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2019年2月14日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区神田

【限定】金乃武蔵:金乃ショコら〜麵

麺屋武蔵神山@神田

久しぶりに「金乃武蔵」をやるとのことで行ってみた。タイミング的に『チョコ』だとは思ったが「チョコ」でどんなラーメンを出してくるのか?通常の「麺屋武蔵」の限定「チョコラーメン」は何度か食べたことがある。今回は「金乃武蔵」(ラーメンの枠を外し、原価を考えないで自由な発想から作られた限定ラーメン)なのだ。

タイトルは「金乃ショコら〜麵」2160円。
麺屋武蔵としてはチョコラーメンの限定を10年続けているが今までは「ガーナ」とのコラボだった。ところが今回は「ロッテ中央研究所」とのコラボ。ガーナに限定しなくなったということ。ラーメンの見た目でも「チョコ」は見えない。

ここからはチョコに詳しい人じゃないとわからないかもしれないが「カカオニブ」→「カカオバター」→「ココアパウダー」という生産工程の中で極上のカカオバターを採取し、これをラーメンの香味油に使用。麵にはココアパウダーを練り込み、麺を茹でるお湯もココアパウダーを煎じたもので麵にカカオの香りを閉じ込めている。

スープはなんと極上の蝦夷鹿。北海道の食肉料理集団「エレゾ」からの仕入れ。鹿骨と鹿肉と赤ワインでスープを取り、さらに鹿挽肉を加えてスープを澄ます。仕込みから完成まで四日、材料10kgから5リットルしか取れない贅沢スープ。しかも見た目、醤油ラーメン風だが醤油も塩も使わない「食材出汁」。風味を大事にするため薬味は不要。トッピングはカカオバターを使った蝦夷鹿の真空調理4枚。1枚はそのまま、他の3枚はそれぞれ抹茶、高級ペッパー、陳皮を包み、味の変化を楽しめる。またまたすごい一杯を作ってしまったようだ。

14日から17日まで1日10食限定、「麺屋武蔵神山」でのみ提供。

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。