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2021年8月4日の大崎裕史の今日の一杯

東京都港区三田

ねぎ増しそば(少し店主のサービスあり)

2008年2月6日オープンだから、もう13年。早いなぁ。
もちろん何度も食べているが、最近はご無沙汰。
昨日、和歌山ラーメンの話題が出たときにこのお店の名前も出た。
「あれ?そこは和歌山ラーメンではないのでは?」
と反論する自信がないほどにご無沙汰しているのでこりゃ再確認しなきゃ、と行ってきた次第。

店名は店主の苗字「柴山」という字を「紫山」と読み間違える人がいることから付けたらしいが間違える人がいるのか?(笑)
サイドメニューの「豚ごわん」は店主のお子さんが昔、「ご飯」のことを「ごわん」と言っていたから。
そういや昨日の和歌山つながりで兵庫の和歌山ラーメン、「まっち棒」のお兄さんが出した「あじゅち屋」も子供の発声から取った店名だったような記憶。もっと確かなのは市川の「あけどや」。2歳(だった頃)の娘が名付け親。

ここの葱がおいしいので今回はねぎ増しそば 900円を注文。
し、しかし、久しぶりだったからのサービスとかで味玉やチャーシューが増量されていた。。。(ありがとうございます。写真が仕事で使えない(笑)。)味玉もチャーシューもおいしいので初めての方には全部盛りの紫(ゆかり)そば 1000円がオススメ。

店主は和歌山ラーメンの「のりや」と金沢文庫の名店「うめや」(他に「えんまや」でも経験)などで修業している。「のりや」の経験が長いのと直前まで働いていたからか、この店を和歌山ラーメンと間違えている人が多いようだ。ネットで検索しても和歌山ラーメンと出てくるケースが多い。店主に聞いても長い間、「うちは和歌山ラーメンじゃないですよ?」と説明していたらしい。またレビューを読むと和歌山ラーメンだと思いながら食べていて、「なんだか変わった和歌山ラーメン」と書いている人もいたり。いや、そもそも和歌山ラーメンじゃないし(笑)。どちらかと言えば、「うめや」に近い。でも、同じではなく、「うめや」と方向性は同じだがスープや麺は柴山さんが自分なりにこだわったオリジナル。そして無化調に修業先の「うめや」同様のこだわり。

大事なことなので再度言います。
「ここは和歌山ラーメンではありません!」

いや〜おいしいなぁ。動物系と魚介系のバランス、焦がし葱の風味、麺とスープの絡み、瑞々しいチャーシューの柔らかさと味のしみこみ。今日は並びが無かったが、行列店でもおかしくないおいしさだと思う。

たまには顔を出さないとなぁ〜。
なお、味は「うめや」よりだが、最近も「のりや」の元店主(今は売却してしまった)永井夫妻と会って親交を深めているらしい。(これ大事)

お店データ

中華そば むらさき山

中華そば むらさき山

東京都港区芝5-23-8(三田)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。