べてみてください。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。