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2022年10月16日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区荏原中延

「粟国の塩そば」と「豚鴨つけそば」+つけそば用トッピング『RAMPoW』(写真)

1996年創業で「96年組」の1軒。ご夫婦の二人三脚で切り盛りしており、私と同じ60歳代でもあり、味覚が合うのかも?と思うくらい何を食べても何度味を変えても、どれも口に合う。創業当時から通っており、とは言っても1年に2-3回ペースでの訪問。ところが、今回は2年4カ月ぶりとなってしまった。前回から整理券方式になって「行きやすくなった」と思った反面、逆にタイミングを外してしまうことになったのだ。

今回は9時25分着整理券33番目、だいたい12時半くらいかな、と予想していたが少し時間がかかり、一杯目が出てきたのが13時11分。(随時LINEなどで到着時間を確認できる。)整理券配布終了もいつもより早く、大将のTwitter投稿によると12時14分には終了。早い、早過ぎる。夜に「ラーメン」のキーワードで自動録画している番組を確認していたら、10月11日(火)放送のTBSテレビ「マツコの知らない世界」で『メンマの旨い店』として紹介されていた。だからか〜。

今回は、粟国の塩そば 850円と豚鴨つけそば 850円につけそば用トッピング『RAMPoW』100円という組合せ。『RAMPoW』というのは2008年頃からしばらくの間、定休日の火曜日に『RAMPoW』と屋号を変えて、「多賀野」では出していないつけ麺を出すお店として営業していたことがある。その名前だが、今回は追加トッピングにその名前を付けたようで「とりぶし削り追加」となっていた。

まずは塩そば。18年7月以来、4年3カ月ぶり。こんなに間が空けば、印象も変わるだろうし、味も変えているだろうと思う。昆布や煮干し以外の節系が中心に感じられ、これはこれで今の私がちょうど欲していたような味わいで実においしかった。チャーシューやテレビで紹介されたメンマも実においしく、海苔やネギ、ちょっとの鷹の爪にしてもそれぞれが重要な役割を持っていてホントにおいしい。もちろん完飲。

そしてここではたいがい連食なのだが、その際にいつも驚くのが一杯目を食べ終えたと同時に二杯目が出てくること。一杯目の丼を持ち上げてスープを飲み干し、満足してぷは〜としながら丼を置くと、「つけそばの麺です〜」と出てくる。もちろん満席なのにお客さん全員の行動を見ているし、気配りが半端ない。連食する人がそんなに居るとは思えないが、このタイミングは見事としか言いようがない。次回は、ゆっくり食べてみようかな(笑)。

2杯目は豚鴨つけそばのとりぶし追加。たっぷりのとりぶしが実に効果的で豚鴨つけそば自体もおいしいのだが、別メニューを食べてる感じ。とりぶしの旨味が麺と絡んでダイレクトに口の中にやってくるので、一口一口が見事においしい。そしてスープ割りをしてこちらも完飲。欠点が見当たらないので百点満点!人気がありすぎることくらいかな(笑)。それと以前は二杯食べても問題なかったが、2杯とも完飲するので歳のせいかお腹いっぱいになってしまうこと。スープはおいしくて残すのはもったいないので次回の対策はつけそばの麺を少なめにしてもらうことくらいか。

帰り際、「塩つけそばがうまくなってますから、次回はぜひ!」と塩つけそばを勧められた。塩つけそばは前回食べているのだが、大将が言うときは改良されて、さらにウマくなっているはずなのでできるだけ早めに来て、塩つけそばを食べてみたい。

また、内緒話として聞いた話。お弟子さんが近々、千葉県某所で独立するかもしれないそう。物件が決まるといいな。久しぶりの独立かな?楽しみだ。もちろん、そこにも(ちょっと遠いが)食べに行く。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。