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2025年3月16日の大崎裕史の今日の一杯

宮崎県宮崎市南宮崎

ラーメン(900円)

宮崎でトップクラスに好きなお店が「拉麺男(ラーメンマン)」。そしてそこで修業したのがこちら。情報自体はもっと前に持っていたのだがなかなか宮崎へ来る機会が無く、来ないまま何年経ったことか。そんなこんなでやっと来ることができた。宮崎空港から比較的近くなので、空港からレンタカーで食べ歩きをする人なら一軒目に選んでもいい立地。(他に「シンジョー」「豚の恩返し」「風来軒」「椛」「ガツン」なども空港から比較的近い)
少し早く着いたので店からちょっと離れた専用駐車場に車を止めて車内で待った。小雨も降っていたので開店時間ちょうどに店へ向かう。離れた、と言っても徒歩数十秒の距離。なのに、土曜だからか、先客10人ほど。凄い人気だ。高齢者も多く、近くから来ているのではないかと思う。確か「拉麺男」で3年ほど修業し、独立。メニューは「拉麺男」風ではなく、ラーメンのみ。トッピングに煮玉子とチャーシューがあるだけ。学生は50円安くなっている。お子様ラーメン600円というのもあるのが、こういうところがお店(店主)の性格を表している。他に替え玉200円やおにぎり120円、ライス250円がある。連食予定なので替え玉もご飯物も我慢。
11時14分に出てきたラーメンは、いかにも宮崎とんこつラーメン。豚骨白湯スープにニンニク醤油タレを効かせ、具は青ネギ、宮崎もやし、柔らかくて味濃いめのチャーシュー5枚。喜多方並にデフォでチャーシューが多いのが嬉しい。
まずはスープ。少し置くと膜が張るくらいに濃厚。飲んでみると豚骨だけではなく醤油も効いている。具で特徴的なのは細もやし。これは宮崎ならでは。あと青ネギとメンマ。チャーシューが柔らかくて味濃いめでご飯を頼みたくなる味付けで実においしい。麺は中細ストレート麺。宮崎のラーメンを究めたわけではないけど、実に宮崎らしいとんこつラーメン。
宮崎は風来軒とその関連として、「拉麺男」「椛」「ガツン」などがあり、伝統の宮崎豚骨として「きむら」「栄養軒」「再来軒」等が存在する。「ラーメン洋」は「拉麺男」で修業した割に「きむら」風の宮崎ラーメンとの中間くらいに位置する印象。創業から15-6年経っているらしいが、地元密着型の愛されるラーメン店になっている。おいしかった。

お店データ

ラーメン洋

ラーメン洋

宮崎県宮崎市恒久4482-2(南宮崎)

このお店の他の一杯

    大崎裕史
    大崎裕史

    (株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。