この10年、ラーメン界で勢いを増したジャンルの一つが「家系」ではなかろうか。「吉村家」にルーツを持つ、豚骨醤油スープに太く短い麺の組み合わせ。近年では、勢いよく店舗を広げるチェーン店も登場し、「家系」の名前は一気に全国区になったと思える。
そのブームの立役者の一人と言える存在が、新中野に本店を置く「武蔵家」。その屋号で店を広げたのみならず、早稲田「武道家」、京都「麺家あくた川」、新橋「谷瀬家」など、各地にその流れを汲む店が出店している(なお、吉祥寺「武蔵家」は別系統の店で、両国、松本、沖縄に関連の店を持つ)。
「新中野武蔵家」の総大将として活躍してきた三浦慶太氏が、2021年8月に地元金町で独立。南口駅前の再開発ビルに自らの名を冠した「三浦家」を立ち上げ、早速行列店になっている。「ラーメン」を麺柔らかめで注文。デフォのラーメンが650円なのは、2021年の新店としては希少な存在。
「武蔵家」は豚骨が強い濃厚スープが印象的だが、この「三浦家」では、スープの奥からも醤油味が際立って感じられ、武蔵家のままではない、新しい味わいを上乗せしていこうとしているようにも感じられる。酒井製麺の太麺は「柔らかめ」にした事もあり、スープに馴染んで口の中で味わいが膨らんでいく。そして、こちらも終日ライスサービスあり。少し硬めに炊いたライスは、スープをかける事で調和していく。浸した海苔を巻いて食べるのももちろんアリ!

















