なんとかデータベースラーメンカレーチャーハンぎょうざうどんそば
 
2019年3月9日の大崎裕史の今日の一杯

東京都千代田区東京

紅煮干しらーめん

2019年3月5日、「 KITTE丸の内B1Fキッテグランシェ」にオープン。
ラーメン職人であり、ミスターラーメンと異名を取ることもある前島司氏が率いる「せたが屋グループ」の最新ブランド。店舗を増やす毎に味を変え、革新的な発想でラーメン界に新境地を開拓してきた前島氏。羽田にあった店舗の2号店だが今回の出店を機に、味やコンセプトも変え、まったくの新店として新たな息吹を注ぎ込んだ。

基本メニューは「中華そば」820円。時代の先を行く商品開発が多かったが今回は、逆に王道の味。シンプルだからこそ難しい「中華そば」を完成させた。国産銘柄鶏「信玄鶏」を丸鶏で使用。ガラだけではなく、惜しみなく肉の旨味もスープに閉じ込めた。ひと啜りすると豊潤な鶏の旨味が押し寄せてくる。鴨油を香味油として使っているのも高級感を醸し出している。麺は北海道産小麦を使用した自家製細麺。スープとの相性抜群で多くの人に好かれるラーメン、永く愛される一杯といえよう。

そしてこの店限定で出してきたメニューが素晴らしい。その名は「紅の煮干しラーメン」1000円。驚くなかれ、紫のスープなのだ。これは煮干しベースのスープに身体に良いとされるビーツを加えたもの。見て驚き、食べて感動の逸品。

さらに紹介したいのは「よだれ鶏カレーライス」580円。どの中華料理店でも発想できなかった斬新なアイデアメニュー。この組み合わせがこんなにもおいしいコラボになるなんて。私は行く度に麺とこのカレーを両方頼んでしまうに違いない。

お店データ

極上中華そば 福味 東京駅KITTE店

極上中華そば 福味 東京駅KITTE店

東京都千代田区丸の内2-7‐2 KITTE丸の内B1Fキッテグランシェ(東京)

このお店の他の一杯

大崎裕史
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンフェスタ実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2024年6月末現在約14,000軒、約29,000杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。