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2022年4月29日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区神田

牛ラーメン(小)

2022年4月22日オープン。二郎インスパイア系が追いつけないほど増えているが、こちらは「牛白湯」の二郎インスパイアなので珍しい。

地図を見ながら向かっていたら、遠目にビルの袖看板が見えた。その1階に行列があったのでそこに並んでいたら、よく見るとカレー屋さん。そこで間違いに気が付かずに「なんでカレー屋さんが牛白湯二郎系のラーメンなんだろう?」と考えてしまうところに、老いを感じてしまう。2-3分気付かずに並んでいて、ようやくその2階に目的の店舗があることに気が付いた(笑)。

券売機制ではなく、後会計。主なメニューは、牛ラーメン1200円、牛味玉ラーメン1320円、牛ラーメン肉マシ1700円、牛ラーメン肉マシマシ1900円、特製からあげ300円、からあげハーフ170円、牛アブラ飯300円、〆の牛ラーメン専用TKG300円、他。

牛ラーメンを麺小(100g、100円引き)で注文。二郎系と謳っておきながら麺100gを用意するなんてユニーク。連食なのでそれに乗っかった。無料トッピングはニンニク、野菜、アブラ、カラメだが、うっかり「無し」と答えてしまった。昼だからニンニクは我慢するつもりだったが、野菜とアブラは頼みたかったのだ、、、。失敗。

しばらくして登場したラーメンは、二郎っぽくない。麺少なめでヤサイも増さなかったのに何言ってんだ!って話だが、見た目が綺麗。二郎系なんて言わなくてもそそるビジュアル。

具はローストビーフ、もやし、紫玉ねぎ、青ネギ。ブラックペッパーと赤い粉末がかけられているがあまり辛さはない。カイエンペッパーかと思ったがあまり辛くないのでパプリカパウダーかな?ブラックペッパーはよく合う。追加でかけても良さそう。

スープはややとろみのある牛白湯塩味。これが思った以上においしい。また繰り返して言うが「二郎系」と言わなくてもいい新しいタイプのおいしさ。誰(どういう経歴の人)が作ったのだろう?(イタリアン出身らしい)
実によくできている。ローストビーフも増せばよかったと思ったほど、柔らかくておいしい。

私は気が付かなかったが、イケ麺さん情報だと『麺上げ時にテボの網に麺を擦り付けて麺の表面に傷をつけ、麺とタレの絡みを良くする台湾まぜそばと同じ手法』らしい。ますます「誰が作ったのだろう?」と気になる。麺は滋賀県の麦笑製麺所と共同開発したという極太麺。「豚人」「麦笑」「神豚」というラーメン店も経営している関西中心のグループ製麺所。最近、東京にも拠点を構え、増やしていきそう。

いやいや、予想以上においしくて驚いた。味は一本であとはトッピングメニューだが、野菜とアブラ増しでさらに肉増しでもう一回食べてみたいと思った。

お店データ

KANDA RAMEN STAND.

KANDA RAMEN STAND.

東京都千代田区神田鍛冶町3-5 一八ビル 2F(神田)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。