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2016年2月8日の大崎裕史の今日の一杯

東京都品川区荏原中延

中華そば

私の好きな店の一つ「多賀野」。会社からそんなに遠くもなく、好きな店でもコレクターゆえになかなか行かない。(行けない)しかし、今回は「ラーメンの麺を変えた」と聞いて行ってきた。いや、気持ち的に行かなくてはいても立ってもいられなかった。
注文は中華そば700円。
これまでの切刃が18番だったものを22番にしただけだとか。(簡単に言うと細くした)
しかし、その印象は随分違うものだった。小麦粉や麺帯を変えず、切刃や圧を変えるだけでこんなにも変わるモノなのか、と思うほど。私には「今風」に変わったように思えたのだが、店主は「最近はラーメン食べ歩きをしてないから「今風」の麺がどんな麺なのかはわからない。むしろ常連さんからは創業当時の麺に近いんじゃないか?と言われている」と。
もちろん、おいしいことには変わらない。
多賀野好きな方は行ってみてください。
(今は昼営業のみになってしまったので注意)
そして、多賀野に来るとだいたい2杯ずつ食べて帰る。
今回は、2杯目に粟国の塩そばを食べるつもりだったのだが2時過ぎに並んだら私の番の時には売り切れになっていた。そこで「からいつけそば」を850円。こちらはメニュー名のイメージほど辛くはなく、とてもおいしい。多賀野は何を食べてもおいしいのだ。
来る度に満足のため息が出る多賀野。
麺が変わっても相変わらず幸せのため息。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。